こちらの記事は2020年3月5日の記事を2020年10月21日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・おすすめのハンズフリーイヤホンを更新いたしました。
現代人にとってスマートフォンは生活に不可欠な通信手段ですが、電話するためにバッグやポケットからいちいち取り出すのをめんどうに思う人も少なくありません。
そんなときは、スマホを持たずに通話ができるハンズフリーのイヤホンがあると便利です。
ここでは人気のハンズフリーイヤホンについて解説します。
目次
ハンズフリーイヤホンとはなにか?
ハンズフリーイヤホンとは、スマホや携帯電話に接続すると、内蔵マイクとイヤホンを通して電話の受け答えができるイヤホンのことです。
スマホや携帯電話を手に持たなくても通話ができるため、作業中でも支障はありません。
通話以外に音楽再生やスマホカメラも操作できたり、iPhoneの「Siri」やAndroidの「Googleアシスタント」を利用して声で操作できるモデルも登場しています。
ハンズフリーイヤホンの種類
ハンズフリーイヤホンは、形や機能、通信手段の違いによって下記のように分類することができます。
種類①:片耳タイプ
最も安価でシンプルなのが、片耳だけのハンズフリーイヤホンです。
軽量小型で装着感が少なく、周囲の音も別の耳で聞き取れるため、運転中でも支障がありません。
ただし両耳タイプではないため、音楽などのステレオ再生を楽しむことはできません。
電話以外ではラジオを聴くぐらいしか使い道がないのがデメリットでしょう。
種類②:完全独立タイプ
ワイヤレスのハンズフリーイヤホンを、片耳だけではなく両耳対応にしたモデルが左右完全独立タイプです。
片耳タイプとちがって、左右の耳で臨場感たっぷりのステレオ音声を楽しむことができます。
特にカナル型(耳の穴に押し込む耳栓型)は小さく軽量ですが、左右のユニットが連結されていないため片方だけ紛失しやすいことと、バッテリーが長持ちしないことには注意が必要です。
種類③:ワイヤレスイヤホンタイプ
ワイヤレスイヤホンはBluetooth対応のスマートフォンや携帯電話で利用できます。
わずらわしいケーブルが不要なワイヤレスイヤホンは人気が高く、バリエーションも豊富です。
しかし、Bluetoothの電波はステレオ音声をひとつの信号で送信するため、完全分離型のイヤホンでは、片側のメインユニットでBluetooth信号を受信し、左右のステレオ信号に分離したうえで、もう片方のサブユニットに無線で転送することになります。
使用状況によっては、左右間のユニットで通信障害が発生する場合があります。
また、同じBluetoothでもApple系とAndroid系で対応と非対応が分かれる場合があります。
購入する際は、事前に対応機種を確認する必要があります。
種類④:通話イヤホンタイプ
通話イヤホンタイプは、音楽観賞用のステレオイヤホンにマイクを内蔵し、ハンズフリー通話にも対応できるようにしたモデルです。
基本的に音楽鑑賞用であるため遮音性が高く、音質も良好で通話の音声が聞き取りやすいというメリットがあります。
音楽再生のコントロールや、ハンズフリー通話の切り替えは、ケーブルのリモコンで操作できます。
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ハンズフリーイヤホンの接続方式
最近のイヤホンの主流はBluetooth対応のワイヤレスモデルですが、昔ながらの有線タイプも根強い人気を保っています。
有線タイプはケーブルが多少邪魔ですが、通話の安定度が高く音質も良好で、バッテリー残量を気にする必要がないといったメリットがあります。
価格も安価でバリエーションも豊富です。
ハンズフリーイヤホンの注意点
2018年12月より、警察庁はスマートフォンや携帯電話を使用しながら車やバイクを運転する「ながら運転」に対する罰則を強化し、反則金を引き上げる方針を明らかにしています。
道路交通法では、運転中に携帯端末を手で保持することと、表示画像を注視することを違法行為と定めているため、罰則や罰金が強化されても、ハンズフリー通話が法に触れる可能性は現在のところありません。
しかし、都道府県条例の多くが「安全運転に必要な交通に関する警報音または声が聞こえない状態で車両等を運転しないこと」と定めているため、両耳にイヤホンを装着して運転すると条例違反に問われる恐れがあります。
