こちらの記事は2022年6月25日に加筆修正いたしました。
この記事では、ワンセグとフルセグの違いやフルセグの特徴、おすすめのモデルを紹介します。
この記事を読むことで、自分に合ったフルセグチューナー購入の検討が出来ます。
目次
ワンセグとは
ワンセグの正式名称は、「携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス」です。
「ワンセグメント=1セグメント」という所から「ワンセグ」と呼ばれています。
セグメントとは、区分、部分という意味を持つ言葉です。
ワンセグとは、13分割された電波帯域のうち1つを用いて行われる放送のことです。
地上デジタル放送とワンセグの仕組み
地上デジタル放送は、1チャンネルあたりの電波帯域が13のセグメントに分かれており、13のうち12のセグメントが使われています。
ワンセグ放送とは、この残った1つのセグメントを使った放送のことです。
前述の正式名称からも分かるように、移動中でもテレビが視聴できるように開発されていることが特徴です。
カーナビやスマートフォンの多くにワンセグ機能が搭載されています。
フルセグとは
フルセグは、地上デジタル放送と同じ様に12のセグメントを使いつつ、移動にも強い事が特徴の放送です。
フルセグはすべてのセグメントを使って放送されているのに対し、ワンセグでは分割されている放送波のうちの1つだけを使用して放送されています。
スマートフォンやカーナビなどが大画面で高解像度になってきたため、ワンセグでは画質が粗くなってしまうことから、フルセグが視聴できるスマートフォンや、フルセグチューナーが発売されるようになっています。
フルセグとは、13分割された電波帯域のうち、12個を使って行われる放送のことです。
フルセグは高解像度
ワンセグの最大解像度が320×240なのに対し、フルセグの解像度は最大1920×1080です。
携帯電話(ガラケー)であれば、ワンセグの画質で十分でしたが、大型のスマートフォンやタブレットが主流の現在、ワンセグでは画像が粗くなってしまいます。
フルセグはスマートフォンやタブレットの画面にも十分対応できる画質である事が一番の特徴です。
フルセグは移動にやや弱い
ワンセグの電波は障害物を避けたり、通り抜けたりする力が強く、移動中でも安定したデータの受信が可能です。
フルセグの電波は建物などの障害物を避けたり、通り抜けたりする機能が弱いため、ワンセグに比べるとデータの受信が不安定になりやすいという違いがあります。
フルセグはバッテリーの消費が早い
フルセグはワンセグに比べて大きなデータ量を受信することになるため、バッテリーの消費が大きくなります。
高画質の放送を視聴するうえでは仕方のないことですが、バッテリーの消費を気にしながら視聴しなくてはならないのはフルセグのデメリットでしょう。
参考動画 ワンセグとフルセグの画質差が一目で分かるデモムービー
フルセグチューナーとはなにか?
フルセグ視聴ができない端末に搭載する事で、フルセグを視聴できるようにするのがフルセグチューナーです。
スマートフォンやタブレット、カーナビなどに多い、フルセグ視聴の機能が搭載されているモデルであれば、チューナー無しでフルセグを視聴することができます。
フルセグチューナーの選び方とおすすめモデル
フルセグチューナーの選び方 | おススメのフルセグチューナー |
---|---|
カーナビ編 | ALPINE TUE-T500 |
パソコン・タブレット・スマホ編 | ピクセラ Xit Brick |
iPhone・iPad編 | ピクセラ サイトエアボックス |
フルセグチューナーの選び方:カーナビ編
カーナビに外付けのフルセグチューナーを取り付ける場合は、事前に接続方法を確認してから購入することが大切です。
「ワンセグ自動切替機能」がついているものだと、フルセグの電波を受信できな場所ではワンセグに自動で切り替えてくれるため、途切れることなく視聴することが出来ます。
カーナビにおススメのフルセグチューナーは、ALPINE TUE-T500です。
取付けのスペースがいらない薄型設計であるため、車内の好きな場所に設置することが出来ます。
リモコンが付属しているため、家族や友達との移動の際も、どの席からでも番組切り替えや音量調整を行うことが出来ます。
フルセグチューナーの選び方:パソコン・タブレット・スマホ編
パソコンや、タブレット・スマホ用のフルセグチューナーを選ぶ場合、モデルが端末のOSに対応しているかを確認するのが大切です。
また、パソコンでフルセグを視聴する場合は、USB接続ができるタイプが手軽でしょう。
パソコン・タブレット・スマホ用におススメのフルセグチューナーは、ピクセラ Xit Brickです。
ホームネットワークを使う事で、スマホやタブレットからワイヤレスでテレビを視聴することが出来ます。
ダブルチューナーが搭載されているため、2番組同時録画が出来るのも便利です。
フルセグチューナーの選び方:iPhone・iPad編
iPhoneやiPadには、どのモデルにもフルセグ視聴機能が搭載されていません。
iPhone・iPad専用の外付けフルセグチューナーを取りつけることで視聴が可能になります。
iPhone・iPad向けでおススメのフルセグチューナーは、ピクセラ サイトエアボックスです。
自宅のルーターに接続すれば、家のどこからでもワイヤレスでテレビを視聴することが出来ます。
iPhoneやiPad以外にも、Windows・Mac・Android・Kindle Fireなど、幅広い端末に対応しているため、気軽に導入できるのも魅力でしょう。
専用のスマートフォンアプリを使えば、テレビを視聴しながらでもインターネットが可能な「ながら見」機能が便利です。
フルセグ搭載のタブレット
外付けのフルセグチューナーを取り付けてテレビを視聴することはできますが、タブレットひとつでフルセグ放送を楽しみたいという人は、フルセグチューナー搭載のタブレットを選ぶとよいでしょう。
NECパーソナル PC-TE710KAW LAVIE Tab E TE710/KAW ホワイト
いつでも、どこでも最上のエンターテインメント。
ゲームや映画・TV鑑賞も、防塵・防滴対応で場所を選ばず使えるハイスペック大画面タブレット。
・高解像度WUXGA IPS 液晶 フルHDより高精細な1920×1200ドットIPS液晶を搭載。
表示範囲が広く、Webページの閲覧やムービーの鑑賞も快適です。
・高性能8コアプロセッサ パワフルな8コアプロセッサを搭載。ハイビジョン動画や高画質写真もスムーズに閲覧できます。
・フルセグチューナ内蔵 地上デジタル放送(フルセグ/ワンセグ)を楽しむことができます。
・フェイスアンロック フロントカメラに顔を向けることで、画面ロックを解除できます。
・生活防水(IP53)対応 キッチンなどの水しぶきが気になる場所でも、レシピサイトを見たり、TVの視聴ができます。
フルセグ搭載ポータブルテレビ
フルセグについてのまとめ
- フルセグは地上デジタル放送の電波帯域、13のセグメントのうち、ワンセグを除いた12のセグメントを使った放送です。
- フルセグの一番の特徴は高画質な映像を楽しめるところです。
- フルセグはワンセグに比べて移動中の受信に弱いところや、バッテリーを多く消費するところがあります。
- フルセグが搭載されていないカーナビやタブレット、スマートフォンでフルセグを視聴するには、外付けのチューナーが必要です。