近年「インスタ映え」を意識して、レンズ交換可能な一眼レフやミラーレスカメラを買い求める人が増えてきています。

そうなると次に必要になるのがカメラバッグです。カメラや交換レンズなどの精密機器をふつうのバッグで持ち運ぶのは故障の原因になり、使い勝手も良くありません。

しかしカメラ用のバッグは種類が多く、いざ選ぶとなると、どれにするか迷ってしまいます。
今回はカメラバッグで最も人気が高いショルダータイプについてご説明します。

ショルダータイプのカメラバッグが人気

まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。

大容量25-30リットルほどのショルダータイプ

ふつうのバッグと同じように、カメラバッグにもさまざまなタイプがあります。

中でも肩にかけるショルダータイプはサイズが豊富で、プロからアマチュアまで、幅広い層に人気があります。

ショルダータイプは背負い式のリュックタイプと違って、バッグを開くときに肩から下ろす必要がなく、カメラをスムーズに出し入れできるのがメリットです。

さらに、立ったままでも両手が使えるので、レンズ交換も苦になりません。

デザインもカジュアルなキャンバス地や耐候性の高いビニールクロス、あるいは高級感のある本革タイプまでバリエーションが多く、最近ではカメラ女子にもぴったりのカラフルでおしゃれなバッグも増えてきています。

ショルダータイプではなく、リュックタイプが欲しいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
カメラ女子にもおすすめ リュックタイプのカメラバッグを紹介

ショルダータイプのデメリットとは

人気のショルダータイプにもデメリットがないわけではありません。
一番の問題は重量です。ショルダータイプは荷物の重みが肩の一方にかかるので、重い機材を長時間持ち運ぶと姿勢が悪くなり、人によっては肩こりや頭痛の原因になることもあります。

また上着の片側がしわになりやすく、特に肩パッド入りのスーツジャケットではシルエットがくずれます。女性の場合は斜めがけにするときにトップスの胸元が乱れないように注意が必要です。

大容量25-30リットルほどのショルダータイプ

ショルダータイプは重さや容積が体の片側に偏るため、容量20リットル以下の小ぶりなバックがメインになります。

とはいえ機材が増えたり、旅行バッグを兼用したいときなどは容量が大きいほうが便利です。
カメラバッグで容量が25リットル以上になると、キャリーバッグやリュックタイプが主流になりますが、ショルダータイプの使い勝手も捨てきれないという人も少なくありません。

そこでここではショルダータイプの最大クラスといえる25-30リットルの大容量バッグ3点をご紹介します。

TENBA カメラバッグ MESSENGER BAG DNA15 27L

TENBA(テンバ)はアメリカのフォトグラファー、ロバート・ワインレブ氏が創設したプロユースのカメラバッグメーカーです。

それまでのハードケースにはない軽さと耐衝撃性を兼ね備えたナイロンクロスのカメラバッグは、プロアマを問わず多くのカメラマンに支持されています。

同社の MESSENGER BAG DNA15はメッセンジャー(バイク便の配達人)のためのバッグで、素材はハイテク素材のナイロンクロスです。ストラップは斜めがけが基本ですが、長さを調整すればショルダータイプとしても使えます。

容量は27リットルもあり、プロ用一眼レフ&交換レンズ2-3本+15インチ前後のノートPC+iPadが収納できます。

ショルダータイプとしては大ぶりですが、軽くて耐候性に優れ、フラップを開けなくても中身を取り出せるなど、使い勝手の良さでも高い評価を受けています。

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NATIONAL GEOGRAPHIC ショルダーバッグ アフリカ 26.7L

1888年に創刊された自然科学系の学術誌「NATIONAL GEOGRAPHIC(ナショナル ジオグラフィック)」は雄大な自然や動植物をテーマにした一流写真誌としても有名です。

