こちらの記事は2019年3月12日の記事を2020年3月26日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・おすすめの骨伝導イヤホンの紹介を2020年3月26日の情報に更新いたしました。

骨の振動で音を伝えるイヤホンを「骨伝導イヤホン」と言います。

骨伝導イヤホンは通常のイヤホンと比べ、音質が悪いと以前から言われています。
しかし、最近では音質の改善された骨伝導イヤホンや、ノイズキャンセル機能がついている製品もあり、実際に利用している人も増えてきています。

この記事では、骨伝導イヤホンの説明やメリットを始め、製品を選ぶ際のポイントをご紹介します。

骨伝導イヤホンとは

骨伝導イヤホンは、骨を経由して聴覚器官に音を伝えます。

通常のイヤホンは鼓膜に振動を送り、私たちはそれを音として認識し、一方、骨伝導は鼓膜を経由せずに骨の振動で聴覚器官に音を伝えています。

分かりやすい例を挙げると、耳をふさいで自分で声を発した例を見てみましょう。
この時、耳をふさいでいるにも関わらず自分が発した言葉がはっきりと聞こえると思います。

これは、自分で声を発する時にその振動が自分の頭蓋骨を経由して聴覚器官に届いているため聞こえるのです。

 

骨伝導イヤホンのメリット

環境音が聞こえる

骨伝導イヤホンの最大のメリットは、イヤホンを使用しながら周りの環境音が聞こえることです。

骨伝導イヤホンは鼓膜を経由しないで音を伝えているため、イヤホンで音楽を聴きながら周りの環境音をクリアに聞き取ることができます。

耳を塞ぐイヤホンの代わりに骨伝導イヤホンを使用すれば、ランニングやサイクリング中に車やバイクの接近を察知し易くなるほか、空港や駅などでアナウンスを聞き逃してしまうことも少なくなるでしょう。

また、スタジアムでのスポーツ観戦中などの周りの騒音が大きい場面での緊急時の通話などにも対応することができます。

その反面、音漏れは通常のイヤホンよりも大きいので、満員電車など他人との距離が近い場所や、図書館など静かにしなければいけない場所での音量には気を付けましょう。

骨伝導は骨で音を伝えているという性質上、どうしても通常のイヤホンよりも音質が劣ってしまいます。高額な製品を購入する場合は、購入前に口コミやレビューで音質面を確認するほか、実際に店頭で試聴することをおすすめします。

骨伝導イヤホンは耳が疲れにくい

骨伝導イヤホンは耳への負担が少ないです。

骨伝導イヤホンは耳の穴が圧迫されないため耳が疲れにくく、長時間の使用や運動中での使用にも向いています。

耳に直接つけない分、みみにやさしい

骨伝導イヤホンはイヤホン難聴になりにくいと言われています。

近年のスマフォの普及に伴い、外でも音楽やゲームを楽しむためにイヤホンを使う人が増えてきます。

そのような背景から、現在「イヤホン難聴・ヘッドホン難聴」が世界的に問題視されています。

世界保健機関「WHO」の調査によると、世界の若年層のおよそ半分が耳に負担のあるレベルでの音量に日常的にさらされているという調査結果があります。

つまり、将来的に難聴になるリスクのある若者が、世界的にとても多く居るという事です。

骨伝導イヤホンは鼓膜を振動させない為、大音量が原因で難聴になる心配がありません。

骨伝導イヤホンの選び方

音質の確認

最近では音質が改善されたモデルも増えています。

通常のイヤホンと比べるとどうしても音質が劣ってしまう骨伝導イヤホンですが、テクノロジの発展とともに音質面も改善されつつあります。

音質に少しでもこだわりたい方は、各コーデックへの対応を確認しましょう。

コーデックとは、ワイヤレスイヤホンにおいて音データをイヤホンに転送する際の圧縮に関する規格の事で、「SBC」「aptX」「AAC」の3種類があります。

SBCが標準規格であり、主にAndroidで使える高品質なコーデックが「aptX」で、iPhoneなどに対応している高品質なコーデックが「AAC」となります。

フィット感の確認

骨伝導イヤホンはフィット感が重要です。

骨伝導イヤホンはその性質から、振動部をこめかみに当てる必要があります。

そのため、装着時に振動部や耳掛け部分ののフィット感に違和感が残ってしまう場合があります。ネット通販などで試着できないものを買う場合は、影響の小さいコンパクトな製品を選ぶのがいいでしょう。

