この記事では、スピンバイクについて解説いたします。
強く負荷をかけることで本格的なトレーニングができる「スピンバイク」は、ロードバイクなどをされる方はもちろん、日頃のトレーニングやダイエットにも活用できるでしょう。
ここでは、スピンバイクの構造や種類、魅力などを紹介いたします。
また、購入の際に注意したいポイントなどもチェックしながら、トレーニングにぴったりのスピンバイクを見つけてみてください。
スピンバイクの魅力
スピンバイクとは自転車型のトレーニング器具のことで、室内で使用します。
本格的な自転車による長時間のトレーニングや、強い負荷をかけるトレーニングが可能です。
また、ロードバイクと同じ姿勢で乗れるため、スポーツバイクのトレーニングにもなります。
スピンバイクは有酸素運動が可能なため、ダイエット目的に使用しても効果が期待できるでしょう。
エアロバイクとの違い
スピンバイクは、フィットネスクラブなどで見かけるエアロバイクとは構造などが異なります。
エアロバイクは磁力によって、ペダルに負荷をかけていきます。
ペダルを漕ぐと回転する車輪のような部分に磁石がついており、磁石が近づくと強い負荷がかかり、離れると負荷が軽くなる構造です。
ここでは、スピンバイクとエアロバイクとの違いを解説いたします。
構造が異なっている
スピンバイクは摩擦力でペダルに負荷をかける構造になっているため、磁石を使用するエアロバイクとは構造が異なります。
車輪の部分に布や革がついており、ペダルを漕ぐことで摩擦が生まれ負荷がかかる仕組みです。
また、磁石タイプのスピンバイクも一部販売されています。
エアロバイクはトレーニングに向いていない
エアロバイクはダイエットや健康維持におすすめの器具です。
負荷を強くかける筋力アップやトレーニングには向いていません。
スピンバイクを選ぶ際のポイント
一見同じように見えるスピンバイクでも、負荷をかける構造や駆動方式が異なります。
ここでは、スピンバイクを選ぶ際のポイントについて解説いたします。
負荷方式で選ぶ
スピンバイクの負荷をかける構造は「摩擦式」が一般的です。
また、一部の高価なものの中には「マグネット式」もあります。
以下では、各形式の特徴やメリット・デメリットを紹介いたします。
摩擦式
摩擦式は摩擦に強い皮や布などを、車輪に押し当てることで負荷がかかる仕組みです。
摩擦式は負荷の調節が無段階なため、好みの負荷に設定できるのが特徴となっています。
ハードな負荷をかけることもできますが、負荷が数値として現れないのでトレーニングデータの設定や記録などには不向きです。
摩擦による騒音も大きいため、使用の際には注意が必要です。
また、数年は大丈夫ですが、摩擦による摩耗は避けられず、定期的なメンテナンスは必要になりますが、故障が少ないのも魅力の一つでしょう。
マグネット式
マグネット式は車輪に磁石を近づけることで、負荷をかけます。
負荷の数値化が可能なため、トレーニングの量が目に見え、記録なども残せます。
摩擦はないので騒音はゼロとなっており、摩耗などもありませんが、マグネットによる負荷は熱が発生するため、長時間のトレーニングには向いていません。
また、摩擦式に比べ高価なものが多いです。
駆動方式で選ぶ
スピンバイクの車輪部分を回す駆動方式には、おもに「チェーン式」と「ベルト式」の2種類があります。
下記では、それぞれ駆動方式について解説いたします。
チェーン式
チェーン式は、自転車に使用されているのとほぼ同じように、チェーンで車輪を回す方式です。
チェーン式は音がかなり大きくなります。
また、定期的なメンテナンスが必要ですが、比較的リーズナブルです。
ベルト式
ベルト式は車輪を回すための動力の伝達に、ベルトを使用しています。
自宅で使用する場合は音が静かなベルト式がおすすめです。
また、ベルト式はメンテナンスもほぼ不要です。
選ぶときのポイント
使用音は口コミをチェックする
