2010年発売のiPadが火付け役になったタブレットブームで、当初は一時的な流行のようにも思われましたが、今ではインターネットや電子書籍のコンテンツビューワーとしてすっかり定着しています。

現在も市場には多くの最新モデルが投入され、サイズのバリエーションも7インチから15インチまであり、選択に迷うほどですが、人気の中心は10インチモデルになります。

このクラスは動画や電子書籍が見やすく、モバイル用途には適しませんが、個人が自宅で利用するにはぴったりのサイズです。そこで今回は10インチのタブレットに焦点を当てて解説します。

10インチタブレットのメリット

10インチというサイズは携帯としては大きめですが、電子書籍のビューワーとしては雑誌や漫画を見開きで読めるサイズです。

ビジネスシーンでも、顧客へのプレゼンやノートパソコンの代替えにもできるサイズとして需要が増加しています。代表的な10インチタブレットのディスプレイを比較すると、iPadの9.7インチモデルは画面解像度が2048×1536で、横と縦の比率は約1.3対1になります。

またAndroid系ではフルハイビジョンの1920×1080(約1.8対1)か、パソコンのWUXGA相当の1920×1200(1.6対1)が主流です。Windowsタブレットはマイクロソフト製が1.5対1の比率です。

ちなみにデジタルカメラの35mmフルサイズ版の縦横比は1.5対1。出版物や印刷用紙のA版やB版は、白銀比と呼ばれる√2対1(約1.4対1)を採用しています。

電子書籍も同じ比率ですので、縦横比からいえばWindowsタブレットは写真向けで、電子書籍の閲覧はWindowsタブレットかiPadのほうが無駄が少なく、動画はAndroid系のほうが画面の余白が少ない計算になります。

10インチタブレットの選び方

10インチ以上のディスプレイを搭載したタブレットは、プライベートからビジネスシーンまで幅広く活用できる汎用性を備えています。商品バリエーションも豊富ですので、以下にあげるポイントを参考にして、ご自身のニーズに合ったモデルを選んでください。

10インチタブレットの選び方:OS

タブレットのOSはiPadのiOS、Android、Windowsの3種類があります。

そのうちiOSとAndroidはモバイル専用のOSですが、iOSはハードウェアとソフトウェアを一体でAppleが自社開発しているのに対して、Androidの開発元のGoogleはハードウェアを自社開発せず、ソフトもサードパーティー(第三者団体)主体で展開している、というちがいがあります。

iOSもAndroidも使い勝手は良好ですが、Androidは参入企業が多いぶん対応アプリのバリエーションが豊富で、ハードウェアも数が多く、価格も安価です。

一方、三番目のWindowsはもともとパソコン用のOSですから、タブレットとしての使い勝手は劣りますが、パソコン用のソフトや周辺機器をそのまま使えるメリットがあります。

ハードウエアもタブレットというよりキーボードを外せるノートパソコンという構成がメインです。

10インチタブレットの選び方:通信方式

タブレットの通信方式も3種類に分けることができます。ひとつは携帯各社が販売しているキャリア向けのLTEモデルで、タブレットを購入するとき携帯電話回線を同時に契約することになります。

ふたつめがSIMフリーモデルです。これは大手携帯電話会社以外の格安携帯電話キャリア(MVNO)が提供するSIMカードを別に購入して本体に挿入することで、インターネット回線に接続できるモデルです。

SIMフリーモデルは、キャリアモデルと同様に、携帯電話回線を使って外出先でもインターネットに接続できますが、月々の通信料金がかかります。3番目の通信方式は、無線LANを使うWi-Fiモデルです。

もしも自宅でWi-Fiネットワーク環境を構築していれば、タブレット用の通信回線を契約しなくても、Wi-Fiの電波を受信してインターネットを利用することができます。

ただし外出先で利用するには、モバイルWi-Fiルーターを別に入手しなければなりません。モバイルWi-Fiの通信エリアは携帯電話ほど広くないので、モバイルとして利用したい人には、キャリアモデルかSIMフリーモデルをおすすめします。

10インチタブレットの選び方:機能

タブレットはモバイルとしての利用が前提ですが、10インチクラスになるとノートパソコンの代替え的な用途もあります。周辺機器を利用する人は、購入前にインターフェイスの装備内容をチェックしておきましょう。

接続用の端子の種類もUSB・Type-CやmicroUSB、Lightningなどさまざまです。ご自分の用途にマッチするモデルを選んでください。

10インチタブレットの選び方:容量

タブレットを選ぶ際には、メモリとストレージの容量のチェックも外せません。メモリは多ければ多いほど操作が快適になります。最低でも2GB以上、できれば4GB以上はほしいところです。

ストレージの容量も動画や写真や音楽をたくさん保存しているとすぐに足りなくなります。容量不足になってきたら、microSDカードを挿入して拡張することができます。

10インチタブレットのおすすめ

ファーウェイ HUAWEI MediaPad M5 lite

HUAWEIのMediaPad M5 liteは解像度1920×1200の10.1インチ液晶ディスプレイを搭載した高コスパのタブレットです。CPUは8コアのKirin659を搭載しています。

高級オーディオで知られるHarman Kardonがチューニングした高音質スピーカーと7500mAhの大容量バッテリーを搭載しています。また筆圧感知レベル2048段階のスタイラスペン(別売り)に対応し、手書きのメモや描画など、さまざまな用途に活用できます。

マイクロソフト Surface Go MHN-00014 64GB

マイクロソフトのSurface Go MHN-00014は、OSにWindows10を搭載した10インチのタブレットです。ディスプレイの解像度は1800×1200ドットで、35mmフィルムと同じ縦横比です。

別売りの専用Surfaceペンを使うと、4096段階の筆圧と傾きに対応し、紙に鉛筆で書くように繊細で自然な描画が可能です。CPUはPentium Gold4415Y。無線通信はWi-Fi無線LANとBluetoothに対応しています。

アップルでおすすめの10インチタブレット

iPad 9.7インチ Wi-Fiモデル 32GB

アップルの新型9.7インチiPadは第6世代のタブレットで、Wi-FiモデルとWi-Fi&LTEモデルをラインアップしています。ディスプレイはマルチタッチ対応の9.7インチ、2048×1536ドットのRetinaディスプレイを搭載しています。

動画や写真を高精細で表示するだけでなく、従来「iPad Pro」シリーズだけに対応していたApple Pencil(別売り)を新たにサポートしています。CPUはA10 Fusion、ストレージは32GBと128GBで選択可能です。

created by Rinker
Apple(アップル)
¥40,809(2019/03/19 00:56:12時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
Apple(アップル)
¥40,809(2019/03/19 00:56:13時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
Apple(アップル)
¥52,689(2019/03/19 00:56:13時点 Amazon調べ-詳細)

10インチのタブレットについてのまとめ

  • タブレットで最も人気のサイズは10インチクラスです。
  • タブレットのOSは3種類あり、そのうちiOSとAndroidはモバイル専用のOSです。
  • タブレットの通信方式はキャリア向けモデルやSIMフリーのLTEと、Wi-Fiに大別できます。