こちらの記事は2019年11月11日の記事を2020年5月21日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・翻訳機の選び方にディスプレイの有無で選ぶの項目を追記いたしました。
・翻訳機のおすすめを2020年5月21日の情報に更新いたしました。
ここでは、翻訳機の魅力や、翻訳機の種類、選び方のほか、おすすめの翻訳機についても紹介します。
翻訳機は既ににたくさんの製品が発売されており、スペックや翻訳精度、対応言語も同じではありません。
この記事を読むことで、自分に合った翻訳機購入の検討ができます。
翻訳機の魅力やメリット
翻訳機は翻訳に特化したデバイスで、スマホなどのアプリと比較すると、より正確な翻訳を素早く行えるのが特徴です。
また、翻訳機によっては、AIによりより間違いの少ない翻訳が可能なものや、海外旅行者が話す言葉に絞って翻訳を構成する事で、一般的ではない表現を排除して翻訳してくれる機能なども存在しています。
また、翻訳機は、用途が幅広いスマホよりも翻訳機能だけに絞り込まれているため、バッテリーの消耗が少なく、内蔵エンジンによりオフラインでも利用可能なモデルが多いのも魅力です。
翻訳機のタイプ
一方向翻訳タイプ
翻訳機のうち、日本語から英語といったように、一方向にのみ翻訳可能な翻訳機が一方向翻訳タイプです。
操作が簡単で、必要なときに伝えたいことをシンプルに翻訳する事ができます。
意思を伝達するという点に機能が絞り込まれており、より素早い翻訳が可能です。
双方向翻訳タイプ
双方向翻訳タイプは、日本語から英語だけでなく、英語から日本語といったように、同時通訳をしているようにやり取りができる翻訳機です。
異なる言語を話す人同士が、よりコミュニケーションをとりやすいのが魅力です。
翻訳機の選び方
タイプで選ぶ
翻訳機は、一方向翻訳タイプと双方向翻訳タイプの、どちらのタイプにするかで選ぶとよいでしょう。
レストランでの注文や、ホテルのチェックインの際のように、一方向で相手に意思を伝える場合は一方向翻訳タイプがおすすめです。
一方、ビジネスなどで会話をする場合は、お互いの話が理解できる双方向翻訳タイプがよいでしょう。
自分がどういう場面で翻訳機を使うかを想定して検討するのが大切です。
対応言語のチェック
翻訳機は、自分が行く場所に必要な翻訳ができるかどうかで選ぶのも大切です。
モデルによっては対応する言語の数や種類が異なるためです。
話者の多い言語に使う場合は、英語や中国語のみといったシンプルな機種でも十分でしょう。
世界中の様々な国に旅行するといったな場合には、対応言語が多い機種がおすすめです。
しかし、一見対応言語が多くても、話者の数が少ない言語には対応していないモデルもあるため、あらかじめ必要な言語を確認しておく必要があります。
翻訳スピードで選ぶ
翻訳機を使ってスムーズな会話を実現するためには、翻訳のスピードで選ぶのもポイントです。
特に商談や会議といったビジネスシーンでは、ストレスのない翻訳が必要不可欠です。
翻訳にかかるスピードが公表されている機種も少なくないため、翻訳機を購入する際に参考にするとよいでしょう。
連続使用時間や充電時間で選ぶ
翻訳機は、連続動作時間や連続待受時間ができるだけ長いものを選ぶとよいでしょう。
海外旅行などでは、常に充電できる環境が整っているとは限らないためです。
乾電池タイプの翻訳機の場合は、常に予備の乾電池を携帯しておくとよいでしょう。
持ち運びのしやすさで選ぶ
携帯して使用することの多い翻訳機は、サイズや重量など、持ち運びやすさもチェックしておく必要があります。
できるだけ軽くて小さなものがおすすめですが、高機能モデルは重量もあり、サイズも大きくなりがちなため、携帯性と機能性のバランスが大切です。
100g前後のものが中心ですが、50g前後で片手に収まるほどの小さなサイズの翻訳機もあります。
オンライン対応かどうかで選ぶ
オンラインに対応した翻訳機であれば、常に翻訳エンジンにアクセスでき、正確な翻訳が可能です。
難解な文章や長文を翻訳する必要がある場合は、オンライン対応の翻訳機を選ぶとよいでしょう。
しかし、オンラインでの使用には、Wi-Fi環境やSIMカードが必要です。
インターネットに接続できない環境で使用する場合は、オフラインでも使えるタイプの翻訳機を選ぶ必要があります。
オンライン、オフライン双方で使用できる製品もあるため、自分の使う場所に合った物を選ぶとよいでしょう。
ディスプレイの有無で選ぶ
液晶ディスプレイがついているかどうかで翻訳機を選ぶのもポイントです。
