この記事では、スポーツに適した日焼け止めの解説をいたします。

スポーツ用の日焼け止めは、通常の日焼け止めよりも効果が高く、耐水性を持つ製品が多いため、激しい汗をかくスポーツやマリンスポーツに最適です。

この記事を読むことで、環境や場所にあわせたスポーツ用日焼け止めの購入を検討することができます。

スポーツ用の日焼け止めはなぜ必要なのか

まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。

スポーツ用の日焼け止めおすすめ5選

日光に含まれる「紫外線」を浴びすぎると、シミやそばかすなどお肌のトラブルだけでなく、シワや脱毛など老化の原因にもなってしまいます。

特に、屋外でのスポーツにおいては、帽子や日傘などの紫外線対策をすることができず、日光を直接浴びてしまうことが多いので、その悪影響は非常に大きいでしょう。そこで活躍するのが、スポーツ用の日焼け止めです。

スポーツ用の日焼け止めは、通常の日焼け止めより強力な効果で、耐水性を持つものが多いため、スポーツ中の強い日差しに対しても十分な効果が期待できます。

日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めの効果を最大限に受けるためには、正しい塗り方をする必要があります。まず、日焼け止めの成分が沈殿していることがあるため、使用前に容器をよく振りましょう。

顔に塗る場合は、髪をヘアバンドなどで固定し、1円玉程度の大きさをとり、左右の頬・鼻・おでこ・あごの5カ所につけます。その後、指全体を使って、円を描くように大きく伸ばしながら塗ります。

特に目の周りや唇、耳の周りは塗り残しがちなので、すみずみまで丁寧に塗ることが大切です。このとき、首の周りやうなじ、肩などにも必要に応じて塗るようにしましょう。

耐水性のない日焼け止めを使用する場合は、汗ですぐ落ちてしまう可能性があるため、頻繁に塗り直す必要があります。また、耐水性のある日焼け止めでも、時間とともにその効果は薄れていくため、2~3時間を目安に塗り直すことが大切です。

スポーツ用の日焼け止めにはどんなメーカーがあるのか

スポーツでかいた激しい汗でも流れ落ちない、水に強いタイプの日焼け止めが「ウォータープルーフ」です。

「資生堂」や「コーセー」など代表的な化粧品メーカーを始め、石鹸・洗剤業界最大手の「花王」など、様々なメーカーがスポーツに適したウォータープルーフの日焼け止めを販売しています。

スポーツ用の日焼け止めの正しい選び方

紫外線のダメージをどれだけ防ぐことができるか

私たちに影響のある紫外線には、「UVA(紫外線A波)」と、「UVB(紫外線B波)」の2種類が存在します。

波長の長いUVAは、肌の源である「真皮(しんぴ)」まで届き、コラーゲンやヒアルロン酸を作る組織をゆっくりと壊していき、シワやたるみなど老化の原因となるでしょう。

波長の短いUVBは、浴びるとすぐに日焼けや炎症などの「サンバーン」症状を起こし、肌の黒ずみや、シミ・そばかすの原因となることが特徴です。そのため、紫外線をどれだけ防ぐことができるのかをあらかじめチェックしましょう。

SPFとPAを確認する

日焼け止めにおいては、上記の通りUVAとUVBの両方に対策する必要がありますが、それぞれにどれくらい効果があるのかを示した指標が、「SPF」と「PA」です。

SPF(Sun Protection Factor)は、日焼けの直接の原因となるUVBをどれだけ防げるかを示した数値で、1~50+までの段階があります。数字が大きいほどUVBへの防御効果が高く、50を超える性能を持つ日焼け止めは、一律「SPF50+」と表記されます。

PA(Protection Grade of UV-A)は、UVAを防ぐ効果を表した表示です。「+」マークの数で4段階に表され、最大効果をもつ製品の表記は「PA++++」となっています。

日焼け止めを購入する際はSPFとPAの数値で効果を判断するのがおすすめです。

使用する場所や環境

日焼け止めを選ぶ際は、お使いの環境や場所によって使い分けることが大切です。

短時間のウォーキングやジョギングであれば、SPFとPA共に低めの日焼け止めが、肌への負担も軽く、効果も十分に期待できるでしょう。一方、炎天下で長時間レジャーやスポーツをする場合は、SPFとPAが最大値の日焼け止めがおすすめです。

曇りの日や短時間のスポーツには低刺激のものを使い、炎天下のスポーツでは効果を優先した強力なものを使うなど、お使いの環境や場所に合わせて使い分けてみましょう。

敏感肌の人でも安心して使える

一般的には、効果の強力な日焼け止めほど肌への負担が高くなっていく傾向があります。

そんな中、敏感肌の人でも安心して使える低刺激な日焼け止めもたくさん販売されています。肌への影響が気になる方はそのような日焼け止めを使用しましょう。

スポーツ用の日焼け止めおすすめ5選

アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク SPF50+/PA++++ 60mL

資生堂 アネッサの「パーフェクトUV スキンケアミルク」は、80分の水浴テストをクリアした、「スーパーウォータープルーフ」の日焼け止めです。

べたつかないサラっとした質感で使い心地もよく、低刺激なタイプもあるので、敏感肌の人でも安心の日焼け止めとして人気を集めています。

created by Rinker
アネッサ(ANESSA)
¥2,591 (2024/11/17 08:06:34時点 Amazon調べ-詳細)

スポーツ ビューティ UVウェア (スーパーハード) N 50mL

コーセーの「スポーツ ビューティ UVウェア」は、激しい運動でも効果が落ちにくく、強い紫外線からでも肌を守り抜いてくれるミルクタイプの日焼け止めです。

効果は安心のSPF50+・PA++++で、しっとり感が強く、炎天下に負けないスポーツ用に最適の日焼け止めとなっています。

ニベアサン プロテクトウォータージェル SPF50/PA+++ ポンプ 140g

花王 ニベアサンの「プロテクトウォータージェル」は、化粧水感覚で使える素肌に優しいジェルタイプの日焼け止めです。

強力な紫外線からも優しく素肌を守ってくれ、うるおい成分が配合されており、化粧の下地としても使える人気の日焼け止めとなっています。

created by Rinker
ニベアサン
¥906 (2024/11/17 21:20:10時点 Amazon調べ-詳細)

NULL 日焼け止め メンズ ウォータープルーフ (顔&全身用)

NULLのこの日焼け止めは、汗のかきやすい男性でも効果が落ちない、特許製法「三相乳化法」で作られた強力な日焼け止めです。

汗や水を浴びても効果が落ちないので、サッカーなどの激しいスポーツや、サーフィンなどのマリンスポーツのお供に最適な日焼け止めとなっています。

ビオレUV アクアリッチ ウォータリージェル 155ml (通常品の1.7倍) 日焼け止め SPF50+ / PA++++

花王 ビオレの「アクアリッチ ウォータリージェル」は、従来のおよそ1/500サイズのUVカットカプセルで、ミクロレベルで塗りムラを防いでくれるジェルタイプの日焼け止めです。

およそ1,000円で155mlと大容量なので、長期の旅行にもおすすめです。

スポーツ用の日焼け止めについてのまとめ

  • スポーツ用の日焼け止めは、耐水性を持った製品が多く、激しい汗をかくスポーツやマリンスポーツに最適の日焼け止めです。
  • 日焼け止めの効果の度合いは、UVBを防ぐSPFと、UVAを防ぐPAの表示によって表され、敏感肌用の低刺激の日焼け止めも数多く販売されています。
  • 商品選びの際は、SPFとPAを確認し、ご自身が使用する予定の環境や場所によって使い分けることが大切です。