こちらの記事は2020年1月2日の記事を2020年6月15日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・以下の項目を2020年6月15日の情報に更新いたしました。
 消しゴムはんこ作成におすすめのデザインナイフ
 消しゴムはんこ作成におすすめのカッター

この記事では、消しゴムはんこを作るときに使うカッターの選び方や、おすすめ製品を紹介いたします。

手紙や年賀状など、ハンドメイドのオリジナル消しゴムはんこを使いたいという方は多いでしょう。

思い通りに消しゴムはんこを作るためには、カッターの種類や特徴をチェックして選ぶことが重要です。

この記事を読む事で、消しゴムはんこに使うカッター購入の検討ができます。

消しゴムはんことはなにか?

消しゴムはんことは、消しゴムに好きな文字やイラストなどのモチーフを彫って作るオリジナルのスタンプです。

作った消しゴムはんこは年賀状や手紙、手帳のデコレーションなどにも使えます。

費用もそれほどかからず、身近にある消しゴム・カッターなどを使って作れるため、気軽にチャレンジできる点も魅力です。

消しゴムはんこの基本の作り方は以下の通りです。

消しゴムはんこの基本の作り方

  • 大きめの消しゴムを用意し、表面をきれいにする。
  • トレーシングペーパーの上から作りたいモチーフをなぞる。
  • トレーシングペーパーを消しゴムにこすり、モチーフを写す。
  • モチーフから2~3mmの幅ができる程度に、周りをカッターで落とす。
  • モチーフの細部を彫っていく。
  • 練り消しゴムを使用し、鉛筆のあとを消す。
  • 試し押しをしながら、微調整して完成させる。