片耳タイプなら問題ないともとれますが、ひとたび交通事故を起こせば、その社会的経済的損失の大きさは、罰則や罰金の比ではありません。
バイクや車の運転は常に命に関わります。法律よりも安全を第一に考え、ハンドルを握るときは電話やよそ見はできるだけ控えて、運転に集中することを心がけましょう。
おすすめのハンズフリーイヤホン
OPPO Enco W51
OPPO Enco W51は、両側に搭載されているトリプルマイクが、周囲の音を検知することで最大35dBまでの雑音を遮断可能な「ハイブリッドノイズキャンセリング機能」を採用したBluetoothイヤホンです。
電車の音や、騒がしい繁華街の音も抑えられるため、音楽を聴きやすくし、通話の際には相手にクリアな音声を届けることができます。
両耳それぞれでBluetooth信号を受信する「左右同時転送方式」を採用することで、音楽が途切れてしまうリスクや、遅延を失くせます。
また、15分の充電で約9時間使用することができ、フル充電をすれば最大24時間バッテリーが持続するため、長時間の外出でも安心して使用できるでしょう。
IP54の防水・防塵機能を搭載しているため、ジョギングなど汗をかきやすい場面でも故障を心配することなく音楽や通話などを楽しめます。
イヤホン本体をタップするだけで、様々な操作を行うことができる操作性に優れた商品です。
Sudio ETT
Sudio ETTは、「アクティブノイズキャンセリング機能」を搭載しており、周囲の音をコントロールすることで、騒がしい場所でも静かな状態で音楽を楽しめるBluetoothイヤホンです。
音楽を再生中に着信があった場合、自動で外音取り込み機能が起動するため、音楽を停止し、周囲の音を取り入れながらスムーズに会話を行うことができます。
ケースに置くだけで充電可能なワイヤレス充電に対応しており、1度の充電で通常モードの場合は最大6時間、アクティブノイズキャンセリングを使用している場合は最大4時間連続で使用可能です。
また、ケースからイヤホンを取り出すだけでスマホなどのデバイスに接続してくれる「オートペアリング機能」を搭載しているため、使用したい時にすぐ接続できます。
5gと非常に軽量で、耳に負担をかけることなく快適に使用できるでしょう。
PHILIPS TAPN505
PHILIPS TAPN505は、1.5時間の充電で最大14時間連続再生ができるネックバンド型のBluetoothイヤホンで、5分の充電で約2時間の再生が可能な急速充電にも対応しています。
ボタンを押すだけで、電車や町の騒音を抑えてくれる「アクティブノイズキャンセリング機能」を搭載しているため、周囲の音を気にすることなく音楽の世界に集中できます。
クリアな音声を通話相手に届けられる「エコーキャンセレーション」を搭載した内蔵マイクを採用することで、通話をより快適に行うことが可能です。
また、音楽再生の面では、40kHzまでの高域再生に対応しているため、音の細かい部分まで忠実に再生できます。
Googleアシスタントを搭載しており、スマホを取り出すことなく電話の発信や、メッセージの送信、プレイリストの管理など様々な操作を行えます。
スリムで軽量なネックバンドを採用しているため、快適なフィット感を体感しながら使用できるでしょう。
Bose SoundSport Pulse
Bose SoundSport Pulseは、心拍数センサー内蔵で、簡単にパフォーマンスを測定できます。
BluetoothおよびNFCで、お手持ちの機器にワイヤレスで接続可能です。
激しいエクササイズにも耐える「StayHear+ Pulseチップ」により、安定した快適なフィット感を実現しています。
自動で最適化してくれる音量レベルにより、バランスの取れた音響性能を発揮します。
山善 QNS-808(W)
山善 QNS-808(W) は、Bluetooth Ver5.0に対応しているネックスピーカーです。
イヤホンとの切り替えが出来る2WAY仕様により、テレビや映画鑑賞などにも役立ちます。
両手が塞がっていても便利なハンズフリー通話も可能です。
ハンズフリーイヤホンについてのまとめ
- 携帯電話やスマートフォンにハンズフリーイヤホンを接続すると、電話本体を手で持たなくても通話ができるようになります。
- ハンズフリーイヤホンは有線か無線か、片耳用か両耳用かによって分類できます。
- ハンズフリーイヤホンを運転中に使用することは道路交通法には抵触しませんが、条例違反に問われる可能性があります。