スピンバイクの騒音は機種や構造によってかなりの差がありますので、実際に使用した方の感想をチェックしましょう。
特にマンションやアパートなどで使用する場合は、しっかりと確認してください。
サドルやハンドルの高さと前後調整が細かくできるものがおすすめ
自分の体格に合わせて、乗りやすいポジションに調整できるものがおすすめです。
サドルとハンドルの高さ調整と前後の調整がそれぞれ細かくできれば、正しい姿勢で乗ることができます。
家族や複数の人で使用する場合も調整ができるものが便利です。
心拍数がはかれるものはトレーニングに最適
負荷の高いトレーニングができるスピンバイクは、心拍数から負荷が計算できるため、心拍数が測れるものがよいでしょう。
速度や消費カロリー、回転数などがモニターに表示されるタイプもあります。
スピンバイクで摩擦式の場合は負荷を数値で確認することができないため、「ゼロ・トゥ・ピーク法」という計算式を用いて、心拍数で負荷を計算することができます。
適切な心拍数を求める計算式は(220-年齢)×運動速度(%)です。
無酸素運動なら運動速度は100%、ダイエット目的で一番効果が上がる運動速度は50%といわれています。
おすすめのスピンバイク
フィットネスバイク エクササイズバイク スピンバイク iDeer Life
心拍測定や速度、カロリーなどの高機能デジタルメーター付きスピンバイクです。
ハンドルとサドルは高さが5段階に調節でき、前後にもスライド可能です。
キャスター付きで、傾けると女性でも楽々と移動させることができます。
部屋のドアを閉めると外には音が漏れず静かです。
YOSUDA スピンバイク フィットネスバイク
ホイールは16㎏の重量級で負荷の調節幅が大きく、ダイエットから筋トレなどのハードトレーニングも可能です。
負荷は摩擦式なので無段階調節でき、ブレーキ操作で簡単に強弱が変えられます。
ベルト式で騒音もほとんど無く、耐久性も高いスピンバイクです。
FiTBOX スピンバイク
マグネット式なため静音性は抜群で、インテリアのような高級感があるシンプルでスタイリッシュなスピンバイクです。
サドルなどの調節は28通りに変更できるため、家族で使用できます。
モニタースタンド付きで、スマホなどを見ながら快適にダイエットや筋トレができます。
Ms. RAJA フィットネス スピンバイク スマホホルダー付き
摩擦式でベルト駆動ですが静音設計です。
ハンドルを握るだけで心拍数が測定可能となっています。
ブレーキパットにカバーを取り付け、擦れる音を軽減させています。
スマホやタブレットなどを取り付けられる台座があり、操作しながらトレーニングができ、スピンバイクのメーターも同時に見ることが可能です。
KUOKEL スピンバイク トレーニング用静音 酸素運動
心拍数や速度、時間、消費カロリーまで管理できるサイクルコンピューター搭載で筋力アップからダイエットまで幅広く使えます。
ドリンクホルダー付きで水分補給も簡単です。
サドル、ハンドルは5段階調節可能で、通気性のあるソフトサドルは長時間のトレーニングにも向いています。
スピンバイクについてのまとめ
- スピンバイクとは、室内用の自転車型トレーニング器具です。磁力によって負荷をかけるエアロバイクとは違い、主に摩擦力で負荷を調整します。
- スピンバイクの魅力は強い負荷や長時間のトレーニングができることです。有酸素運動やダイエットにも使用できます。
- スピンバイクの負荷方式は布や皮などの摩擦力を利用する摩擦式と、磁石の引き付ける力を利用したマグネット式の2種類です。また、タイヤを回す駆動部にはチェーン式とベルト式があり、走行音が気になる方はベルト式がおすすめです。
- スピンバイクを選ぶ際は使用時の騒音の程度をチェックし、サドルやハンドルを体型に合わせて細かく調節できるかを確認します。また、負荷を計算するために心拍数が測れるものがおすすめです。