こちらの記事は2019年7月7日の記事を2020年6月8日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・下記の項目を2020年6月8日の情報に更新いたしました。
手軽に購入できるおすすめの安価なフライパン
大手メーカーが販売しているおすすめのフライパン
おすすめの本格仕様のフライパン
この記事は、フライパンについて解説をします。
フライパンは、その人の目的や環境によって選ぶものが違います。適正な素材、サイズ、付加機能を比較して選ぶのがよいです。しかし、素材ごとの特徴や、どんなサイズが適正なのかを知らない方も多いでしょう。
フライパンの購入を検討している方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。
目次
フライパン選びは目的と環境に合わせる。
フライパン選びで重要なのは目的と環境です。
例えば、1回の料理に何人分の料理を作るのか、キッチンはIHなのか、ガスなのかなど、自分の置かれた環境にマッチしたフライパンを選ぶ事が大切になってきます。
また、どんな料理をするかによって、フライパンの素材を選択すると良いでしょう。蒸し料理をしたい場合には蓋も必要になってきます。
その他に、手入れや収納の事を考えて選ぶのも大事です。自分はマメに手入れできるか、それとも手軽に済ませたいかによっても選択が変わります。収納のスペースも考え、取っ手の取り外しが可能かどうかもチェックしましょう。
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フライパンの選び方
素材の種類で選ぶ
フライパンの素材には、主に5種類の金属が使われています。ステンレス、鉄、アルミニウム、チタン、銅の5種類です。5種類の素材はそれぞれ重さ、熱の伝わりやすさ、手入れの手間、値段、丈夫さに違いがあります。
下記では、素材ごとの特徴などを解説いたします。
ステンレス
ステンレス製のフライパンの特徴は、錆や汚れに強く丈夫なことです。手入れが簡単なのも特徴です。また、熱が冷めづらく保温性が高い為、余熱での料理に向いています。
デメリットは、熱が伝わりにくいので温まるのに時間がかかります。重さも重いので扱いが大変です。油を使わないと焦げ付きやすいので、注意が必要です。
鉄
鉄製のフライパンは高温に強く、高い温度の調理に向いています。手入れをすれば長く使えるのも特徴です。フライパンの表面に油をなじませる油慣らしをすると長持ちします。
デメリットは、手入れに少し手間がかかるところです。購入後のフライパンは防錆加工がされているため、熱で加工を焼き切る空焼きが必要となります。
また、重量が他の素材と比べて重いので、注意が必要です。
アルミニウム
アルミニウム製のフライパンは、他の素材と比較して軽いことが特徴です。熱伝導が良いため、弱火でも十分料理が出来て、エネルギーの節約が可能になります。
デメリットは熱伝導が良いので、持ち手まで熱くなってしまう事や、食材がくっつきやすいことです。高火力では変形を起こす可能性があるので注意が必要でしょう。
チタン
チタン製のフライパンは、錆に強く耐久性があるのが特徴です。アルミニウム製と同じくらい軽いので、手軽に使用できます。
デメリットは、熱伝導が悪く高火力を必要とする料理に向かないことです。チタン製のフライパンはデメリットが少ないのですが、その分価格も高額となります。
銅
銅製のフライパンは、調理時に銅に含まれる銅イオンが溶け出し、殺菌効果を発揮するのが特徴です。錆にも強く、熱伝導が良い素材です。
デメリットは素材が衝撃に弱いため、変形を起こすことがあります。また、重いので少々扱いにくいでしょう。値段も高額となっています。
コーティングの有無で選ぶ
フライパンにはコーティングのあるものとないものがあります。
コーティングの特徴を理解して、自分のニーズに合うフライパンを選びましょう。フライパンにコーティングをした場合、手入れが簡単になったり油を使用しなくてもよくなります。
