こちらの記事は2018年12月17日の記事を2020年2月12日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・接写に強いカメラの選び方に以下の項目を追記いたしました。
最大撮影倍率で選ぶ
撮影感度で選ぶ
・以下の項目を2020年2月12日の情報に更新いたしました。
接写に強いコンパクトデジタルカメラのおすすめ
接写に強いカメラのおすすめ
この記事では、接写に関する基本情報や、適したカメラの選び方、おすすめ商品を紹介します。
カメラで撮影をする際、被写体をはっきりと撮影する方法を「接写」といい、通常の撮影よりも明確に被写体を撮影することが出来ます。
この記事を読むことで、自分の撮影に合ったカメラ購入の検討が出来ます。
接写とはそもそもなにか?
接写とは「マクロ撮影」「接近撮影」などとも呼ばれており、花や昆虫など、小さな被写体を撮影する時によく使われる撮影方法です。
接写は至近距離で撮影を行うため、背景や前景がボケるようになります。
接写を用いて被写体を撮影する場合は、接写用にピントを合わせる必要があり、専用レンズの使用や、専用の撮影機材、マクロ・接写モードを搭載したカメラが必要です。
接写の仕方
接写を用いて綺麗に撮影するためには、スマホカメラやデジカメに搭載されている「マクロモード」を活用することがポイントです。
マクロモードとは、スマホカメラやデジカメを使用の際に表示される「チューリップのアイコン」を選ぶことで行うことが出来ます。
スマホカメラやデジカメをマクロモードに切り替えることによって、ピントを合わせやすくなり、接写を用いて被写体を綺麗に撮影することができます。
スマホの中にはマクロモードが非搭載のものもありますが、マクロモードが搭載された専用のアプリも多く配信されているため、スマホの機能にマクロモードが無い場合は、専用のアプリで対応するとよいでしょう。
接写に強いカメラの選び方
次に、接写に強いカメラの選び方を、項目別に解説していきます。
機能でカメラを選ぶ
接写を目的とした場合、「マクロモード」が搭載されているカメラを選ぶことが重要です。
市販で販売されているカメラのほとんどにはマクロモードが搭載されていますが、カメラを選ぶ際は一応確認しておく必要があります。
最短撮影距離でカメラを選ぶ
製品情報の欄に「最短撮影距離」というものがあります。
マクロモードに切り替えて接写を行う際に、カメラと被写体との距離が、どの程度ピントの合った状態でいられるかを示すものです。
あらかじめ「最短撮影距離」を確認しておけば、接写の際に被写体にどれほど近づけるかの目安にもなります。
レンズサイズでカメラを選ぶ
撮影方法に関わらず、カメラの性能を決める基準はレンズにあると言われています。
写真のクオリティは接写など撮影方法に関わらず、レンズの大きさがそのクオリティを決めると言われており、レンズは大きいサイズの方がよいとされています。
取り扱いや、撮影者にあったサイズのレンズも一つの選び方ですが、写真のクオリティを取る場合は、大きめのレンズサイズを選ぶとよいでしょう。
販売メーカーでカメラを選ぶ
カメラを選ぶ際に、発売するメーカーも選ぶポイントです。
有名どころのメーカーで言えば、「キャノン」「ニコン」が、接写に強いデジカメを多く発売しています。
「富士通」「ソニー」なども高品質のカメラを多く発売しています。
信用のできるメーカーを選んでカメラを購入するのもポイントでしょう。
最大撮影倍率で選ぶ
画像として写る被写体の大きさを決める要素に、「最大撮影倍率」というポイントがあります。
最大撮影倍率はレンズによって決まっており、一眼レフのマクロレンズには撮影倍率が1倍という物もありますが、画像素子の小さいコンデジの場合は1/4倍が一般的です。
被写体を映し出す画像素子の大きさは、コンデジの場合、1型や1/1.7型などというモデルがあります。
長辺が6.2mmの、1/2.3型の画像素子が一般的ですが、最大撮影倍率が1/4倍の場合、被写体の大きさが25mmほどであれば、画面全体を活用してマクロ撮影を行うことが出来ます。
撮影感度で選ぶ
接写を行うときに、取り入れられる光量が減少する時があるため、「撮影感度」という項目が重要です。
満足に接写するためには、ISO6400ほどあるとよいでしょう。接写による光量の減少を気にせずに撮影できます。
接写に強いコンパクトデジタルカメラのおすすめ
以下は接写に強い、おすすめのコンパクトデジタルカメラです。
OLYMPUS TG-6REDはタフさが魅力
OLYMPUS TG-6REDは、防水性能や耐衝撃性能など、タフな性能を実現しており、ハードな環境でも安心して撮影を楽しむことが出来ます。
F2.0の明るい高解像力レンズに加えて、「Hi-speed裏面照射型CMOSイメージセンサー」と、最新の画像処理エンジンを組み合わせることにより、高画質を実現しています。
