カメラブランド RICOH(リコー)とは
RICOH(リコー)の正式名称は株式会社リコー(英:Ricoh Company, Ltd. )です。
創業は、1936年で理化学興業から独立して「理研感光紙株式会社」として市村清により設立されました。翌年には、社名を「理研光学工業株式会社」に改め、戦後、理研コンツェルンの解体という出来事を経て、1963年に現社名となりました。
事務機器、光学機器などを製造しているメーカーで、主な製品は、複写機、ファクシミリ、レーザープリンター、それらの複合機、デジタルカメラなどです。
リコーでは、「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」という「三愛精神」を創業の精神として位置づけています。これは、1946年にリコーの創業者、市村清が提唱したものです。
これは、事業・仕事を通じて、自分、家族、顧客、関係者、社会のすべてを豊かにすることを目指した考えで、リコーグループの全社員が、経営や仕事を行なう上で原点となるものです。
経営理念としては、「世の中の役に立つ新しい価値を生み出し、提供しつづけることで、人々の生活の質の向上と持続可能な社会づくりに積極的に貢献する」ということを自分たちの使命としています。
そして、「世の中にとって、なくてはならない信頼と魅力のブランドでありつづける」ということを自分たちの目指す姿としています。
さらに、「顧客起点で発想し、高い目標に挑戦しつづけ、チームワークを発揮してイノベーションを起こす。高い倫理観と誠実さを持って仕事に取り組む」ということを自分たちの価値観としています。
RICOH(リコー)のつくるカメラの特徴
RICOHを代表するカメラブランドは、一眼レフでは、ペンタックスブランドの各種カメラです。
2011年に、HOYAよりPENTAXイメージング・システム事業を買収し、ペンタックスリコーイメージング株式会社を完全子会社として発足させました。
こうして、ペンタックスのブランドと、デジタル一眼レフ機のKマウント機や645マウント機などのマウント展開を生かして、コンシューマー向けの製品やサービスの強化に取り組んでいます。
コンパクトデジタルカメラでは、2001年から2008年までキャプリオシリーズが発売されていましたが、このシリーズ以降は記号のみの商品名にすることでカメラは「実用的な道具」であるというRICOHならではのイメージを打ち出す方向へと転換しています。
特に、1996年に登場したフィルムカメラ「GR1」から続くGRシリーズは、リコーイメージングを代表するカメラのひとつとして人気を誇っています。そのGRシリーズの最新モデルが「GRⅡ」。
GRシリーズは、広角単焦点レンズにこだわり、デザインもほとんど変えずに作り続けた結果、GRシリーズは唯一無二のカメラになったと言っても過言ではありません。最強のスナップシューターと呼ばれる素晴らしいカメラです。
このほかにも、本格防水で水中撮影も可能なカメラや耐衝撃などハードな環境で使えるカメラもラインナップされていて、売り場で見ているだけでも楽しくなります。
RICOH(リコー)のカメラの価格帯
RICOH(リコー)のカメラの価格帯は種類によって様々です。
一眼レフでは、ペンタックスブランドで各種のカメラが販売されています。
その中でも、Kマウントフルサイズ一眼レフのフラッグシップモデルがPENTAX K-1 MarkⅡです。このカメラは、先進の画像処理システムと超高精細画像を生み出す独自技術を採用しています。
メーカー希望小売価格は、ボディのみで約25万円です。
小型軽量ボディに先端の機能が満載の全天候型一眼レフPENTAX K-70があります。K-3ⅡやK-1に搭載されている先進機能をできる限り採用し、しかもボディのさらなる小型・軽量化を実現したカメラがK-70です。
メーカー希望小売価格は、ボディのみで77,500円です。ハイスペックカメラをお持ちの方から、一眼レフを初めて使う方まで、あらゆる方に満足いただけるカメラです。
コンパクトデジカメでは、先に紹介したGRⅡの価格を見てみましょう。メーカー希望小売価格は、標準的なタイプで89,100円です。