この記事では、毛玉取りについて解説いたします。
厚手の衣類を着る機会が増えるウィンターシーズンですが、セーターなどに毛玉がついているのは見栄えがいいものではありません。
ここでは、なぜ毛玉ができるのかをはじめ、毛玉ができた時にきれいに毛玉を取り除くことができる様々な毛玉取りのタイプやチェックポイントなどを紹介いたします。
おすすめの毛玉取りも紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
毛玉ができる原因は繊維の摩擦
衣類などに毛玉が発生する原因は、繊維の摩擦によるものです。
衣類は着用時や洗濯の際にどうしても体や別の衣類、そのほか様々なものと接触します。
その際、元々は1本1本自立していた繊維が摩擦によって絡まり合いできるのが毛玉です。
そのため、毛玉は特に動きの多い脇の下や脇腹付近にできやすくなります。
また、袖口は日常生活で様々なものに触れやすいだけでなく、手洗いなどの際に濡れたりするとより繊維が絡まりやすくなり、毛玉もできやすくなるため注意が必要です。
毛玉取りのタイプ別の特徴
毛玉取りには様々なタイプがありますが、どれが最も優れているのか一概にはいえません。
生地の種類などによって使い分けることで、より効果的に毛玉を除去することができるでしょう。
ここでは、毛玉取りのタイプ別の特徴を紹介いたします。
AC電源タイプ
コンセントから電力を供給されるAC電源タイプは、パワーが魅力で電池切れもなく素早く毛玉を除去することができます。
その反面、使い方によっては生地を傷めてしまうケースがあるため注意が必要です。
また、使用できるのは電源が確保できる場所に限られ、コードをわずらわしく感じることもあります。
充電タイプ
充電タイプは電動ではあるもののコンセントから給電する必要がないため、手軽に使用することができます。
また、充電とともにAC電源からの給電に対応している製品も多いため、AC電源タイプと同様に使用できるものもあります。
ただし、パワーはAC電源タイプよりも劣ると考えたほうがよいでしょう。
充電時間と使用可能時間は製品によって異なるため、購入前にきちんと確認しておく必要があります。
電池タイプ
充電タイプ同様、コンセントからの給電が不要で、どこでも使用できるのが電池タイプです。
比較的低価格で小型なのが特徴となっており、電池切れの際も充電の必要がなく電池を交換すればすぐに使うことができます。
ただし、モーターのパワーが低下しやすく、電池交換によるランニングコストも考慮しておかなければなりません。
ブラシタイプ
ブラシタイプの毛玉取りなら、電源が不要で場所を選ばず手軽に使えるだけでなく、衣類の生地を傷めることもありません。
また、風合いを損なわずに毛玉を取り除くこともでき、生地をカットしすぎて穴をあけてしまうといったようなトラブルも起こらないでしょう。
そのため、ブラシタイプはウールやカシミヤといった柔らかい素材に適しています。
一方で、比較的硬いポリエステルやアクリルなどの化学繊維には不向きです。
毛玉取りのチェックポイント
静音性のチェック
ブラシタイプの場合、動作音は発生しませんが、それ以外のタイプの毛玉取りは動作音が起こるため、使用環境によって静音性が保たれていないと使用しにくい場合があります。
製品によって動作音は異なるものの、小型のものはモーター音が高く耳につきやすいことから、購入時に動作音を確認するようにしましょう。
インターネットで購入する場合など確認が困難であれば、レビューなどを参考にするとよいでしょう。
持ちやすさのチェック
毛玉取りは持ちやすさ、扱いやすさも大切です。
実際に使用する際には持ち手の部分に十分長さがあり、握りやすいよう適度なカーブのある形状のものがよいでしょう。
持ち手のないタイプや短いタイプの毛玉取りは使いにくいだけでなく作業効率も悪くなります。
ゴミの処理やお手入れのしやすさをチェック
取り除かれた毛玉は、電動タイプの場合には給電の方法に関わらずダストボックスに溜まり、ブラシタイプの場合には毛先などに付着します。