そのNATIONAL GEOGRAPHICが長年の自然観察や撮影旅行で蓄積したノウハウを元に開発したバッグが「アフリカ」シリーズのショルダーバッグです。

素材は撥水加工された帆布風のキャンバス地で、外側に大型のポケットが3つあります。内部には取り外しできるポーチが大小3つもあり、それぞれに一眼レフカメラやレンズ、小型のビデオカメラ、タブレットPCなどを収納できます。26.7リットルの大容量ですので、1-2泊程度ならトラベルバッグとしても使用できます。

 

Manfrotto ショルダーバッグ

Manfrotto(マンフロット)はイタリアのカメラ用品メーカーで、三脚やスタジオ用の機材など幅広いラインナップを展開しています。

同社のPro-lightコレクションMB PL-CC-193は、軽さと保護機能を両立した破れにくい撥水性のパラシュート素材を採用。人間工学に基づいたデザインで、荷重をバランス良く分散します。

また荷室が長く開口部が広いため、ビデオカメラや長尺レンズの出し入れも容易です。

カメラバッグのショルダータイプでおすすめのブランド

ポーター

ポーターは日本の老舗バッグメーカー「吉田カバン」の人気ブランド。国内生産ならではのクオリティと信頼性の高さも魅力です。

おすすめのカメラバッグはPORTER/FREE STYLE CAMERA BAG(S)。幅20cmほどのコンパクトで機能的なショルダータイプのカメラバッグです。

素材は表面にポリウレタンを圧着させたキャンバス地で、一見するとレザーのような質感があります。

PORTER/FREE STYLE CAMERA BAG(S)

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マンハッタンポーテージ

Manhattan Portage(マンハッタンポーテージ)はニューヨークのバッグメーカーで、”A Bag For Everyone(全ての人のためのバッグ)”をフィロソフィーに様々なスタイルのバッグを提供しています。

おすすめのカメラバッグはGracie Camera Bag。フラップ式のふたは開口部が大きく、ショルダーストラップは取り外し可能。幅28cmで過不足ない大きさです。

素材はデュポン社が開発した強靱なナイロン生地「コーデュラ」を使用。さらに複合素材デルリンのバックルを採用し、軽さと高い耐久性を両立しています。

Gracie Camera Bag

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マウス

マウスは2009年に大阪梅田で誕生した、カメラバッグの国産ブランドです。

代表モデルの Deliciousシリーズは機能性とファッション性を両立した、カメラバッグらしくないカメラバッグとして、カメラ女子に高い人気を得ています。

製造は大阪の熟練鞄職人が担当し、「MADE IN OSAKA」の高い品質も人気の理由です。おすすめのカメラバッグは「Delicious Mark-1」(デリシャスマークワン)。

同社のデリシャスシリーズを代表するショルダーバッグで、別売りのカメラ用インナーケースを取り外せば、ふつうのショルダーバッグとしても利用できます。素材は国産8号帆布とレザーで、カラーバリエーションは6色と豊富です。

Delicious Mark-1

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チャムス

CHUMS(チャムス)は1983年にアメリカで設立されたアウトドア系のファッションブランド。「楽しさ、高品質、シンプル」をコンセプトにさまざまな商品開発を進めています。

おすすめのカメラバッグはCamera Boston Sweat Nylon。取り外し可能なストラップによりショルダータイプとボストンタイプの2ウェイで使えます。豊富なカラーバリエーションも魅力です。

Camera Boston Sweat Nylon

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ロープロ

1967年にアメリカで創業されたLowepro(ロープロ)は、プロ用のヘビーデューティーなカメラバッグで人気のブランド。

おすすめのカメラバッグはショルダータイプのノバ。ジッパーが機材を傷つけないように工夫された「オーバーラップジッパー」構造や上部を覆うフラップによって内部の機材を保護します。

ロープロ・ノバシリーズ

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カメラバックのまとめ

  • カメラバッグにはさまざまなタイプがあり、ショルダータイプが最もポピュラーで、バリエーションも豊富。
  • ショルダータイプは荷重が肩の一方にかかるため、比較的小型で軽量のものが多い。
  • 最近はカメラ女子のニーズに応じたカラフルなデザインのカメラバッグが増えている。