こちらの記事は2020年4月3日の記事を2020年10月21日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・スマホ充電用の手回し充電器の選び方の項目を追記いたしました。
・おすすめの手回し充電器を更新いたしました。
地震や台風などの災害が起こった時に備えて、スマホを充電できる手回し充電器を用意しておけば安心です。スマホ充電用の手回し発電機とはどんなものか、おすすめの手回し発電機にはどんなものがあるか、手回し発電機よりもさらに発電しない場合のどんな機種があるのかということが疑問点としてあげられます。
この記事では、スマホの充電器用に手回し発電機、おすすめの手回し発電機、手回し発電機だけでは不十分などについて説明します。
目次
スマホの充電器用に手回し発電機
スマホの充電用に手回し発電機という便利グッズがあります。地震や洪水などの災害が起こった時、電力などのライフラインはなかなか復旧しないものです。このような時に備えて、事前に手回し発電機を準備しておきましょう。
災害時に手回し発電機は非常に役に立ちます。小型でそんなに重くありませんので、いざという時の災害用バッグに入れておくことをおすすめします。また、いつでもどこでも使えるというメリットがありますのて、持ち運んて使うこともできます。
発電量は少ないので、あくまで緊急用
標準的な手回し発電機は、1秒間に2回ほど回転させるとスマホの充電が可能な電力を供給することができます。また、手回し発電機の発電量はあまり多くはありません。1秒2回のペースが維持できないとすぐにスマホの充電が止まってしまいます。供給電力が小さいので、モバイルバッテリーや携帯用太陽光発電機を併用した方がいいでしょう。
晴れた日であれば、太陽光発電機からスマホの充電を行うことができます。ただ、通常のコンセント充電などと比較すると電力が小さいですし、曇りや雨または夜間は充電することができません。これ以外の方法として、モバイルバッテリーを使う方法があります。
モバイルバッテリーがあれば、一旦手回し発電機や携帯用太陽光発電機からモバイルバッテリーに充電し、この充電したモバイルバッテリーからスマホに充電することができます。
しかしいずれの方法をとったとしても、あくまで緊急用と考え、緊急時の最低限の電話や連絡をするために使うものという前提で考えておいた方がいいです。
スマホ充電用の手回し充電器の選び方
発電効率が高いものを選ぶ
手回し充電器は商品によって、発電効率が異なります。
少ない手回しの回数でより多く発電できるものがおすすめです。
例えば、1分間の手回しで1分間スマホで通話できる商品などは緊急時にすぐに使えるためおすすめです。
長時間充電することを前提とした商品よりも、短時間で発電でき、すぐに使用できるものを選ぶとよいでしょう。
LEDライトやラジオなどの付加機能で選ぶ
手回し充電器には、充電機能以外の機能が付いているものが多くあります。
例えば、ラジオ機能が付いているものなら緊急時でもリアルタイムで情報を収集できるため、避難などの行動もしやすいでしょう。
LEDライトを始めとした、ライトが付いているものであれば万が一停電になった場合でも、明かりの確保が可能です。
付加機能が充実していれば、緊急時にも役立てることができるため、おすすめです。
手回し充電以外の充電機能があるかどうかで選ぶ
手回し充電器には手回し以外の充電機能がある商品もあります。
ソーラー充電が可能なものであれば、太陽の光を当てることで充電ができるため、日中の晴れた日であればいつでも充電が可能です。
また、バッテリーが内蔵されているものであれば、手回しをしなくでもUSB接続などをすることでスマホに充電できます。
手回しは労力が必要になるため、他の充電機能が付いていれば、手回しが難しい状況でもスマホに充電を行えるでしょう。
おすすめの手回し充電器
オーム電機 RAD-M799N
オーム電機 RAD-M799Nは、手回しによるスマホ充電はもちろんのこと、内蔵バッテリーから充電することも可能な商品です。
手回し充電の場合、1分間に約120回を3分続けることで、スマホでの通話約20秒分となります。
内蔵バッテリーの場合は、フル充電時に使用すれば、スマホで約15分間通話することが可能です。
他にも、ラジオやライト機能、緊急時に自分の居場所を知らせるサイレン機能も付いており、災害時にも役立つでしょう。
