スマホなどを使っていると、パケットと言う言葉が目に付くことが多いです。パケット料金、パケット定額制などの言葉はスマホを使用していれば一度は聞いたことがある人も少なくないでしょう。
一方、パケットについて知っているようで詳しくは説明できない人も珍しくありません。なんとなく便利だからパケット定額制を利用している…と答える人もいます。
パケットのことを詳しく知ることで、よりスマホなどをお得に利用することが可能です。また、スマホを持っているなら予備知識として知っておいて損はないでしょう。
キャリアによってパケットパックも異なるため、チェックする際にパケットに関する知識があればより理解が早くなります。そこでこの記事では、パケットについて基本的なことなどを解説します。
目次
そもそもパケットとはなにか?
パケットは、基本的にパケット通信・蓄積交換(通信方式)である情報の伝送単位のことになります。一定の大きさのデータのかたまりと認識してよいでしょう。
コンピュータ関係の専門用語として使用されており、インターネットでやり取りする際の基本単位として使われることが多いです。文字・画像・音楽・動画のデータは、「パケット」と言う単位で分割されインターネット上のやり取りで利用します。
スマホでありがちな通信速度制限は、このパケットを分割して多量のデータを占有されないようにするための対応策です。たくさんの人がパケットを使用するので、データがより公平にやり取りされるようにしています。
また、通信料金が決まるのもパケットをいくつやり取りしたかです。
ですから、通信速度が制限されない防止策としてパケットを使いすぎないようにWi-fiを使用したりしてなるべくパケットを節約する人も少なくありません。
次章に、料金の目安などを紹介します。パケットの目安が分かりにくい…という人は、参考程度にご覧ください。
パケットとバイト・料金の目安
携帯料金が分かりにくい、1パケットはどれくらい?と考えている人に向けて料金の目安などを解説します。パケットとバイト、料金はどう関係してくるかを数字として表しています。
まず、基本的な知識として1パケット=128バイトおよそ0.2円を覚えておくと理解しやすいです。一般的に、携帯会社の料金明細はパケットで表記されているでしょう。
その際、自分の使用したデータ量が知りたいならパケットをバイトに直すことが必須となります。
・1KB(キロバイト)=1,024バイト=8パケット
・1MB(メガバイト)=1,024KB=8,192パケット
・1GB(ギガバイト)=1,024MB=8,388,608パケット
これらをテキストで表した場合
・半角テキスト(アルファベット・数字・記号等)1文字=1バイト
・全角テキスト(漢字・かな・アラビア文字等)1文字=2バイト
→1パケットで表す場合、半角=128文字・全角=64文字です。
携帯会社のパケット料金の目安も紹介します。
・割引サービスを利用している場合=1パケット0.1円
・割引サービスを利用していない場合=1パケット約0.2円
契約内容などによって差異はありますが、大体の数字はこれくらいです。
定額サービスを利用していないとスマホで1GB使用時に8,388,608パケットになるので金額にした場合、約84万円になることもあります。
ですから動画を見ている、テザリングをしている人ほどスマホの定額サービスを利用することが重要だと言えます。
また、パケットの計算などをするサイトもあるので料金プランに悩んでいる人は活用しましょう。
3キャリアのパケットパックの特徴
3キャリアのパケットパックを紹介します。この章では、主に定額で一定のパケット(大容量)を使用できるパックを一例として説明しています。
ソフトバンクのプラン「ギガモンスター」
最近話題になったのが、ソフトバンクが発表した「ギガモンスター」です。20GBなら月額6,000円、さらに「ウルトラギガモンスター」を選択すれば月額7,000円で50GB使えます。
あまった容量は、翌月に繰越可能です。しかし、家族でシェアすることはできません。シェアする場合、50GB:16,000円と100GB:25,000円のプランを利用しましょう。
また、テザリングオプションを追加すると月500円がプラスされます。このオプションは、2018年3月までだと無料です。
月々の支払いの目安なら、「スマ放題(2,700円)/スマ放題ライト(1,700円)」+「S!ベーシックパック(300円)」+「(ウルトラ)ギガモンスター定額料(20GB:6,000円/50GB:7,000円)」になります。
KDDI(au)のプラン「スーパーデジラ」
ソフトバンクのギガモンスターと似たような時期に発表されたプラン「スーパーデジラ」です。データ容量20GBなら月額6,000円、30GBで8,000円となります。
追加でカケホ/スーパーカケホも申し込むことが可能です。テザリングオプションは月1,000円、家族とシェアすることはできないため注意しましょう。
スーパーデジラも、あまった容量は繰り越す事ができます。支払いの目安は、「カケホ(2,700円)/スーパーカケホ(1,700円)」+「LTE NET(300円)」+「スーパーデジラ定額料(20GB:6,000円/30GB:8,000円)」です。
テザリングオプションは、2018年3月までだと無料となっていますが追加するなら月1,000円プラスされるので留意しましょう。
ドコモのプラン「ウルトラパック」
ドコモは、「ウルトラパック」を発表しています。月額6,000円で20GB、8,000円で30GBで家族とのシェアはできません。
もちろんシェアできるプランも用意されており、50GBで16,000円・100GBで25,000円のプランもあります。また、あまったデータを繰り越すこともできます。
テザリングは別途月額1,000円かかると言われていますが、無料の期間を無期限で延長となっています。
3キャリアを比較したことをまとめると、家族が多い・家族とデータをシェアしたい人はドコモがおすすめです。
ソフトバンクもプランはありますが、家族が多いほどお得になるのがドコモとなります。テザリングが無料の期間も長いため現在だとドコモがお得です。
また、auだとカケホがあるので電話を良く利用する人はauが良いでしょう。
ソフトバンクは全体的に安いことが魅力となります。キャリア別に料金を比較できるサイトもあるので、上手に活用しましょう。
ドコモのパケットパック海外オプションの特徴
ドコモのパケットパック海外オプションも注目を集めています。こちらのプランの特徴などを紹介します。
大きな特徴として、ルータレスでパケットパックの容量が24時間単位で海外で使えます。世界205の国・地域で使える定額制となっており、好きなタイミングで使用可能です。
そのほかにも、使うまでは利用料がかからない・対象の国や地域だと24時間一律980円・いつも使っているスマホを利用できるなどのメリットがあります。
無料で簡単に申し込めるうえに、キャンペーンなども積極的に行われているため海外旅行時でも気軽に使えます。また、タブレットでも利用できるので便利です。
パケットについてのまとめ
- パケットとは、インターネットでやり取りする際の基本単位です。
- パケットとバイト、料金の目安は1パケット=128バイトおよそ0.2円、1キロバイト(KB)=1,024バイトとなります。計算するなら、パケットをバイトに直すことが必須です。
- 家族が多い人はドコモ、全体的に安くなりやすいのがソフトバンク、電話を利用する人はauがおすすめとなっています。
- ドコモのパケットパック海外オプションは、ルータレスで24時間単位で海外で使えるなど様々なメリットがあります。