こちらの記事は2019年5月30日の記事を2020年6月4日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・おすすめの遮音カーテンを2020年6月4日の情報に更新いたしました。
この記事では、遮音カーテン選びのポイント、おすすめの遮音カーテンなどの解説をします。
遮音カーテンは、子供の騒ぐ声や、バイクなどの、外からの騒音に悩んでいる方や、テレビやペットの鳴き声など、ご家庭の音もれが気になる方にもおすすめの品です。
音楽室やコンサートホール、ライブハウスなどで見かける分厚い遮音カーテンは、窓に設置するだけで手軽に騒音対策ができます。
この記事を読むことで、ご自身の用途や目的にあった遮音カーテン購入の検討ができます。
目次
そもそも遮音カーテンとは何か?
遮音カーテンとは、外からの騒音を遮断する効果と、家の中からの音を外に漏らしにくくする、防音効果をもったカーテンです。
あくまでも布生地による遮音なため、過剰な期待は禁物です。
しかし、特殊加工された遮音カーテンは、特に高音に対して防音性能が高く、カーテンレールに取り付けるだけでお手軽に騒音対策ができます。
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遮音カーテンの種類
遮音カーテンには、生地を複層重ねて織ることで、生地で音を吸収しやすい構造とした「吸音」を重視しているカーテンや、金属樹脂で特殊コーティングをすることにより、「遮音」性能を高めたカーテンがあります。
他にも、「吸音」と「遮音」両方の特性を備えた防音カーテンなど、様々な種類があるため、ご自身に合った性能で選ぶ事が大切です。
基本的には、分厚く重量があるほうが振動は小さいため、音が伝わりにくく、防音効果が高い傾向にあります。
遮音カーテンの効果と注意点
高音域の音には効果が出やすい
遮音カーテンは、高音に対して特に高い効果を発揮してくれます。
外からの騒音である救急車や、パトカーのサイレン音、飛行機の音、ピアノの音や子供の声、ペットの鳴き声など、家の中からの音もれが気になる部分に対しても、高い防音効果が期待できます。
低音域の音にはほとんど効果がない
一方で、遮音カーテンは低音の音に対しての防音効果があまり期待できません。
電車の走る音や工事現場の振動音、近くの道路をトラックが通ったときの騒音など、振動の大きな低音に対してはほとんど遮音できず、防音効果は低い事に注意が必要です。
設置方法が悪いと効果が発揮されない
最大のポイントは、カーテンに隙間ができないように設置することです。
遮音性能の高いカーテンを購入しても、設置方法が甘ければ防音性能は半減してしまいます。
きちんとと正確なサイズを測り、カーテンの下部分の隙間ができないようにすることはもちろん、カーテンボックスを使って上部の隙間を埋めるなど、極力隙間が出ないように工夫をすることで、より高い防音効果が期待できます。
遮音カーテンの選び方
防ぎたい音や環境で選ぶ
遮音カーテンは、万能な防音アイテムではありません。
前述の通り、遮音カーテンは高音に対しては効果が高く、低音には効果が低いといった特性があります。
遮音カーテンを選ぶ際は、ご自身のお住まいの環境や、防ぎたい音の種類をよく検討し、遮音カーテンを購入することが重要です。
窓の大きさで選ぶ
完全に窓を覆うことができるサイズの遮音カーテンを選ぶ事も重要です。
少しでも窓部分がはみ出てしまうと、どんなに性能の良い遮音カーテンでも十分な効果を得られません。
特殊なサイズの窓の場合は、サイズを指定することができる「オーダーカーテン」を視野に入れるのがおすすめです。
素材で選ぶ
遮音カーテンを購入する際は、素材で選ぶことも大切です。
遮音カーテンには厳密な基準がなく、メーカー独自の試験で遮音性能が高いとされた生地を、各メーカーがそれぞれの方法で作製し、遮音カーテンとして販売しています。
例として、「風通織(ふうつうおり)」と呼ばれる、生地を2重に織ることで「吸音性能」を高めたものや、アルミや酸化チタンなど金属樹脂でコーティングしたものは、より高い「遮音性能」があります。