USB接続はもちろんのこと、イヤホン端子も付いているため、ラジオを聴く際にイヤホンを使用したい方にもおすすめです。
ZEPEAL DJL-H363
ZEPEAL DJL-H363は、スマホ充電用のケーブルも付属しており、手回し充電の他に2200mAhの内蔵バッテリーでスマホ充電を行えます。
LEDライトが付いており、付属の収納袋を被せれば、ランタンとしても使用可能です。
また、災害時に受信しやすいワイドFMにも対応しているため、災害時の情報収集も問題ありません。
緊急時に使用しやすい機能が豊富に付いているため、おすすめです。
山善 YTM-R100
山善 YTM-R100は、手回しでのスマホ充電はもちろんのこと、乾電池での充電も行えます。
10年間使用しなくても、劣化することなく使用できるため、緊急時のみ使用したい方にもおすすめです。
スマホ充電機能以外にもラジオやLEDライトが付いており、緊急時に役立つでしょう。
また、ほこりや塵の侵入、水にも強いため、過酷な環境でも使用できます。
手回し発電機だけ不十分
手回し充電器は大きな充電量ではありませんので、スマホの充電であまり十分とは言えません。常に一定量の電力を発電するには、一定速度以上で手回しを続ける必要があります。
少しでも手回しのスピードが落ちると、スマホの充電が中断してしまいますし、電力量もあまり多くありません。緊急用に少しだけ使うだけなら、なんとか使えるかもしれませんが、さらに充電量を確保したいなら、太陽光パネルがついている充電器やUSBケーブルなどでPCから充電もできるタイプの方がいいです。
グリーンエージェント モバイルバッテリー「mobile solar 5000」
グリーンエージェントの太陽光パネルを利用したモバイルバッテリー「mobile solar 5000」をご紹介します。この充電器は、5,000mAhの容量でリチウムポリマー電池を利用しています。
因みに同じラインナップで容量が半分の2,500mAhのものもあります。スマホを約2回分充電できる容量があり、さらにUSBコネクタが2つついているので、2つのスマホを同時に充電することができます。
また、モバイルバッテリーのような形状のこの充電器は、スマホをメインターゲットにしており、女性でも持ち運びやすいサイズと重さなになっています。
スマート手回しライフ研究所「どこでもエナジーWAKAWAKA(ワカワカ)」
この商品は、電気の無い国で暮らす人々をターゲットにして開発され、LEDライトで明るさを届けることができます。スマホの充電では、約6時間から10時間の太陽光で、iPhone5Sが約80%まで充電できるスペックとなっています。
また、この商品の開発者であるグローンとジェステルは、電気の無い国に暮らす13億人のためのプロジェクトを立ち上げ、「どこでもエナジー WAKAWAKA」が一つ売れたら、もう一つを南アフリカの電気の無い人々にプレゼントするという活動を開始しました。
このプロジェクトにより、灯油を購入できない世界中の電気のない人々に対して光を届けることができました。このプロジェクトにスマートライフ研究所も協力しており、また、このプロジェクトによって「どこでもエナジー WAKAWAKA」は大きな注文を集めたのです。
手回しできるスマホ用充電器のまとめ
- スマホ充電器用の手回し発電機のメリットは、小型であること、いつでもどこでも使えることで、災害用として必要です。
- 発電量が少ないので、緊急時の最低限を確保する前提と考えた方がよいです。
- おすすめの手回し発電機には、ソニーのFM/AM手回し充電ラジオ「ICF-B99」、アートソウル販売の手回し発電機「Pocket Socket 2」、グリーンハウスの手回し発電機「GH-DYB3シリーズ」、コスモテクノの「LEDエコラジSmart CDP-9324」、クオリティトラストジャパンの「手回し充電付きリチウムバッテリー QM-051BK」などがあります。
- 手回し発電機だけでは不十分であり、さらに充電量を確保したい場合、太陽光タイプなどを用意する必要があります。
- おすすめの太陽光タイプのスマホの充電器には、グリーンエージェントの「mobile solar 5000」、スマートライフ研究所の「どこでもエナジーWAKAWAKA(ワカワカ)」などがあります。