しかし、強火で料理するとコーティングが剥がれてしまうので効果が弱まります。そして、フライパン自体の寿命を短くしてしまうのです。
もし、強火で料理したり長くフライパンを使いたい人は、手入れが必要ですがコーティングのないフライパンを使用しましょう。
サイズは何人分の料理を作るかで選ぶ
フライパンには色々なサイズがあります。
18cmのフライパンから大きなものは30cm以上のものもあります。サイズ選びに大事なのは家族構成です。
例えば1人暮らしの方は小さなフライパンでも不自由することはないでしょう。しかし、4人家族が小さなフライパンで満足するのは難しいです。料理が1度で終わらなくなるためです。何人分の料理を作りたいかでフライパンのサイズを決めましょう。
重さは軽いものがおすすめ
1回の料理ならフライパンの重さはあまり気にならないでしょう。しかし、毎日料理をすると、お皿に移す時など重さが苦痛になる場面があります。素材ごとに重さも違うため、購入時には一度持って比較することをおすすめします。
自分の条件内のフライパンで、より軽い物を選びましょう。
IH対応かどうかで選ぶ
現在、IHクッキングヒーターは普及が進んでいます。火を使用しないことから安全性が高く、電気なのでエネルギーコストもガスよりは安くなります。
新築住宅やアパートでも標準的に設置されているので、フライパンを購入する時はIH対応かを確認する必要があるでしょう。安全性を認証したSGマークにIHと記入してあればIH対応のフライパンです。
ガスの人もIH対応を選択すれば、引っ越しなどの際にも対応が可能です。
取っ手がとれるかどうか
現在、多くのフライパンが取っ手の取り外しに対応しています。取っ手を取り外すことによってメリットがあるからです。
例えば、収納時に取っ手が外せると収納スペースが小さくて済みます。また、フライパンを洗うときに、取っ手の付け根まで簡単に洗う事が可能です。
収納スペースに困っている方は、一つの解決策として取っ手の取れるフライパンを考えてみましょう。
フライパンの蓋が一緒にあることによるメリット
フライパンで料理をする時に蓋が必要になる場合があります。蒸し料理をする時は、フライパン内に気密性を持たせなくては意味がありません。
蓋が付いていないフライパンに兼用の蓋を使用してもよいのですが、やはり最初から蓋がセットになっているものの方がサイズがピッタリしているので気密性は高いです。
蓋とセットで販売している場合は、専用の蓋を使うと良いでしょう。
手軽に購入できるおすすめの安価なフライパン
SKY LIGHT フライパン 20cm
SKY LIGHT フライパン 20cmは、大理石を粉上に加工したものをフライパンの表面にコーティングするマーブルコートを採用することで、フッ素加工をした通常のフライパンよりも高い耐久性を実現しています。
熱収集能力も高くなっているため、食材にじっくりと集中的に熱を通すことができます。
食器用の洗剤を使用し、手早く撫でるようにして洗うだけで簡単に汚れが取れるため、お手入れも簡単です。
約2500円と比較的低価格でありながら、高性能を実現したコスパのよい商品となっています。
和平フレイズ RA-9644
和平フレイズ RA-9644は、1000円以下と非常に安価でありながら、耐摩耗試験を10万回クリアした耐久性を持っている20cmのフライパンです。
フライパンの中でもコンパクトなサイズなため、目玉焼きなど朝食に出すような量の調理に向いています。
また、4層のコーティングを組み合わせたネオ・マーブル加工が表面にされているため、食材がこびりつかず、お手入れがしやすいです。
ガス専用の商品となっており、IHには使用できないため、購入の際には注意が必要です。
サーモス KFB-026 R
サーモス KFB-026 Rは、耐摩耗性に優れたデュラブルコーティングを表面に施しているため、餃子など焦げが付きやすい料理でも安心して調理できます。
深型設計をしているため、煮込み料理などに使用しても、食材がこぼれる心配がありません。
また、IHとガスの両方に対応しているため、引っ越しなどで熱源が変わってしまった場合でも、引き続き使用することができます。
