こちらの記事は2019年11月6日の記事を2020年5月22日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・布団乾燥機のおすすめを2020年5月22日の情報に更新いたしました。
この記事では、布団乾燥機の特徴やメリット、おすすめのモデルを解説します。
布団乾燥機をまだ使ったことがない人は、なにを基準に選んだらよいのか分からない方も少なくありません。
この記事を読むことで、使い方やメリット・デメリットを踏まえた上で、自分に合った布団乾燥機購入の検討ができます。
そもそも布団乾燥機ってなに?
布団乾燥機は、主に寝具の乾燥と、あたためを行ってくれる電気製品です。
冬だけでなく湿気の多い梅雨や、夏などのカビ対策やダニ対策、花粉の時期など、寝具におきがちな問題を一年中解決してくれます。
布団乾燥機を使うメリット
ダニ予防になる
布団乾燥機は、布団の乾燥と冬場の布団のあたためだけでなく、ダニの駆除にも効果的なのがメリットです。
ダニは布団についた皮膚のカスを餌とし、人の体温で暖かく、汗により湿度の高くなった布団の環境を好みます。
ダニは一般的に、「50℃を越える高温に30分以上さらされると死ぬ。」といわれています。
しかし、天日干しでも、布団の中まで高温にするのは難しいでしょう。
布団乾燥機であれば、温風を全体に送って布団の中の湿気を除去し、ダニが住みにくい環境を作り出してくれます。
ダニ対策モードが搭載されている布団乾燥機であれば、ダニの繁殖自体を事前に予防するのにも役立ちます。
布団以外のものにも対応している
布団以外にも、最近の布団乾燥機には、衣類乾燥や靴乾燥機能・脱臭機能などの、様々な機能を備えたモデルが販売されているのもメリットです。
1台で何役もこなしてくれると、他の家電を買わなくて済むという場合もあるでしょう。
冬場の布団のあたため効果もある
布団乾燥機は、冬場の冷えた寝具に温風を送り込み温めてられるため、心地よい眠りにいざなってくれます。
足元を特にあたためてくれるモデルは、冷え性でお悩みの方にもおすすめです。
布団乾燥機の選び方
乾燥方式で選ぶ
布団乾燥機選びの際は、乾燥方式で選ぶのがポイントです。
布団乾燥機の乾燥方式には、大きく分けて2つのタイプがあります。
一つはエアマットで温める「マットタイプ」、もう一つは、マットを使わずノズルを差し込んで温める「マットレスタイプ」です。
それぞれメリットとデメリットを知った上で、ご自分の生活スタイルに合うものを選ぶとよいでしょう。
布団をすみずみまでムラなく乾燥させたい場合はマットタイプがおすすめです。
マットタイプは、マットの上に布団を載せたり、マットを布団に巻きつけたりすることで、布団全体をムラなく温めてくれます。
マットタイプによる布団乾燥は温度ムラが少なく、布団全体を高温にしておけるため、ダニの繁殖予防や駆除にも効果的です。
しかし、マットタイプのデメリットは、マットの設置に手間がかかることです。
収納時にもマットをコンパクトにたたまなければならないため、気軽に使用できないと感じる事もあるでしょう。
使い勝手のよさで選ぶ場合は、マットレスタイプがおすすめです。
マットレスタイプの一番のメリットは、乾燥マットの設置や片付けの手間が無く、設置・片付けがすぐにできる手軽さです。
送風口部分を布団に差し込むだけで、布団内部全体に温風が行き渡るように作られています。
しかし、構造上どうしても温度ムラが出てしまい、特に温風を吹き込む場所から遠いところほど熱が届きにくくなるのがデメリットです。
サイズで選ぶ
使いたい布団のサイズによって、布団乾燥機の選び方も変わります。
シングルサイズの布団は、パワーが少なくても十分乾燥が可能です。
ダブルサイズ以上の布団には、布団乾燥機もパワーが必要になります。
ダブルサイズ以上の布団に使う場合は、購入前に対応布団サイズを確認し、「ダブル対応」と記載があるものを選ぶとよいでしょう。
対応する布団の素材のチェックも必要
布団乾燥機の購入前には必ず、対応している布団の素材もチェックしておく必要があります。
現在の布団乾燥機は、布団の代表的な素材である羊毛・羽毛・綿すべてに対応していることがほとんどですが、素材によっては乾燥に時間がかかるモデルがあります。
また、化学繊維対応と表記されていても、使う際には布団の耐熱温度を確認してから使用するのも、事故を防ぐために大切です。
布団以外への対応力で選ぶ
最近の布団乾燥機には、布団を乾燥させる以外にも、以下の様な便利な機能がついたモデルも存在しています。
脱臭機能・アロマ機能
脱臭機能は、使うとイオンなどの効果を使って臭いを減らしてくれるのが特徴です。
脱臭機能を使って衣類やクローゼットなどに送風すれば、臭いを消してくれる効果が期待できます。
