こちらの記事は2020年11月10日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・安価なHDDレコーダーのおすすめを更新いたしました。

見たいテレビ番組が重なったり、放送時間に帰れなかったりすると、HDD(ハードディスクドライブ)レコーダーがほしくなります。
お手持ちのデジタルテレビに録画機能があれば、外付けHDDをUSBポートに接続するだけで、番組を録画できるようになります。

ただしテレビの録画機能には制約も多く、機種によっては録画モードを変更できなかったり、定期的な自動録画を設定すると放送時間の変更に追従できなかったりします。

そのため録画機能付きのテレビでも、HDDレコーダーを併用している人は少なくありません。
そこで、ここでは手軽に購入できる安価なHDDレコーダーについて解説します。

HDDレコーダーとは

HDDレコーダーとは、テレビ番組をHDD(ハードディスクドライブ)に録画するビデオレコーダーです。
録画できる時間はHDDの容量に比例するので、高級モデルほど大容量のHDDを内蔵しています。

HDDレコーダーの主な機能

HDDレコーダーの多くは、テレビ番組の録画再生のほかに、画質や使い勝手を向上させる機能を備えています。
そのひとつが画像補正機能です。
かつてアナログ放送から地上デジタル放送に転換した時期には、アナログ画質を高精細に見せるアップコンバート機能やノイズリダクション機能が発達しました。

現在はハイビジョン画質を4K画質に近づける、より高度な画像補正機能を搭載したレコーダーが増えています。
またテレビ番組を録画するときに、お好みのジャンルやキーワード、人名などを登録すると、該当する番組を自動で選択して録画してくれる「おまかせ録画」機能も多くのレコーダーに搭載されています。

そのほか、外出先からスマホやパソコンで予約できる機能や、録画したテレビ番組だけでなく、CDの音楽や家族が撮った写真や動画などを保存して、スマホや自宅のテレビで視聴できる「おうちクラウド」などの簡易サーバー的な機能を備えたレコーダーも増えています。

HDDレコーダーの選び方

HDDレコーダーはパナソニックやソニー、シャープ、東芝などの大手家電メーカーから数多くの人気モデルが発売されています。そのほかパソコン周辺機器メーカーが手がけるユニークなモデルも注目を集めています。

お選びになる際はどのメーカーのどんな製品がご自分のニーズに合うのかをじゅうぶん検討してください。

メディア用ドライブがあるかで選ぶ

国内の大手家電メーカーが製造するHDDレコーダーのほとんどは、DVDやブルーレイディスクなどのディスクメディア用ドライブを装備しています。

それによりディスクメディアの再生はもちろん、テレビ番組を記録用ディスクに直接録画したり、HDDに録画した番組を編集してディスクにコピーしたりすることができます。

一方で、メディア用のドライブを持たないHDDレコーダーも、少数ながら販売されています。このタイプでは、ディスクメディアの録画再生はできませんが、そのぶん小型で場所をとらず、価格が安いというメリットがあります。

そのため、ディスクメディアを利用しない人や、録画した番組をダビングしないという方は、HDDのみのシンプルなレコーダーでじゅうぶんといえるかもしれません。

外付けHDDに対応しているかで選ぶ

最近のHDDレコーダーのほとんどは、外付けHDD録画に対応しています。したがってHDDが容量不足になったら、別売りの外付けHDDをUSBケーブルでつないで録画時間を増やすことができます。

その際、レコーダーの内蔵HDDに録画した番組を外付けHDDに移動すれば、本体の空き容量を増やすこともできます。また「SeeQVault(シーキューボルト)」という新しい規格に対応した機器では、地デジやBS・CSなどのデジタル放送を録画したテレビやレコーダーを買い替えた場合でも、外付けHDDの録画データを新しいレコーダーに引き継ぐことができます。

SeeQVault対応のテレビはまだあまり多いとはいえませんが、HDDレコーダーについては現行機種のほとんどが対応しています。

関連記事:外付けHDDってどうやって使うの?起動しない場合の対処とおすすめ

関連記事:テレビの録画を外付けでやりたい!HDDレコーダーのおすすめを解説

HDDの容量で選ぶ

HDDレコーダーの録画時間は内蔵HDDの容量によって決まります。容量が500GBの場合、非圧縮のDRモードで地上デジタル放送が約63時間、BSデジタル放送が約45時間録画できます。

容量が足りない場合は長時間モードで録画時間を増やすこともできますが、そのぶん画質が悪化してしまうので、デジタル放送の画質を保ちたい方はHDDの容量が大きいレコーダーを選びましょう。

安価なHDDレコーダーの特徴

HDDレコーダーの安価なモデルに共通することは、HDDの容量が500GBほどしかないことと、内蔵チューナーの数が少ないことです。HDD容量の大小は番組の録画時間に影響します。大容量のモデルが予算的にきびしい場合は、外付けHDDをあとから追加購入することもできます。

