自宅でも通勤通学の電車内でも、動画や電子書籍などのコンテンツを手軽に楽しめるのがタブレットです。

携行性では最も小型の7インチが有利ですが、最近はスマートフォンが大画面化していることもあり、タブレットも差別化のために8インチの人気が高まっています。そこでここでは8インチタブレットの特徴とおすすめのモデルについて解説します。

8インチタブレットのメリット

アップルを創設したスティーブ・ジョブズは、iPhoneの大型化には否定的だったといわれています。

それが今ではiPhoneを含むスマートフォンの多くが大画面化を競っています。タブレットも7インチではもはやスマホと大差がない状況です。そこで注目されるのが8インチです。

スマートフォンより一回り大きな画面を持ちながらノートパソコンよりも携行しやすく、片手で持てるので通勤電車でも手軽に利用することができます。価格が安く、機種のバリエーションが豊富なことも魅力です。

10インチタブレットとの比較

8インチタブレットはSNSやネットショッピングを楽しむにはじゅうぶんなサイズですが、動画や電子書籍のビューワーとしては物足りなさを感じてしまうかもしれません。

たとえば10インチタブレットを横にすると電子書籍を左右見開きで読むことができます。でも8インチでは、片側1ページを縦に表示するのがやっとです。

サウンドも、10インチタブレットは内蔵スピーカーが大きく音質も良好で、8インチとはかなり差があります。8インチは携帯性に優れたサイズですが、自宅で使うことが多い人には10インチのほうがメリットがあります。

8インチタブレットの選び方

8インチタブレットを選ぶ際は以下のポイントをおさえましょう。

OSでタブレットを選ぶ

8インチタブレットの外観はどれも似たような感じですが、基幹ソフトのOSは3種類あって、それぞれに使い勝手がちがいます。そのうちiPadのiOSと、Googleが開発したAndroidはモバイル専用のOSになります。

この両者の大きな違いとしては、iOSを開発したAppleが端末のハードウェアとOSを自社の主導で開発しているのに対し、Androidは端末の製造販売とOSの展開を外部メーカーにゆだねていることがあげられます。

iOSとAndroidはどちらも使いやすいOSですが、Androidのほうが対応するハードウェアやアプリが多く、本体価格もiPadよりずっと安価です。

3番目のWindowsはモバイル専用ではなく、パソコン用に開発されたOSです。そのためAndroidやiOSのようにタブレット専用に開発されたOSに比べると、シンプルさに欠けるところがありますが、Windowsパソコン用のアプリや周辺機器がそのまま使えるメリットがあります。

CPUでタブレットを選ぶ

CPU(Central Processing Unit)はタブレットをはじめコンピュータの演算やデータ管理を行う最も重要な集積回路です。CPUの性能の善し悪しは、コンピューターの性能に直結します。

パソコン用のCPUはインテルの一人勝ち状態ですが、タブレットやスマホなどのモバイル用CPUはインテルのAtom(アトム)、NVIDIAのTegra(テグラ)、クアルコムのKryo(クライヨ)などが激しい市場競争をくり広げています。

ちなみにCPUは人間の頭脳にたとえられますが、厳密にはCPUの仕事は演算処理が中心で、データの記憶はメモリーやストレージが受け持っています。

パソコンではCPUやメモリーチップ、画像処理用のGPUなどのパーツは別々に実装されていますが、タブレットなどの携帯端末はボディが小さいため、CPUやメモリー、GPU、デジタル信号処理を行うDSC、Wi-FiやLTEモデムなどの主要パーツを「SoC」という半導体チップに統合しています。

たとえばクアルコムのハイエンドSoCのひとつ、Snapdragon845には、8コアCPUのKryo385、GPUのAdreno630、LPDDR4メモリーなどが1個のチップに内蔵されています。

CPUのクロック周波数

CPUはいくつもの演算処理を同時並行でこなしています。そのため作業のタイミングを合わせるために、「クロック信号」と呼ばれるパルス信号を一定の周期で発信し、メトロノームのように作業のテンポを合わせています。

正弦波のクロック信号を1秒間に1000回発生させると周波数は1kHzになります。CPUのクロック周波数が高ければ高いほど、多くの演算を同時に処理できることになります。

現代のCPUのクロック周波数は「GHz」の領域にあります。仮にクロック周波数が2GHzだとしたら、1秒間あたり20億回のパルス信号を発信している計算になります。

CPUのコア

「コア」とはCPUの内部で演算処理を行うパーツです。コアが1個なら、1度に処理できる仕事も原理的には1つになります。そこでコアを増やせば処理能力が高まることになります。現代のパソコンやモバイル端末では、複数のアプリを同時に実行したり、さまざまな操作を並行して処理しなければなりません。そこでコアを複数にすれば処理速度が上がります。タブレットの場合、CPUは4コア以上が理想です。

メモリー容量でタブレットを選ぶ

コンピューターをはじめ、スマホやタブレットには、メモリーとストレージという記憶装置があります。メモリーは一時的にデータを記憶する領域のことで、RAMと呼ばれる半導体が使われています。

RAMはデータ保持に電気が欠かせないため、電源を切ると記憶したデータは消去されます。逆にストレージはHDDやフラッシュメモリーのように電源を切ってもデータを保持できる補助記憶装置です。

スマホやタブレットのストレージには内部ストレージと外部ストレージがあります。外部ストレージはmicroSDカードを挿入することで増やすことが可能ですが、メモリーと内部ストレージは増やせません。

メモリー容量は多ければ多いほど使い勝手がよくなります。

8インチタブレットのおすすめ

Lenovo(レノボ) TAB4 8 Plus

LenovoのTAB4 8Plusは、Android7.1を搭載した最新の8インチタブレットです。CPUは8コアのAPQ8053で、クロック周波数は2GHzです。メモリーは4GB、ストレージは64GBを搭載しています。ディスプレイは1920×1200のIPS液晶で、Webや電子書籍、動画などの幅広いコンテンツを、高精細の画面で楽しむことができます。

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Huawei(ファーウェイ) MediaPad M5

ファーウェイのMediaPad M5」は、ディスプレイにWQXGA(2560×1080)の8.4インチ高精細IPS液晶を搭載した、ハイスペックなタブレットです。

CPUは Kirin 960 8コアで、 クロック周波数2.4GHzのコアを4個と、1.GHzのコアを4個で計8コアの構成です。メモリーはRAMが4GB、ストレージのROMが32GB、スピーカーは2個で、アメリカの高級オーディオブランド、ハーマンカードン社のチューニングによる、クオリティの高いサウンドを実現しています。

8インチタブレットのまとめ

  • 8インチタブレットは携行性の高さと、スマホより大きな画面サイズで人気があります。
  • 8インチタブレットは10インチに比べ携行性に優れる反面、動画や電子書籍を楽しむには画面が小さいのが欠点です
  • タブレットのOSは大きく分けてiOS、Android、Windowsの3種類があります。