アロマ機能では、お好みのアロマを使ってリラックスできるため、心地よい眠りに役立ちます。
衣類乾燥機能
衣類乾燥機能を搭載した商品では、少量の衣類を乾燥させることができます。
梅雨の時期や天気の悪い日に重宝するでしょう。
しかし、本格的な衣類乾燥機能ではなく、靴下や下着など少量の洗濯物の乾燥程度の使い方に限られます。
靴乾燥機能
靴乾燥機能では、付属のアタッチメントを靴の先に装着して、靴やブーツの乾燥ができます。
現在ではほとんどの布団乾燥機に搭載されている機能で、雨の多い梅雨時には大変重宝するでしょう。
布団乾燥機のおすすめ
IRIS OHYAMA カラリエ KFK-301はハイパワー
IRIS OHYAMAのこのモデルは、ハイパワーのDCブラシレスモーターと、高い出力のヒーターにより、素早く布団を乾燥・暖めができます。
業界最高クラスの温風(2019年12月時点)である900Wものハイパワー出力により、冷え切った布団をわずか5分で隅まで暖めることができます。
ノズル上部が持ち上がり、ふとんを中で持ち上げる「ロング立体ノズル」が、温風を効率的に広げてくれる構造も魅力でしょう。
Modern Deco SUNRIZE 布団乾燥機はデザインがスマート
Modern Decoのこのモデルは、生活感が出やすいデザインが多い布団乾燥機を、スマートなデザインとして作ったことが特徴です。
本体の角を丸くした円状のデザインが、お部屋のインテリアの一部になるでしょう。
ホースを布団に差し込み、モードを選ぶだけで簡単に乾燥できるため、家事の合間の使用や、お子様の家事のお手伝いでも快適に使えます。
HITACHI アッとドライ HFK-VL3は布団を均一に乾燥する
HITACHIのこのモデルは、温風を上下、左右、前後に吹き出す「3Dブロー方式」が、布団を均一に乾燥させてくれます。
「3Dブロー方式」を実現する付属のアタッチメントには、11ケ所もの吹き出し口が付いており、敷布団や掛け布団を均一に乾燥させることができます。
アタッチメントとホースを本体に入れられるため、使用しないときはコンパクトに収納しておくことが可能です。
HITACHI HFK-VH1000は香りでリラックスできる
日立 HFK-VH1000は、デオドラント乾燥機能がついている布団乾燥機です。
デオドラント乾燥機能により、香料をセットして運転することで、温風と共にハーブの香りを布団に広げることができます。
リラックスして眠りにつきたい方におすすめです。
SHARP UD-CF1は取り回しやすい
SHARP UD-CF1は、取り回しやすさが魅力です。
本体が軽い上、取っ手付きで持ちやすいため、片手で楽に持ち運ぶ事ができます。
布団を乾燥させるときは、立てても寝かせても使用できるため、低い敷布団や、高いベッドなど、配置する場所に合わせて置き方を選ぶことができます。
KOIZUMI KBD-0550は夏でも使いやすい
KOIZUMI KBD-0550は、布団乾燥の際に「冬モード」「夏モード」の2つから選べるのが魅力です。
「冬モード」では、一般的な布団乾燥機と同じく布団を乾燥と同時にあたためますが、「夏モード」では、乾燥の後の布団の熱気を送風で取り除いてくれます。
熱気を取り去ってくれるため、暑い季節でも気軽に布団を乾燥させることが可能です。
また、付属品には「くつ乾燥アタッチメント」と「まくら乾燥ふくろ」が同梱されており、布団だけでなく靴やまくらの乾燥も行うことができます。
Diamond Head ROOMMATE RM-98Hは幅広い使い方が可能
Diamond Headのこのモデルは、付属アタッチメントにより、衣類乾・靴乾燥や、ペットのドライヤーとしても使える布団乾燥機です。
衣類乾燥アタッチメントは、吹き出し口が風を循環させやすい「ルーバー」仕様であるため、効率的に衣類に風を送ることができます。
布団以外の乾燥にも使いたい方におすすめです。
象印 RF-EA20-WAはホースの着脱が不要
象印 RF-EA20-WAは、使う際に面倒なホースの着脱が不要な「折りたたみ式」を採用しているのが特徴です。
「折りたたみ式」の構造により、本体上部を開き、布団に差し込むだけで使うことができます。
ホースがいらないため、より手軽に布団乾燥を行うことができます。
布団乾燥機についてのまとめ
- 布団乾燥機には、収納がしやすいマットレスタイプと乾燥重視のマットタイプがあります。使用頻度や使う部屋、収納スペースによって使い勝手の良いものを選ぶとよいでしょう。
- 布団乾燥機は、寝具のあたためや湿気対策で使われることが多いですが、最近は脱臭や衣類乾燥などの付加価値機能がついたものが色々とあります。布団乾燥機をなにに使いたいかを考え、機能の優先順位をつけておくのがおすすめです。