次に「チューナー」とは、テレビ放送の電波を選局して音声と映像信号に変換する装置です。地上デジタル放送やBSデジタル放送は周波数帯がちがうので、それぞれにチューナーが必要です。高級なHDDレコーダーは複数チャンネルの同時録画に対応するために、同じ周波数帯でも複数のチューナーを備えています。

しかし安価なレコーダーはチューナーが1つしかないモデルもあります。その場合、録画できるチャンネルはひとつしかなく、録画中にチャンネルを変えることもできません。

安いHDDレコーダーのおすすめ

東芝 REGZAハードディスクレコーダー D-4KWH209

東芝 REGZAハードディスクレコーダー D-4KWH209は、新4K衛星放送のチューナーを搭載しているHDDレコーダーの中では比較的安価な商品です。

新4K衛星放送チューナーを2基搭載しており、時間が重なっている番組でも同時に録画を行うことが可能です。

また、REGZAのブルーレイデッキとケーブルで接続すれば、録画した番組をハードディスクにダビングすることもできます。

2TBと内蔵容量が大きいため、録画の頻度が多い方でも安心して録画することができ、見たいテレビ番組が重なったり、放送時間に帰れなかったりすると、HDD(ハードディスクドライブ)レコーダーがほしくなります。お手持ちのデジタルテレビに録画機能があれば、外付けHDDをUSBポートに接続するだけで、番組を録画できるようになります。

ただしテレビの録画機能には制約も多く、機種によっては録画モードを変更できなかったり、定期的な自動録画を設定すると放送時間の変更に追従できなかったりします。

そのため録画機能付きのテレビでも、HDDレコーダーを併用している人は少なくありません。そこで、ここでは手軽に購入できる安価なHDDレコーダーについて解説します。

I-O DATA REC-ON HVT-4KBC

I-O DATA REC-ON HVT-4KBCは、4Kテレビに対応しているため、高画質で臨場感のある映像を録画して楽しむことができます。

シンプルで見やすい画面表示をしてくれるため、録画リストの中から目的の番組を簡単に探し出すことも可能です。

放送中の番組を録画しながら、録画番組を再生したり、スローモーション再生など様々な再生方法に対応しています。

最大8台まで外付けUSBハードディスクを登録することが可能ですが、1度に接続できる台数は1台となっているため注意が必要です。

4Kに対応していながら、非常に安価なため、4Kテレビを持っていて録画頻度が多い方におすすめです。

東芝 REGZAハードディスクレコーダー D-4KWH209

東芝 REGZAハードディスクレコーダー D-4KWH209は、新4K衛星放送のチューナーを搭載しているHDDレコーダーの中では比較的安価な商品です。

新4K衛星放送チューナーを2基搭載しており、時間が重なっている番組でも同時に録画を行うことが可能です。

また、REGZAのブルーレイデッキとケーブルで接続すれば、録画した番組をハードディスクにダビングすることもできます。

2TBと内蔵容量が大きいため、録画の頻度が多い方でも安心して録画することができ、USBハードディスクを後付けして容量を増やすことも可能です。

Wi-Fiなどでインターネットに接続すれば、YouTubeなどをテレビで楽しむこともできます。

I-O DATA HVTR-T3HD1T

I-O DATA HVTR-T3HD1Tは、デジタル、BS、CSの種類を問わず3番組を同時に録画することができます。

ハイビジョン画質を保ったまま、最大12倍までの録画が可能な圧縮録画機能を使えば、長時間の番組を多く録画する場合でも容量を超えることなく録画可能です。

また、スマホやタブレットと接続し、専用アプリを使用することでテレビ番組の録画や視聴が端末から行えます。

ハードディスクを繋ぎ替えることで容量を維持できるため、大容量の録画にも対応できるでしょう。

SKNET ロクーガーWHB SK-RKWHB1

SKNET ロクーガーWHB SK-RKWHB1は、手のひらに乗るほどの非常にコンパクトなサイズでありながら、2番組を同時に録画できるハードディスクです。

容量が1TBとなっており約120時間の録画が可能で、2台目の録画機器としての使用に適しています。

ジャンルを登録しておくだけで自動で録画してくれる、おまかせ録画機能など機能面も充実しています。

古いモデルとなるため、シンプルで必要最低限の機能が使用できればよい方におすすめです。

hddレコーダーのまとめ

  • 最近のテレビには録画機能がありますが、機能や使い勝手の点ではHDDレコーダーのほうが有利です。
  • 安価なHDDレコーダーは録画時間が短く、同時録画できるチャンネル数が少ない、などの制約があります。
  • ほとんどのHDDレコーダーにはディスクメディア用ドライブが装備されていますが、ドライブレスのレコーダーもあります。