大手メーカーが販売しているおすすめのフライパン
T-fal インジニオ・ネオ IHアーバングレー 6点セット
T-fal インジニオ・ネオ IHアーバングレー 6点セットは、取っ手を取り外すことができる22cmと26cmのフライパンなど6点がセットになった商品で、IHとガス両方の熱源に対応しています。
素材にチタンが配合されており、通常のフライパンよりも3倍の耐久性を実現しているため、破損のリスクが低く、毎日安心して使用できるでしょう。
また、食材を入れるタイミングがわかるお知らせマークが付いているため、食材を入れるタイミングで料理の出来が左右されてしまう料理でも気軽に調理可能です。
通常のお皿と同じ感覚で洗うことができるため、使用後のお手入れも楽で使用しやすいです。
アイリスオーヤマ SP-F28
アイリスオーヤマ SP-F28は、保温性の高いステンレス素材の間に熱伝導率に優れたアルミニウム素材を挟んだ3層構造を底面に採用することで、熱による変形を防ぎながら、しっかりと食材に熱を通すことができます。
内側にも、トップコーティング、ミドルコーティング、ブライマーコーティングと3層のコーティングを施しているため、食材がこびりつかず、お手入れが楽です。
また、保温性の高いステンレスでできているため、外はパリッとした食感でありながら、中はジューシーに柔らかい食感で焼き上げることができます。
光沢が美しいデザインをしており、オシャレなキッチンにも馴染みやすいでしょう。
パール金属 HB-4597
パール金属 HB-4597は、耐摩耗性を調査する耐摩耗試験を、100万回クリアした実績を持つ耐久性に優れた商品です。
特厚トップコート、特厚ミッドコートを2種類、特厚プライマーコートを組み合わせた超特厚4層コーティングを内側に施しており、毎日の調理で熱を頻繁に通しても変形することなく安全に使用できます。
こちらの商品はIH対応ですが、同じ形状のガス専用商品も販売されているため、自分が普段使用している熱源に合わせて選択可能です。
つけ置き洗いや、食器洗い機での洗浄は行えないため、お手入れには注意が必要です。
おすすめの本格仕様のフライパン
TAKUMIJAPAN MGFR24
TAKUMIJAPAN MGFR24は、内側と外側に細かい凹凸を付けた独自開発のマグマプレートを採用しています。
凹凸の効果で表面積が大きくなるため、食材の芯まで熱を一気に通すことができ、旨味を閉じ込めた調理が可能です。
鉄製なため、耐久性が強く、中華料理など強火で一気に加熱をする調理も問題なく行えるでしょう。
鉄製のフライパンならではの味を楽しみたい方におすすめの商品です。
レミパン プラス RHF-302
レミパン プラス RHF-302は、料理愛好家の平野レミさんが開発したフライパンで、焼く、炒める、蒸すなどほとんどの調理をこの商品1つで行えます。
フライパンの表面には、滑らかで耐久性のあるコーティングが施されているため、油を多く使用しなくても食材がこびりつくことなく、ヘルシーな調理が可能です。
また、軽量でありながら熱伝導性の高いアルミ鋳造製なため、短時間で食材に均一に熱を通すことができ、時短調理もできます。
付属の蓋は自立するため、キッチンの場所を取ることなく、キッチンスペースを広々と使用できます。
フライパンについてのまとめ
- フライパン選びは、自分の目的や環境に合ったものを選びましょう。IH対応の不可や、取っ手の取り外し可能など細かいところもチェックの必要があります。
- 素材の特徴を把握する事が大事です。素材ごとに価格、重さ、手入れのしやすさ、熱の伝わり方と比較する項目がたくさんあります。自分に必要な特徴を備えた素材を選択してください。
- コーティングのメリット、デメリットも把握して素材に足りない要素を付け加えると、自分の理想のフライパンに近づきます。
- サイズは料理の量で適正なものを選びましょう。重さは軽めのものが手軽に使用できます。
- 蓋は専用のものが気密性に優れています。可能な限りセットで購入しましょう。