4種類のマクロ撮影モードと、別売りの2種類のマクロ撮影用アクセサリーからなる「バリアブルマクロシステム」。により、ミクロの光景を緻密に写し出すことができます。
全周⿂眼対応の「フィッシュアイコンバーターレンズ」など、水中撮影対応のアクセサリーが充実しているのも魅力でしょう。
マクロ撮影用のアクセサリーや、コンバーターレンズなど、豊富なアクセサリーによる拡張性に優れています。
パナソニック DC-TZ95-Wは忠実な質感描写が可能
パナソニック DC-TZ95-Wは、4CPUによる高速演算処理と、緻密な画質チューニングが魅力の「ヴィーナスエンジン」により、自然なノイズ感と、立体的な解像感、自然な色再現を実現しています。
夕焼けや青空、木々の葉などのグラデーションなど、被写体の持つ美しさを再現するために、忠実な質感描写が可能です。
タッチAFであれば構図を決めて、撮りたい被写体をタッチするだけのかんたんな操作により、ピントにもこだわった撮影も手軽に行えます。
ソニー Cyber-shot DSC-RX100M7は瞬時に捉えられる
ソニー Cyber-shot DSC-RX100M7は、高速性と追随性に優れている「像面位相差検出AF方式」と、高精度な「コントラスト検出AF方式」を併用した「ファストハイブリッドAFシステム」を搭載しているカメラです。
レンズ駆動制御も最適化しており、0.02秒の高速AFにより、すばやく動く被写体でも瞬時に捉えることが可能です。
快適な撮影がサポートされている高性能の「光学式手ブレ補正機構」も搭載されています。
ソニー独自の手ブレ補正アルゴリズムにより、200mmの望遠域が4.0段の補正効果を実現しています。
Nikon COOLPIX A1000はタッチ操作が便利
Nikon COOLPIX A1000は、約103万ドットもの高精細なタッチパネル大型モニターにより、すばやいメニュー操作と、タッチ撮影が可能です。
一般的なチルト式よりもモニターの可動域が広く、撮影アングルの自由度が高いため、容易に構図確認をすることが出来ます。
ハイアングルや、ローアングルでの撮影や、自分撮りもスムーズに行えるため、ベストなアングルを探すことが出来ます。
夜景や、薄暗い室内でもキレイに撮影できるのも魅力です。
裏面照射型CMOSセンサーと、高性能画像処理エンジンEXPEEDにより、高感度時でも高い解像感を保ちつつ、暗所でも効果的にノイズを抑えることが出来ます。
RICOH WG-6は6灯のLEDライトが特徴
RICOH WG-6は、レンズ外周に搭載されている、調光可能かつ点灯箇所を選べる6灯のLEDライトが特徴です。
被写体全体を明るく照らすことに影を消したり、一方から光を当てることで、陰影を強調して立体感を演出できるマクロ撮影など、様々な撮影に使うことができます。
カメラボディを守るシリコン製のプロテクタージャケットは、装着することでカメラをしっかりと持ちやすくなります。
接写に強いカメラのおすすめ
以下は接写に強い、おすすめの一般的なデジタルカメラです。
パナソニック DC-FZ1000M2は高感度な1.0型センサーが特徴
パナソニック DC-FZ1000M2は、有効画素数2010万画素の高感度な1.0型センサーが特徴の、接写におすすめのカメラです。
1/2.3型センサーと比べて、約4倍もの面積をもつ大型センサーが、浅い被写界深度を実現し、被写体をより立体的にとらえる事が出来ます。
入射する光を増やすことにより、ノイズを抑えて光量が少ない夜景や、暗い室内でも美しい画づくりが可能です。
パナソニック DC-FZ85-Kは望遠撮影対応
パナソニック DC-FZ85-Kは、望遠1200mmの撮影に対応しているカメラです。
肉眼では細部まで認識不可能な遠方のモニュメントや遠方の建築物など、大きく離れた被写体でも、臨場感のある撮影を楽しむことが可能です。
光学60倍ズームと「超解像技術」の応用で実現している超解像iAズームを使えば、1810万画素のセンサーを活かした高い解像感で、120倍までズームアップすることができます。
W端で被写体に1cmまで近づいた場合もピントが合う「AFマクロ」に対応しており、被写体の細部まで写すことが出来ます。
接写に強いカメラ まとめ
- カメラ選びの一番のポイントは、接写などの撮影方法に関わらず、レンズサイズが大きいカメラを選ぶのがポイントです。
- カメラタイプも、「コンパクトデジタルカメラ」「一眼レフデジタルカメラ」など、拘りや使いやすさを考慮して選びましょう。
- 製品情報の「仕様」に記載されている「最短撮影距離」は接写距離の目安になるので、撮影前に確認することがポイントです。
- カメラを購入する際は、そのカメラがどのメーカーから発売されているかを把握し、安心できるメーカーを選びましょう。
- 状況や用途を想像して、それらに適した機能が搭載されているカメラを選ぶのもポイントの一つです。