それぞれの素材を見比べて、より効果が期待できる製品を選ぶのもポイントです。
重量で選ぶ
遮音カーテンは、通常のカーテンと比べて生地が頑丈で分厚く、重量感があります。
音は振動で伝わるため、重くて密度の高い素材であるほど振動が伝わりにくく、遮音性能が高い傾向があります。
しかし、あまりにも重いとカーテンレールが重さに耐えられない可能性もあるため、事前にカーテンレールの耐荷重を確認するとよいでしょう。
おすすめの遮音カーテン
MEROUS ドレープカーテン ワインレッド
MEROUS ドレープカーテン ワインレッドは、音の吸収に優れている風通織りとアルミコーティング剤、酸化チタンコーティングの3種類を組み合わせることで、外部からの高音の侵入を防ぎ、屋内の音が外部に漏れるのも防止してくれます。
遮音加工がされていますが、洗濯機などで洗濯できるため、自宅で簡単にお手入れ可能です。
また、日光や紫外線を約70%カットする遮光効果や、暖房や冷房の効果をアップしてくれる優れた断熱効果を発揮してくれます。
パーフェクトスペースカーテン館 マニッシュ ダークブルー
パーフェクトスペースカーテン館 完全遮光×生地感 マニッシュ ダークブルーは、生地感の強い無地のカーテンで、高音に特に強い効果を発揮します。
室内の音漏れも防げるため、自宅で音楽や映画を楽しみたい方にもおすすめです。
ブルーやピンクなど、12色の中から色を選択できるため、オシャレなインテリア作りにも役立つでしょう。
カーテンくれない CALM
カーテンくれない CALMは、遮音、防音機能に優れており、ピアノなどの楽器音、電車などの乗り物音など室内外問わず騒音を防止してくれます。
形状記憶加工がされており、洗濯をしても元の綺麗な形状に戻るため、安心して洗濯を行えるでしょう。
また、気密性に優れている断熱生地を素材に採用しているため、保温・保冷性にも優れています。
満天カーテン バイエルグリーン
満天カーテン バイエルグリーンは、生地の表面に5層のアクリル樹脂コーティングがされているため、室内の話し声やテレビの音など生活音の音漏れ防止や、電車や犬の鳴き声など外からの騒音防止が可能です。
高い周波数の音になればなるほど効果を発揮し、最大で約50%の防音率を実現しています。
また、光の角度に関係なく外からの光を一切通さないため、日中に室内で映画などを鑑賞したい方や、就寝をしたい方におすすめです。
防音専門ピアリビング 防音カーテン コーズ
防音専門ピアリビング 防音カーテン コーズは、吸音層1枚とアクリル樹脂コーティング、遮音層それぞれ2枚を組み合わせた、5層の防音カーテンで、2~18dBまでの音を吸収し半減させることができます。
ワイド巾仕立てとなっており、窓を巾広く覆えるため、横からの騒音や音漏れを防げます。
5色の色が用意されているため、部屋の雰囲気に合わせて選択可能です。
カーテンくれない 静
カーテンくれない 静は、約250hz以上の周波数に対して効果的な防音カーテンで、ジェット音には約80%、ピアノ音には約70%、アラーム音には約50%の減音効果を発揮します。
250hz以下の周波数には効果を発揮しないため、購入する際には注意が必要です。
また、本体生地、アルミコーティング、酸化チタンコーティングを組み合わせた特殊3層コーティング構造をしており、5℃以上の断熱効果を発揮するため、冷暖房の節約や、結露対策にも使用できます。
遮音カーテンについてのおさらい
- 遮音カーテンとは、吸音性能や、遮音性能を搭載した防音カーテンのことで、通常のカーテンと比べ、分厚く重量感があるのが特徴です。
- カーテンレールに取り付けるだけで手軽に防音対策ができるため、外からの騒音や、家の中からの音漏れなど、音のお悩みを抱えてる方におすすめのカーテンです。
- 低音域にはほとんど効果がないなど、万能な防音アイテムではないため、過剰な期待はせず、お住まいの環境、目的や用途にあわせた製品選びをおすすめします。