ディスプレイに翻訳したテキストを表示できれば、翻訳された音声を聞き逃した際に読んで確認できたり、自分の話した言葉をちゃんと聞きとっているか確認できます。
外国語の学習にも役立てることができるでしょう。
ディスプレイが付いていないモデルは上記の使い方ができませんが、細かい操作がいらないため、手軽に使えるのが魅力です。
翻訳機のおすすめ
SOURCENEXT POCKETALK Sは2年間使い放題
SOURCENEXT POCKETALK Sは、料金は本体代だけで、通信料なしでどこでも2年間使い放題の翻訳機です。
カメラで撮影した文字を翻訳したり、音声を双方向で翻訳できるため、旅行先のガイドマップや現地の人との会話を手軽に行うことができます。
カメラは55もの言語を自動で認識し、翻訳した文章をディスプレイに表示可能です。
音声は英語や中国語、ロシア語、ポルトガル語の方言まで含め、74言語に対応しています。
2年間使い放題の通信機能は、133の国と地域で使うことができます。
Dreams Come True Dream Talk DCT-2020は録音も可能
Dreams Come Trueのこの翻訳機は、会話や写真解析の翻訳だけでなく、録音した音声も翻訳できるのが特徴です。
録音翻訳では、海外での講義や演説を録音し、後日翻訳して聞くなど、長く区切りのない音声を保存してまとめて翻訳することができます。
内蔵の人工知能により翻訳の際の処理速度が速い事も特徴で、対話の際も遅延なく、自然な会話をすることができます。
KINGJIM ワールドスピーク HYP10は翻訳言語が豊富
KINGJIM ワールドスピーク HYP10は、155言語という豊富なオンライン翻訳と、17の言語のオフライン翻訳が可能な翻訳機です。
翻訳言語を選ぶ際は、音声で選択できる「音声コマンド」機能により、多国籍の人が集まる場でも手軽に翻訳言語を切り替えることができます。
よく使うフレーズは登録しておき、好きなときに呼び出すことができるため、現地で何度も人に話しかける際に、何度も同じ言葉を翻訳する必要がありません。
三金商事 AISTA-100は翻訳速度が早い
三金商事 AISTA-100は、高精細の翻訳エンジンである「クラウド翻訳」により、一言ほどの言葉であれば、0.2秒という素早さで翻訳することができます。
また、AIが翻訳エンジンの訳文を自動で確認し、より精度の高い翻訳に変換してくれるため、翻訳ミスを減らしてくれます。
106の言語に対応し、英語に関しては、カナダ/イギリスなど14種類のアクセントにも対応しているため、訛りの多い地方でも使う事が可能です。
中国語の場合は、広東語や上海語などの7つの方言にも対応しています。
また、「写真翻訳」機能も搭載しているため、バスや地下鉄の時刻表や、食事処のメニューなどを翻訳する事もできます。
FUJITSU arrows hello AT01は軽くてコンパクト
FUJITSU arrows hello AT01は、約101gと軽量で、コンパクトな本体デザインと、側面に付けられた操作キーにより、とっさに使いやすいなど取り回しやすさが魅力の翻訳機です。
オンライン翻訳では28の言語に対応しており、オフラインの環境では内蔵の翻訳エンジンにより3言語の翻訳を行うことができます。
レストランのメニュー表や、駅などの案内板を撮影するだけで翻訳できる「カメラ翻訳」も搭載しています。
翻訳機としても期待される第2世代のPixel Budsも登場
ここまで、専用の翻訳機についてお伝えしましたが、このほかにもリアルタイム翻訳を搭載したデバイスは多く販売されています。
その中でも、Google翻訳を利用したGoogleの完全無線イヤホンPixel Budsの翻訳精度に注目が集まっています。
第2世代となるPixel Budsは2020年春に発売予定で、対面の相手が話している内容を通訳することが可能です。
また、従来モデルとは異なり、ケーブルを廃止した完全無線タイプとなっています。
参考
Googleストア Google Pixel Buds
翻訳機についてのまとめ
- 翻訳機は翻訳に特化した専用のデバイスで、スマートフォンなどのアプリと比較するとより正確な翻訳が可能です。
- 翻訳機には主に一方向翻訳タイプと双方向翻訳タイプがあります。
- 翻訳機はタイプの違いをはじめとして対応言語、翻訳スピード、使用時間や充電時間、持ち運びのしやすさ、オンライン対応の有無などを基準に選ぶとよいでしょう。
- 翻訳専用のデバイス以外でもGoogle翻訳を利用したイヤホンPixel Budsも翻訳機能が注目を集めています。