こちらの記事は2019年9月5日の記事を2020年5月20日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・おすすめの複合機を2020年5月20日の情報に更新いたしました。
この記事では複合機の特徴や役割、使い方や選び方、おすすめのモデルを解説いたします。
この記事を読むことで、自分に合った複合機を購入する検討ができます。
目次
複合機とはなにか?
複合機とは、コピーやパソコン・スマホにあるデータを印刷するプリンター機能に加え、Faxやスキャナーなどの1台で複数の役割を持つプリンターです。
複合機の使い方はいたってシンプルで、最初に設定しておけばパソコンなどの書類や写真をプリントアウトすることはもちろん、書類などのコピーを簡単に行うことができます。
複合機でスキャンしたデータをパソコンに保存し、そのままプリントやFaxするといった使い方も簡単に行えます。
複合機を販売している主なメーカー
複合機は様々なメーカーから販売されています。
各メーカーは複合機に自社独自の機能や品質などを付加しているため、複合機を選ぶ際には各メーカーの特徴を理解して選ぶのがおすすめです。
以下では、複合機のメーカーごとの特徴を解説いたします。
SHARP
SHARPの複合機は、本体の価格が比較的安く手に入れられることが特徴です。
インクなどの消耗品も、他のメーカーよりも比較的低価格なため、シャープの複合機はコストパフォーマンスがよい事も魅力でしょう。
カラープリントのクオリティは、他のメーカーと比べると必ずしもよいとはいえませんが、白黒プリント中心であったり、スキャナーやFax中心の利用であったりといった用途であれば、品質は他のメーカーと比べても遜色はありません。
印刷コストが気になる方におすすめのメーカーです。
Canon
Canonの複合機は、印刷スピードを始めとした処理能力が他のメーカーに比べて早いことが特徴です。
特に複合機の立ち上がりの速度は、他メーカーと比べても早く作られているモデルが多く、印刷を開始するまでのストレスも少なくて済みます。
複合機本体の省スペース性にもこだわっているメーカーであるため、個人利用や小規模オフィスでの利用にもおすすめです。
Xerox
Xeroxの複合機は、画質の高さに定評があり、デザイナーなどからの評価が高いメーカーです。
本体価格は他のメーカーと比較すると高めであるため、リース(リース会社が購入した製品を、企業に対して長期にわたり賃貸する事。)などの方法で利用されることも多々あります。
Xeroxは、リース時のアフターサービスが手厚く、保守メンテナンスをする拠点も非常に多いため、不具合発生時には迅速に対応してもらえるといったメリットもあります。
RICOH
RICOHは、本体価格は他のメーカーに比べて高いですが、官公庁などの公共機関にも導入実績が多く、機能・品質に評判があることが特徴のメーカーです。
リース時のアフターサービスにも定評があり、中古品であっても保守契約が可能なため、ビジネス開始時の選択肢として候補に上がることも少なくないメーカーです。
KONICA MINOLTA
KONICA MINOLTAの複合機は、本体のクリエイティブな見た目や画質が特徴です。
特徴的な複合機の見た目は、グッドデザイン賞を受賞している経歴もあります。
また、ゲーム機との互換機能があるモデルや、Apple社のPCからも簡単な設定で出力出来るモデルが少なくないため、クリエイティブな仕事をしている人に人気を集めています。
その他のメーカー
ブラザー工業やEPSONを始めとするその他のメーカーは、ビジネスよりも一般家庭をターゲットとした小規模な複合機を販売していることが特徴です。
ビジネス用途の複合機も出してはいますが、どれも家庭用複合機に近い性能であるため、ビジネス用途であれば印刷頻度の少ない小規模オフィスなどでの利用がおすすめです。
複合機を選ぶ際のポイント
コストで選ぶ
複合機は、本体価格のほか、ランニングコストも比較した上で選ぶのがおすすめです。
付与されている機能や画質、プリントアウト後の品質に対して、購入価格が納得のいくものなのかをよく考え、必要のない機能などを省けば価格が下がるのかなどを判断するとよいでしょう。
ランニングコストに関しては、インクの価格や、一回のインク交換で何枚程度の印刷が可能かなど、短期的・長期的に見たランニングコストを想定してみるとよいでしょう。
本体価格が高めであってもランニングコストはかからないモデルや、その逆といったことも考えられるため、十分に比較検討することがおすすめです。
画質から選ぶ
複合機を選ぶ際には、画質のよさも検討のポイントです。
