パソコンやタブレットが私たちの暮らしに浸透し、かつてはデジタル作画家の専用アイテムだったペンタブレットも、今では「お絵かきタブレット」として、一般にも普及しています。ここではプロの作画からお子様の落書きまで幅広く利用できる最新のお絵かきタブレットについて解説します。

お絵かきタブレットとは

まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。

おすすめのお絵かきタブレット

タブレット(tablet)という言葉から皆さんがまっさきに思い浮かべるのは、大きなスマートフォンのようなモバイルパソコンではないでしょうか。でもiPadが普及する以前のデジタル業界では、タッチペンで漫画やCGを作画する「ペンタブレット(略してペンタブ)」のことを「タブレット」と呼んでいました。CG制作には性能の良いパソコンが必要です。

そのためプロ用「ペンタブ」の多くはパソコンに接続して使うことを前提にしています。それに対して「お絵かきタブレット」は基本的にモバイルパソコンですから、スケッチブックのように好きなところに持ち運んで描くことができます。描画性能はプロ用のパソコンとペンタブの組み合わせにはかないませんが、「お絵かきタブレット」は単体で手軽に使えるメリットがあります。最近ではプロでも満足できる高性能のお絵かきタブレットも増えてきています。

おすすめの機能

「お絵かきタブレット」になくてはならない機能のひとつが、筆圧感知機能です。筆圧感知(または筆圧検知)はタッチペンの筆圧と傾きをセンサーで感知して、線の太さや濃淡、タッチなどに変化をつける機能です。筆圧感知に対応したタブレットと専用ペンを使えば、本物のペンや筆のような感覚で描線のタッチを変えることができます。

筆圧感知機能に対応できるタブレットは、液晶ディスプレイにアクティブES方式か電磁誘導方式という特別なパネルを採用したモデルに限られますが、Apple Pencilのようにペン自体が筆圧や傾きを検知して、Bluetoothでタブレット本体にデータを送り、描線に反映させるモデルもあります。ペンタブレットの筆圧感知機能は、カタログに記載された筆圧感知レベルで性能の善し悪しがわかります。たとえば筆圧感知レベルが1024であれば、筆圧の強弱を0~1014までのステップで感知できることになります。プロ用の最高級モデルでは8192まで感知できるものもありますが、一般には2048もあればじゅうぶんでしょう。

また、お絵かきタブレットは利き手でペンを持つため、タブレット本体を両手で支えることができません。デスクやテーブルにタブレットを置いて利用する方は、縦置き横置きや角度調節に対応した専用のスタンドがあると便利です。

お絵かきタブレットでのおすすめのメーカー

アップル(Apple Inc.)

アメリカ合衆国に本社を置くアップル社は、パーソナルコンピューターをはじめ、インターネット関連機器やデジタル家電製品およびソフトウェアを開発製造販売する世界的な大企業として知られています。同社が2010年に発売したiPadシリーズは、今では当たり前になっているタブレット型パソコンの元祖といえる製品です。

マイクロソフト(Microsoft Corporation)

マイクロソフトはアメリカ合衆国を代表するIT企業の草分け的な存在です。同社が2012年から販売しているSurfaceシリーズは別体のキーボードを装着してノートパソコンとしても使用できる「2in1」のタブレット型パソコンで、付属のタッチペンを使ってペンタブレットとしても利用することができます。

株式会社ワコム(Wacom Co., Ltd.)

埼玉県加須市に本社を置く株式会社ワコムは、パソコン用のペンタブレットとCADの関連製品を得意とする日本の電子機器メーカーです。ペンタブレットでは国内シェアの99パーセントを誇り、日本はもちろん広く世界中で愛用されています。

お絵かきタブレットの選び方

お絵かきタブレットを選ぶときは、筆圧感知レベルのほかに、サイズや解像度などをチェックしましょう。

サイズでタブレットを選ぶ

ペンタブレットはスマホとちがって、ディスプレイを囲む枠(ベゼル)の幅が広いので、本体のサイズはディスプレイよりもひとまわり以上大きくなります。お絵かきタブレットを選ぶときは、ディスプレイのサイズだけでなく、本体サイズもあわせて確認することをおすすめします。

解像度でタブレットを選ぶ

「解像度」とは、液晶ディスプレイを構成する光の点(ドット)の数のことです。たとえばカタログに「解像度 1280×800」と記載されたモデルは、ディスプレイが横1280個、縦800個の点で構成されています。ディスプレイのサイズが同じでも、解像度がちがうと画像の精細さや、表示できる広さにちがいが出ます。

お絵かきタブレットの種類

最もシンプルなペンタブは「板タブ」とも呼ばれるタイプで、タッチペンで触れるセンサーのボードにディスプレイの機能がありません。板タブは安価ですが、パソコンに接続しなければ、自分が描いた文字や絵を見ることができません。そこでセンサーのボードにタッチパネル式液晶ディスプレイを搭載したペンタブが、通称「液タブ」です。「板タブ」と「液タブ」は現在でも漫画家やイラストレーター向けのデジタル作画ツールとして数多く販売されています。それらは基本的にパソコン専用の入力装置で、パソコンがなければ使えません。一般向けの「お絵かきタブレット」は、単体で使えるタブレット型パソコンが主流です。

おすすめのお絵かきタブレット

Apple iPad Pro 11インチ

AppleのApple iPad Pro 11インチモデルは、タブレット型パソコンのパイオニアともいえるApple社の最新モデルです。ディスプレイはApple自慢の液晶Retinaディスプレイ。スリムベゼルの全画面タイプで、解像度は2,388×1,668ドットを誇ります。別売りのApple Pencilを組み合わせて、プロ仕様のお絵かきタブレットとしても活用できます。

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ワコム Cintiq Pro 13 (DTH-1320/AK0)

ワコムのCintiq Pro 13は、13.3型のフルハイビジョンディスプレイを装備した、コンパクトな液晶ペンタブレットです。Adobe RGBのカバー率が87%と色精度が高く、筆圧感知レベルも8,192というプロ仕様の性能を誇ります。対応OSはWindows7以降と、Mac OS X 10.11以降。タブレットパソコンではありませんので、対応パソコンが必要です。同社のタブレットPCをお求めなら、Windows10搭載の MobileStudio Pro13 13.3インチがおすすめです。


Microsoft Surface Pro 6

Surface Pro 6はマイクロソフトが開発販売している「2in1」タイプの多用途タブレットです。CPUに最新のIntel Coreプロセッサを搭載。OSは完全版のWindows 10 Home なので、パソコンとの親和性が高く、別売りのカバー兼キーボードを装着すればノートパソコンになり、専用タッチペンを使えばペンタブレットに早変わりします。

お絵かきタブレットのまとめ

  • 「お絵かきタブレット」とは、専用のタッチペンを使って手書きで作画できるタブレット型パソコンのことをいいます。
  • 「お絵かきタブレット」には単独で使えるタブレット型パソコンタイプと、別体のパソコンに接続して使うペンタブがあります。
  • 「お絵かきタブレット」は筆圧感知機能を備えたタブレットと専用ペンがおすすめです。