接続方式の確認

Bluetoothに対応していればワイヤレスに対応しています。

コードの煩わしさが無いのは何かと便利ですが、ノイズや音飛びといった安定度では有線に軍配が上がります。

現在の主流はワイヤレスですので、購入の際には製品のBluetoothのバージョンを確認しましょう。

Bluetoothは下位互換がありますので、イヤホンとデバイス側でバージョンを合わせる必要はありませんが、最大限快適に使うためにもお使いのデバイスが対応しているBluetoothのバージョン以上のイヤホンを選ぶのが良いでしょう。

防水・防塵機能

骨伝導イヤホンは、防水機能や防塵機能がついている製品が多くあります。

急な雨が心配な方や、スポーツに使用する場合には防水・防塵機能がある製品を選ぶのがおすすめです。

ハンズフリー機能

マイクが内蔵されている製品であれば、ハンズフリーで通話が可能です。移動中でも頻繁に電話を受けなければならないビジネスマンには嬉しい機能でしょう。

おすすめの骨伝導イヤホンの紹介

AfterShokz Aeropex 骨伝導ワイヤレスヘッドホン

AfterShokz Aeropex 骨伝導ワイヤレスヘッドホンは、Bluetooth5.0対応のワイヤレス式骨伝導イヤホンです。

1回充電すれば、約8時間連続で使用することができ、長時間の外出時でも安心して使用できます。

ボディはやわらかい素材を使用し、26gと重さも軽いため、長時間の装着でも負担がかからないでしょう。

骨伝導イヤホンの中でも音質がよく、音質にこだわりがある方にもおすすめです。

BoCo earsopen FIT BT-1

BoCo earsopen FIT BT-1は、防水機能の基準にもなるIPXの中のIPX7相当の防水機能を搭載しており、アウトドア時の突然の雨や、天気が悪い日のランニングなどにも安心して使用できます。

シンプルでスタイリッシュなデザインをしているため、会社内などビジネスの場で音楽を聴く際にも使用しやすいでしょう。

また、音質も独自技術によって向上しており、臨場感のある音を楽しめます。

1回の充電で約6時間連続で使用できるため、通勤や通学の使用にもおすすめです。

BoCo Bluetooth対応イヤホン(ブラック)earsopen FIT BT-1 FITBT-1BK
BoCo

サンワサプライ MM-BTSH51GY

サンワサプライ MM-BTSH51GYは、周囲の音が聴こえやすく、工事現場など周囲の音が聴こえないと危険な現場でも安心してハンズフリーで通話が可能です。

IPX5の防水機能を搭載しており、汗や水にも強いため、装着したままでもスポーツジムでの運動やランニングを行えるでしょう。

充電時間は、約1.5時間で、最大で約4.5時間連続で使用できます。

頭にフィットする形状をしているため、装着時の負担も少ないです。

サンワサプライ Bluetooth骨伝導ヘッドセット MM-BTSH51GY
サンワサプライ

骨伝導 イヤホン Bluetooth ワイヤレス ヘッドホン

骨伝導 イヤホン Bluetooth ワイヤレス ヘッドホンは、Bluetoothに対応していれば、デバイスに関係なくほとんどの機器に使用できる商品です。

一度ペアリングすれば、次回使用時にBluetoothを設定する必要がなく、自分の好きなタイミングですぐに使用できます。

8gと非常に軽く、メガネをかけたままでも問題なく装着可能です。

ペアリングしたスマホに電池残量を表示できるため、突然の充電切れで使用できないという事態も回避できるでしょう。

骨伝導 イヤホン Bluetooth ワイヤレス ヘッドホン スポーツ 高音質 ノイズキャンセリング マイク 防水 マイク内蔵 ハンズフリー通話ー 対応IPhone/Android,赤
Braveking1

骨伝導イヤホンのまとめ

  • 骨伝導イヤホンのメリットは、音楽を楽しみながら周りの環境音がしっかりと聞き取れるため、スポーツや作業をしながら安心して使えるという点です。
    また、耳への負担が少なく難聴になるリスクが無いという点も大きなメリットです。
  • 一方、音質や音漏れは通常のイヤホンより劣りますので、ある程度の妥協は必要です。
  • 購入の際には、用途に合わせハンズフリー機能や防水機能などの付加機能がついている製品を選択すると良いでしょう。
商品一覧
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BoCo Bluetooth対応イヤホン(ブラック)earsopen FIT BT-1 FITBT-1BK
BoCo
サンワサプライ Bluetooth骨伝導ヘッドセット MM-BTSH51GY
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骨伝導 イヤホン Bluetooth ワイヤレス ヘッドホン スポーツ 高音質 ノイズキャンセリング マイク 防水 マイク内蔵 ハンズフリー通話ー 対応IPhone/Android,赤
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