特に出版関連やデザイン業の場合は、プリントアウト後の画質は重要でしょう。
画質は、出力元のデータの解像度や、複合機の塗料によっても異なりますが、トナータイプの複合機の方が画質が高い傾向にあります。
また、印刷速度や印刷をする際の用紙の大きさによっても変わるため、高速印刷や大きめの用紙でも画質を調整することが可能かどうかも選択の基準です。
画質のよさに定評のあるメーカーには、キャノン製の複合機や、ゼロックス、リコーなどがあげられます。
印刷スピードで選ぶ
複合機を選ぶ際は、印刷のスピードで選ぶのもポイントです。
印刷スピードは大量の印刷をする場合に特に重要で、1分あたりに何枚の印刷が出来るかといった表記の仕方で販売されていることが多いため、購入の際に参考にするとよいでしょう。
おすすめの複合機
CANON GM4030はインクや紙の補充回数が少なく済む
CANON GM4030は、インクや紙を補充する回数を極力減らしたい方におすすめです。
ブラックインクのボトル1本分で、最大約8,300枚もの大量印刷を行える複合機です。
カートリッジ式のインクを使う場合と比べて、交換頻度が少ないのも魅力でしょう。
ブラックのインクボトルが2本同梱されているため、同梱インクだけでも大量の印刷を行うことができます。
給紙を大量にセットできるのも魅力で、A4普通紙で前面カセットに250枚と後トレイに100枚で、合計350枚もの給紙を行えます。
CANON Satera MF644Cdwはコンパクトな本体サイズが魅力
CANON Satera MF644Cdwは、コンパクトな本体サイズでありながら、「両面同時スキャン」やFAXも行える、オフィス向けのカラーレーザー複合機です。
A4サイズのカラー・モノクロ印刷を、毎分21枚というスピードで出力できるため、印刷物を大量に出すビジネスの環境などでおすすめです。
操作パネルにはカラータッチパネルを採用しており、直感的にメニュー操作を行う事ができます。
また、タッチパネルはメニューのカスタマイズが可能なため、頻度の高い業務に合わせて操作しやすいように設定できるのは便利でしょう。
印刷の機会が多い環境におすすめです。
ブラザー工業 PRIVIO MFC-J998DNはFAXと電話機能を搭載している
ブラザー工業 プリビオ MFC-J998DNは、FAXと電話機能を搭載しており、子機1台が付属するA4インクジェット複合機です。
A4では80枚まで、はがきでは50枚まで給紙可能です。
電話機能には、取りたくない着信を拒否できる「おことわり機能」や、「迷惑電話番号指定」が搭載されているため、不要な通話を減らすことができます。
また、FAX機能には、「みるだけ受信」機能により、送られてきたデータに目を通してから印刷するかどうか選べるため、無駄なインク・用紙使用を減らすことができます。
また、FAXを送信する際には、「みてから送信」機能により、読み取った内容を液晶画面で確認できるため、誤送信を防止できるのも安心です。
FAXを頻繁に使う方におすすめの複合機です。
EPSON PX-M884FC0は大容量インクパックが搭載できる
EPSON PX-M884FC0は、モノクロ印刷を約10,000枚分も行える大容量インクパックが搭載できるインクジェット複合機です。
省スペースのモデルであるため、バックヤードやカウンターなどの、狭い空間に設置して使う事ができます。
純正紙以外に印刷できるのも特徴で、薬袋やミシン目入りの用紙、伝票などにもプリントすることができます。
EPSON EW-M630Tはインクの交換を手軽に行える
EPSON EW-M630Tは、「挿すだけ満タン」インク方式により、インクの交換を手軽に行えるのが便利な複合機です。
インクボトルのスクリュー式キャップを開けて挿せば手軽にインク補充を開始でき、インクが満タンになると自動的に補充が完了します。
大容量インクタンクにより、A4モノクロの印刷は約0.4円で、カラー印刷は約0.9円と、低コストでの運用を実現しているのも特徴です。
操作パネルには、2.4型カラー液晶モニタを搭載しているため、明るく見やすいメニューで操作を行う事ができます。
インク交換の手間をストレスに感じている方におすすめです。
複合機についてのまとめ
- 複合機は、プリンターやコピーに加えFax、スキャナーの機能も併せ持った便利な機械です。
- 複合機はメーカーによって特徴が違うため、好みのメーカ―から選ぶとよいでしょう。
- 複合機は本体価格とランニングコストを比較して購入することがおすすめです。
- 画質に定評があるのはキャノンやゼロックス、リコーがおすすめです。
- 大量の印刷が想定される場合は、複合機は1分間に何枚印刷できるかといったスピードで選ぶことがおすすめです。