電動タイプの場合、ダストボックスの取り外しが容易で、取り除かれた毛玉が処理しやすいかをチェックしておきましょう。
一方、ブラシタイプの場合は毛玉をしっかりとキャッチできる製品ほどブラシに付着した毛玉を取り除くのが困難なため、専用クリーナーが付属しているかなどを確認しておくのがおすすめです。
セーターにおすすめの毛玉取り
テスコム 毛玉取り器 KD778-H
パワーが落ちないAC電源タイプの毛玉取りです。
生地をいたわる「風合いガード」は、毛足を残す長さを3段階に調節することができ、セーターやアウターを簡単にお手入れすることができます。
自動電圧切替式で海外でも使用可能です。
Mimiry 毛玉クリーナー CL-1
圧倒的吸引力により、衣類だけでなく絨毯やカーテンといった太い毛にも対応する毛玉取りです。
ステンレス製3枚刃が抜群の切れ味を発揮し、毛玉をきれいに除去します。
AC電源タイプですが、2mのロングコード仕様で電源から離れていても使いやすく、短時間で毛玉を除去することが可能です。
iSiLER 毛玉取り機
強力な吸引力と洗える回転式の3枚刃で、絨毯やカーテンなどの極太繊維の毛玉も確実に取り除くことができるUSB充電式の毛玉取りです。
90度回転式ハンドルで自由に角度調節ができ、長時間使用しても疲れません。
また、刃のカバーがゆるんだり外れると自動的に停止する安全設計です。
テスコム 毛玉クリーナー KD80-K
1回8時間の充電で約30分の連続運転が可能な充電タイプの毛玉取りです。
毛足を残す長さを3段階に調節できる「風合いガード」により生地を傷めずに素材の風合いを守りながら毛玉を取り除くことができます。
IZUMI 毛玉取り器 KC-NW87-K
テフロンコーティングされた65mmの超大型刃により、広い面積でも簡単にお手入れができるAC電源と充電の2WAYタイプの毛玉取りです。
衣類の質感を保ちながら毛足の長さに合わせて高・中・低の3段階で切替が可能なため毛足の長いニットなどでも安心して使用できます。
ダストボックスは、静電気防止剤配合により毛玉やほこり、糸くずが付きにくくなっています。
パナソニック 毛玉クリーナー ER857P
大切な衣類の風合いはそのままに毛玉だけをカットすることができる毛玉取りです。
生地本来の風合いを残す「風合いキーパー」付きなので安心して毛玉が取れます。
単2アルカリ乾電池を2個使用する電池タイプです。
ティファール 毛玉取り器 JB1010J0
高品質ステンレスメッシュと3枚刃により、素早く一気に広範囲の毛玉を取ることができる毛玉取りです。
スタイリッシュなデザインで衣類だけでなく、ソファーやカーテン、カーペットなどにも対応しています。
単3アルカリ乾電池を2本使用する電池タイプです。
IZUMI 毛玉取り器 KC-NB17
衣類を着たまま、毛玉をカットできる乾電池式の毛玉取りです。
「生地保護リング」により、薄手の生地のお手入れにも安心して使用できます。
ダストボックスは帯電防止剤入で毛玉やほこり、糸くずが付きにくい設計です。
浅草アートブラシ社 かんたん毛玉取りブラシ・ブラシクリーナー付き
新発想の3列N型植毛で毛玉を簡単に取り除ける毛玉取りブラシです。
持ち手は天然木を使用し、ブラシは、猪の毛なため衣類を傷めません。
浅草でブラシを作り続ける老舗メーカー「アートブラシ社」の 職人によって1本1本丹念に作られています。
コジット クリーニング屋さんの毛玉とりブラシ
軽くブラッシングするだけで簡単に毛玉を取り除ける衣類用の毛玉取りブラシです。
猪毛ブラシで繊維を傷めにくく、ニットなどの風合いを損なわずにお手入れができ、中央の穴から毛玉の取れ具合を確認できます。
毛玉取りについてのまとめ
- 衣類などに毛玉が発生する原因は繊維の摩擦によるものです。
- 毛玉を取り除くための毛玉取りにはAC電源タイプ、充電タイプ、電池タイプ、ブラシタイプなどがあります。
- 毛玉取りを選ぶ際には静音性や持ちやすさ、お手入れのしやすさなどをチェックしましょう。