消しゴムはんこの作成工程で、もっとも集中力を必要とするのがカッターを使用する場面です。

思い通りに仕上げるためにも、使いやすいカッターで丁寧に彫っていく必要があります。

消しゴムはんこに使うカッターの種類

普通のカッター

日用品として普及している「普通のカッター」でも、消しゴムはんこ作りに使うことができます。

普通のカッターの特徴は、刃の表面積が広いことです。

使い慣れている人も多いため、大きな部分を切るときに使うとよいでしょう。

しかし、重さがあり小回りが利かないことから、繊細な作業には向きません。

デザインナイフ

デザインナイフは、普通のカッターよりも細かなモチーフを彫りやすいカッターです。

デザインナイフは刃の表面積が小さいため、鉛筆のように持って使用でき、小回りを利かせることができます。

ゆるやかな曲線や小さな面積のくりぬきに使うとよいでしょう。

消しゴムはんこに合うデザインナイフの選び方

刃の角度・幅・厚さで選ぶ

デザインナイフは、刃の「角度」「幅」「厚さ」で選ぶのがポイントです。

消しゴムはんこに合う「角度」「幅」「厚さ」は以下の通りです。

角度

刃の角度は一般的に30~45度のタイプが多く、消しゴムはんこ作りなど、細かい作業に使う場合は、接地面積の少ない30度がおすすめです。

カッターの幅は、一般的に4mmか6mmで販売されています。

厚みのある消しゴムを使う場合には、安定感のある6mmを使うと、多少力を入れてもコントロールしやすいためおすすめです。

4mmは細かい部分の作業に向いているため、両方持っておくと使い分けできて便利でしょう。

厚さ

カッターの厚さは、0.45mm以上のタイプが消しゴムはんこ作りにはおすすめです。

紙を使った切り絵などの薄い素材であれば、0.35程度の厚さでも問題ありませんが、あまり薄い刃では消しゴムに負けて折れてしまう可能性があります。

デザインナイフは替え刃で使うことができるため、異なるタイプをいくつか揃えておくと、スムーズな作業ができるでしょう。

ボディーの仕様で選ぶ

ボディーの仕様(太さ)で選ぶのもポイントです。

鉛筆持ちできる点がデザインナイフの特徴のひとつですが、製品によってボディーの仕様が異なります。

ボディーの太さは「φ(ファイ)」で表され、φ50の場合は直径50mmです。

φの数字が大きいほど太く、太いほど力を入れやすくなります。

φが小さいタイプは繊細な作業に向いています。

消しゴムはんこの細かい部分をカットする際には、φ6程度のボディーがおすすめです。

大きな面積を大胆にカットしたい場合には、φ9以上のタイプを選ぶとよいでしょう。

安全対策で選ぶ

安全対策で選ぶのも大切です。

繊細な作業である消しゴムはんこの作成は、うっかり力を入れすぎて刃が滑ったり、テーブルから落ちたデザインナイフを踏んでしまったりなど、思わぬ怪我を招きがちです。

作業中の怪我を防止するためにも、安全対策を備えたモデルを選ぶと安心でしょう。

ゴムグリップ仕様のデザインナイフであれば、力が入れやすく、手が滑りにくくなります。

また、刃先にキャップを付けられるタイプのデザインナイフであれば、万が一転がってしまった場合にも安心です。

消しゴムはんこ作成におすすめのデザインナイフ

消しゴムはんこに使うデザインナイフは、様々なメーカーから販売されていますが、「NTカッター」と「オルファ」が最も有名です。

しかし、メーカーによる違いはさほどありません。

デザインナイフを選ぶときには、メーカーよりも各商品の特徴をチェックするとよいでしょう。

以下では、消しゴムはんこ作成におすすめのデザインナイフを紹介します。

OLFA アートナイフプロ 157B2ECは本格的な工作によい

OLFAのこの製品は、本格的な工作用のデザインナイフとして活躍します。

刃は、直線刃、曲線刃、平刃の3種類が付属しています。

用途に応じて刃を交換することができるため、プラモデル作りや紙工作など様々な使い方が可能です。

持ち手には、滑りにくく、手が疲れずに長く使えるラバーグリップを採用しており、長時間安定して使用することが可能です。

日本クリノス PCK-01はペンナイフに似た柔軟性と使いやすさが魅力

日本クリノス PCK-01は、プロのペンナイフに似た柔軟性と使いやすさを備えたカッターナイフです。

人間工学に基づいて作られた逆三角形のボディが指を優しく支え、滑らかな曲線カットを可能にします。

また、先端にはラインカッター溝があり、刃を引っ込めた状態で糸切りが可能です。

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日本クリノス
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消しゴムはんこ作成におすすめのカッター

自宅にあるカッターを使って消しゴムはんこを作ることも可能ですが、刃がボロボロになっていたり、錆びていると危険です。

お試しでカッターを使って消しゴムはんこを作ってみたい場合にも、新品を使うとよいでしょう。

以下では消しゴムはんこ作成におすすめのカッターを紹介します。

NT NTカッター A-400GRPは両利き設計

NT NTカッター A-400GRPは、両利き設計になっており、左利きの人も右利きの人も、刃をひっくり返すだけで使用する事ができます。

金属製のボディですが、グリップはゴム製で滑りにくい作りになっているため、長時間手に持って使う際も安心です。

スライドから指を離すとスライドが自動的にロックされ、刃が滑らないようになっているのも安心なポイントです。

Murateckds L-34Aは切れ味抜群の鋭黒刃搭載

Murateckds L-34Aは、切れ味抜群の鋭黒刃(L刃)を備えたカッターです。

また、強力なホールドグリップとエラストマー製の弾力あるラバーにより、しっかり握って作業をする事ができます。

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ムラテックケーディーエス(Murateckds)
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消しゴムはんこにおすすめのカッターについてのまとめ

  • 消しゴムはんことは、自由にモチーフを描いた消しゴムを切り抜いてスタンプとして使用する物です。身近にある素材や道具で気軽に始めることが出来、年賀状や手紙、手帳のデコレーションとして活躍してくれます。
  • 消しゴムはんこに必要なカッターは「普通のカッター」と「デザインナイフ」があり、本格的に作る場合や繊細な作業にはデザインナイフがおすすめです。デザインナイフは刃の仕様(厚さ・角度など)やボディーの太さ、安全性を考慮して選ぶようにしましょう。
  • デザインナイフを販売している有名なメーカーは「NTカッター」と「オルファ」です。各商品の特徴をチェックして、自分に会いやすいタイプを購入するとよいでしょう。