こちらの記事は2019年2月8日の記事を2020年3月18日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・おすすめのお絵かきタブレットを2020年3月18日の情報に更新いたしました。

ここではプロの作画からお子様の落書きまで幅広く利用できる、最新のお絵かきタブレットについて解説します。

パソコンやタブレットが私たちの暮らしに浸透し、かつてはデジタル作画家の専用アイテムだったペンタブレットも、今では「お絵かきタブレット」として、一般にも普及しているのが特徴です。

この記事を読むことで、自分の合ったお絵かきタブレット購入の検討が出来ます。

お絵かきタブレットとはなにか?

タブレット(tablet)という言葉から皆さんがまっさきに思い浮かべるのは、大きなスマートフォンのようなモバイルパソコンでしょう。

しかし、iPadが普及する以前のデジタル業界では、タッチペンで漫画やCGを作画する「ペンタブレット(略してペンタブ)」のことを「タブレット」と呼んでいました。

CG制作には性能のよいパソコンが必要です。プロ用の「ペンタブ」の多くは、パソコンに接続して使うことを前提にしています。

それに対して「お絵かきタブレット」は基本的にモバイルパソコンであるため、スケッチブックのように好きなところに持ち運んで描くことができます。

描画性能はプロ用のパソコンとペンタブの組み合わせにはかないませんが、「お絵かきタブレット」は単体で手軽に使えるというメリットがあります。

おすすめの機能

「お絵かきタブレット」になくてはならない機能のひとつが、筆圧感知機能です。

筆圧感知(または筆圧検知)は、タッチペンの筆圧と傾きをセンサーで感知し、線の太さや濃淡、タッチなどに変化をつける機能です。

筆圧感知に対応したタブレットと専用ペンを使えば、本物のペンや筆のような感覚で描線のタッチを変えることができます。

筆圧感知機能に対応できるタブレットは、液晶ディスプレイにアクティブES方式か電磁誘導方式という特別なパネルを採用したモデルに限られますが、Apple Pencilのようにペン自体が筆圧や傾きを検知して、描線に反映させるモデルもあります。

ペンタブレットの筆圧感知機能は、商品概要の筆圧感知レベルで性能の善し悪しがわかります。

例として、筆圧感知レベルが1024であれば、筆圧の強弱を0~1024までの間で感知できることになります。

プロ用の最高級モデルでは8192まで感知できるものもありますが、一般には2048もあれば充分でしょう。

また、お絵かきタブレットは利き手でペンを持つため、タブレット本体を両手で支えることができません。

デスクやテーブルにタブレットを置いて利用する方は、縦置き横置きや角度調節に対応した専用のスタンドがあると便利でしょう。

お絵かきタブレットでのおすすめのメーカー

アップル(Apple Inc.)

アメリカ合衆国に本社を置くアップル社はパソコンをはじめ、インターネット関連機器やデジタル家電製品を製造販売し、ソフトウェアを開発する世界的な大企業として知られています。

同社が2010年に発売したiPadシリーズは、今では当たり前になっているタブレット型パソコンの元祖といえる製品です。

マイクロソフト

マイクロソフトはアメリカ合衆国を代表するIT企業の草分け的な存在です。

同社が2012年から販売しているSurfaceシリーズは、別体のキーボードを装着してノートパソコンとしても使用できる「2in1」のタブレット型パソコンで、付属のタッチペンを使う事でペンタブレットとしても利用することができます。

株式会社ワコム

埼玉県加須市に本社を置く株式会社ワコムは、パソコン用のペンタブレットとCADの関連製品を得意とする日本の電子機器メーカーです。

ペンタブレットでは国内シェアの99パーセントを誇り、日本はもちろん広く世界中で愛用されています。

お絵かきタブレットの選び方

サイズでタブレットを選ぶ

サイズでタブレットを選ぶのもポイントです。

ペンタブレットはスマホと違い、ディスプレイを囲む枠(ベゼル)の幅が広いため、本体のサイズはディスプレイよりもひとまわり以上大きくなります。

お絵かきタブレットを選ぶときは、ディスプレイのサイズだけでなく、本体サイズもあわせて確認することがおすすめです。

解像度でタブレットを選ぶ

「解像度」とは、液晶ディスプレイを構成する光の点(ドット)の数のことです。

カタログに「解像度 1280×800」と記載されたモデルは、ディスプレイが横1280個、縦800個の点で構成されています。

タブレットを選ぶ際は、ディスプレイのサイズが同じでも、解像度がちがうと画像の精細さや、表示できる広さに違いが出ることに注意が必要です。

お絵かきタブレットの種類

お絵かきタブレットにはいくつかの種類があります。

最もシンプルなペンタブは「板タブ」とも呼ばれるタイプです。

タッチペンで触れるセンサーのボードであり、液晶タブレットの様にディスプレイは搭載されていないのが特徴です。

安価ですが、パソコンに接続しなければ、自分が描いた文字や絵を見ることができません。

そこでセンサーのボードにタッチパネル式液晶ディスプレイを搭載したペンタブが、通称「液タブ」です。

描いた線をそのまま見れるのが、板タブと比べた場合のメリットでしょう。

上記は基本的にパソコン専用の入力装置で、パソコンがなければ使えませんが、アイパッドのような一般向けのタブレットを「お絵かきタブレット」は、単体で使えるタブレット型パソコンが主流です。

おすすめのお絵かきタブレット

第7世代 Apple iPad 10.2インチはAppleの最新タブレット

第7世代 Apple iPad 10.2インチは、綺麗なRetinaディスプレイにより、鮮やかで高解像度の画像を美しいまま表示できるのが特徴です。

パソコンのように打てるSmart Keyboardに対応しており、普通のパソコンとして使うのも簡単に行うことが出来ます。

Apple iPad Pro 11インチは最新モデルより大きい

AppleのApple iPad Pro 11インチモデルは、タブレット型パソコンのパイオニアともいえるApple社のモデルです。

ディスプレイはApple自慢の液晶であるRetinaディスプレイを採用しており、2,388×1,668の解像度を誇ります。

別売りのApple Pencilを使う事で、お絵かきタブレットとしても十分に活用する事ができます。

ワコム  MobileStudio Pro 13は視差が少ない

ワコム  MobileStudio Pro 13は、高いPC性能とグラフィック性能により、どこでも絵が描けるタブレットです。

長期間の使用にも耐える長寿命バッテリーや、作業効率の向上にもつながる機能を搭載しているのも特徴です。

視差が少ない自然なディスプレイを採用しているため、思い描いた線を描くのに役立っています。

マイクロソフト Surface Pro 7は軽くて高性能

マイクロソフト Surface Pro 7は、軽いながらも、12.3インチタッチスクリーンと高速な処理性能を備えたタブレットPCです。

強力なインテルCoreプロセッサと、前モデルから改良されたバッテリー性能と画質を備えており、多くのマルチタスク作業も快適に行うことが出来ます。

筆圧4096段階に対応するSurface Penに対応しているため、本格的なお絵描きも行うことが出来ます。

お絵かきタブレットについてのまとめ

  • お絵かきタブレットとは、専用のタッチペンを使って手書きで作画できるタブレット型パソコンのことをいいます。
  • お絵かきタブレットには単独で使えるタブレット型パソコンタイプと、別体のパソコンに接続して使うペンタブがあります。