こちらの記事は2019年9月20日の記事を2020年6月4日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・繰り返し使えるハクキンカイロとはの項目を追記いたしました。
・充電式カイロのおすすめを2020年6月4日の情報に更新いたしました。
この記事では、充電式カイロの特徴や選び方、おすすめの製品について解説します。
繰り返し使える充電式カイロには、さまざまな製品が販売されています。
この記事を読むことで、自分に合った充電式カイロ購入の検討が可能です。
目次
充電式カイロってなに?
充電式カイロとは、充電することで繰り返し使えるカイロのことです。
使い捨てカイロとは違い、使うたびにゴミになることもなく経済的で、オイル式のカイロのようにオイルを入れて着火するといった手間がかかることもありません。
また、充電式カイロはさまざな製品が販売されています。
かわいらしいデザインのものや、3,000円以下の手ごろな価格の製品も多いため、プレゼントとして選びやすいのも魅力でしょう。
一般的な充電式カイロは、発熱素子、サーモスタット、充電式バッテリーで構成されており、充電されたバッテリーから供給された電力によって、発熱素子が発熱するという仕組みで温まります。
温度を調整するための装置であるサーモスタットが付いているため、温まりすぎず常に適温で使用することが可能です。
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タイプ別の充電式カイロの特徴
充電式タイプは経済的
充電式タイプのカイロは、リチウムイオン電池が内蔵されており、充電することで繰り返し使用できるため経済的です。
充電はACアダプターのほか、USB経由で充電できるものもあります。
使い捨てカイロが1枚20円程度と考えた場合、繰り返し使える充電式カイロは500回程度(バッテリーの寿命は製品により異なります。)充電を繰り返して使うことができます。
1回の充電にかかる電気代は1円未満で済むため、本体価格を考慮しても長期的に見ればお得です。
乾電池タイプは電池式なためすぐ使える
乾電池タイプのカイロは、電池が消耗したら、その都度乾電池を交換するタイプです。
充電時間を必要とせず、電池を交換すればすぐに使用することができます。
しかし、充電式の電池ではなく普通の電池を使う場合、コスト面では充電式よりも劣る事に注意が必要です。
充電式カイロの正しい選び方
充電式カイロには、さまざまな製品が販売されているため、より使用環境に合ったものを選ぶことが大切です。
以下では、充電式カイロを選ぶ際のポイントを解説します。
表面温度で選ぶ
充電式カイロを選ぶ際には、できるだけ表面温度が高くなる製品を選ぶとよいでしょう。
充電式カイロは、表面温度が50℃以上になるものから、安全面を考慮して40℃程度に抑えられているものまでさまざまです。
しかし、特に気温が低い場所での使用を想定した場合、表面温度が低い製品では十分に温まらない可能性があります。
表面温度がより高い製品のほうがカイロとして性能では有利ですが、低温やけどなどが気になる場合には、温度調節が可能な製品がおすすめです。
付加機能で選ぶ
幅広い使い方をするために、付加機能の有無で選ぶのもポイントです。
充電式カイロは、暖をとる目的だけではなく、モバイルバッテリーやLEDライトとしても使える多機能な製品も販売されています。
上記の様な機能を持った製品は、緊急時や災害時に役立ったり、オフシーズンでも活用したりすることができます。
しかし、カイロに軽さを求める場合には、付加機能のない分軽量なタイプの製品を選んだほうがよいでしょう。
充電時間と持続時間で選ぶ
充電式カイロは、充電時間と持続時間も選ぶ際のポイントです。
充電時間は充電池の種類にもよりますが、2時間から5時間以上と幅があります。
モバイルバッテリーなどの付加機能付きの製品は、充電時間も長めの傾向です。
短時間の散歩などで使用するのか、長時間の外出で使用するのかなど利用シーンを事前に想定しておく必要があります。
デザインで選ぶ
充電式カイロは携帯して使用するものであるため、デザイン性も選ぶ際のポイントです。
充電式カイロのデザインは、おしゃれなものから、かわいいものまでバリエーションが豊富です。
自分にとってお気に入りのデザインを選ぶとよいでしょう。
充電式カイロのおすすめ
THANKO HANDWMPBは握りやすい
THANKO HANDWMPBは、本体は握りやすい形状でシリコン素材のため、長時間手にもって使うのにおすすめです。
3800mAhの大容量モバイルバッテリーとしても使用可能な充電式カイロです。
電源を入れれば数秒で温かくなり、低温・高温と2種類の温度設定ができます。
トップランド SK3000 BKEは両面にヒーターが付いている
トップランド SK3000 BKEは、本体の両面にヒーターが付いており、全体が熱くなるモデルです。
2段階の温度調整ができ、強は45℃、弱は40℃で温まります。
使用時間は強モードの場合約3時間で、弱モードでは約4時間です。
3000mAhのバッテリー容量を備えており、接続機器に給電可能なため、モバイルバッテリーとしても使うことができます。
ELAICE EKAIROXL-CGDは稼働時間が長い品
ELAICE EKAIROXL-CGDは、1回の充電でおよそ7時間という長時間の使用が可能です。
長時間外で連続使用する方におすすめです。
バッテリー容量は4400mAもあり、USB充電に対応している機器に給電する事もできます。
ELAICE e-KairoStickは3つの使い方が可能
ELAICE e-KairoStickは、充電式カイロだけではなく、モバイルバッテリーやLEDライトとしても使えます。
暖をとったり、LEDライトを明かりにしたりなど、緊急時に頼りになるでしょう。
バッテリー容量は2,200mAあり、連続使用時間は約4時間です。
電源を入れたら約1~2分程度で表面温度が約40℃になります。
三洋電機 エネループカイロ KIR-SL2Sはエネループ専用
三洋電機 エネループカイロ KIR-SL2Sは、単3形のエネループ専用の両面発熱タイプです。
スイッチひとつでON/OFFのほか、段階の温度2切り替えができます。
「ターボモード」を使えば急速に温められるのも便利でしょう。
また、オフシーズンでは、単3形エネループの充電器としても使うことができます。
繰り返し使えるハクキンカイロとは
ハクキンカイロとは、何度でも繰り返し使えて、使い捨てカイロの約13倍も温かくなるのが特徴のオイル式カイロです。
ハクキンカイロは、1923年に株式会社ハクキンカイロから発売されました。
90年以上のロングセラー商品で、過去には「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」も受賞しています。
ハクキンカイロは、ベンジン(液体燃料)を使いますが火はつきません。
使用するときは、ハクキンカイロの火口についている「プラチナ触媒」という部分をライターで軽く熱します。
熱が加わるとプラチナ触媒が反応して、気化したベンジンを水と二酸化炭素に分解します。
この化学反応によって発生した熱をカイロとして使用する仕組みです。
ベンジンの量を調整すれば、使用時間を調節できるのも特徴です。
充電式カイロについてのまとめ
- 充電式カイロは、充電することで繰り返し使えるカイロです。
- かわいらしいデザインの製品もあり価格も手ごろなためプレゼントにも最適です。
- 充電式タイプのカイロは充電することで繰り返し使用が可能で使い捨てカイロと比較しても非常に経済的です。
- 乾電池タイプのカイロはその都度乾電池を交換するタイプであるため、充電時間が必要ありません。
- 充電式カイロは表面温度の高いことをはじめ、機能性や充電時間、持続時間、デザインなどを考慮して選ぶとよいでしょう。