こちらの記事は2018年5月8日の記事を2020年8月11日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・おすすめの高性能スマホを2020年8月11日の情報に更新いたしました。
年を追うごとにスマホには新しい機能が搭載され、さまざまな機種が登場しています。
スマホは一度買い換えると1〜2年は使い続けるものです。どうせなら現時点で最先端の高性能スマホを買うのがおすすめです。
ここでは、高性能スマホを選ぶときのポイントや、おすすめのハイスペック機種を紹介いたします。
また、ここで紹介しているおすすめハイスペック機種は2019年10月の情報に更新されています。
目次
そもそも高性能スマホとはなにか?
ひと口に高性能スマホと言っても、用途によって求められる性能は異なります。ゲームをやり込みたい人や綺麗な写真が撮りたい人など、必要となるスペックは人それぞれです。
高性能スマホに搭載されているOS
パソコンと同じく、スマホにも基本ソフトウェアとなるOSがあります。スマートフォンのOSは、実質的にAppleの「iOS」かGoogleの「Android」の2択から選ぶかたちとなります。
iOSはiPhone専用のOS。説明書なしで誰でも操作できるというAppleの哲学に基づいて設計されているため、非常に扱いやすいのがメリットです。
スマートフォンの元祖だけあって、動作も非常にサクサク。OSのバージョンアップが滞りなく行われるのも隠れた魅力です。
一方でAndroidは、OSの提供自体はGoogleが行なっているものの、さまざまなメーカーが機種を製造しているのがポイントです。豊富なモデルの中から自分好みの1台を選ぶことができます。
OSの特徴としては、カスタマイズの自由度が高く、デザインや操作性を自分好みに変えられます。
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高性能スマホはCPUの性能が良い
CPUの性能によって、スマホの処理速度が決まります。
クロック数と呼ばれる値がハイスコアになるほど、処理スピードは軽快に。
また、CPUの数が2つになることを「デュアルコア」、4つになることを「クアッドコア」といいますが、数が増えるほど複雑な処理も行えるようになります。
例えばCPUのスペックが低いと、高性能なアプリを開いたときに度々強制終了してしまうなどの現象が起こります。スマホで動画や画像の編集を頻繁に行う人は、CPUの性能を重要視しましょう。
高性能スマホはRAMの性能がよい
RAMとは、内蔵メモリのことを指します。スマホやパソコンのメモリはよく机の広さに例えられますが、ハイスペックなものほど机が広くなって一度に複数の作業を行えることになります。
RAMの数値が大きいと、高画質で複雑なプログラムのゲームアプリでもサクサク動きます。高性能なスマホだとRAMは4GB以上のものもあり、こうしたものはストレスなくゲームを楽しむことができます。
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高性能スマホはROM(内蔵ストレージ)がよい
ROMとは、どれくらいデータを保存できるかという内蔵ストレージのことを指します。
内蔵ストレージの容量が大きいものほど、たくさんの写真や動画、アプリなどのデータを保存しておくことができます。写真や動画は高画質になるほど容量も大きくなり、ストレージが小さいとすぐにいっぱいになってしまいます。
高性能なスマホの場合はROMが64GBや128GBのものもあり、4K画質の画像や動画を容量に気を使うことなく保存することができます。
また,Androidスマホの場合はmicroSDカードを差し込むことで保存容量を増やせるのがメリットです。
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カメラの性能の良さも大事
写真や動画を頻繁に撮ってSNSにシェアすることが多い人は、カメラのスペックにもこだわりたいところです。
まず注目したいのが画素数で、画素数が低いと写真が粗くなってしまいます。スマホの画面サイズで綺麗な印象にしたいなら、800万画素以上のものがおすすめです。
近年では画素数以外にもこだわりの多い機種が多く、ライカ製のレンズを採用したスマホや、一眼レフのように望遠や広角レンズを備えたデュアルレンズ仕様のスマホも展開されています。
カメラを起動するまでの速度も重要で、1秒以内に起動できるものであればシャッターチャンスを逃さず撮影することができます。
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高性能スマホはディスプレイも大切
ディスプレイのサイズや材質も重要です。画面サイズが大きくなるほど文字は読みやすくなり、動画やゲームも大迫力で楽しむことができます。
現在はスマホ市場全体が大型化に進んでいる傾向にあるので、5インチ以上のモデルが主流。ただし画面が大きいと片手で操作するのが困難で、文字が打ちづらくなるといったデメリットもあります。
また、省エネに考慮した有機ELディスプレイや、強度の高いゴリラガラスを採用したディスプレイなど、サイズ以外のスペックにも要注目です。
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高性能スマホはバッテリーも長持ちする
一日の中でスマホに触れる時間が多い人は、パッテリーの容量も大事です。
バッテリー容量は「mAh」という数値で表され、CPUとのバランスにもよりますが基本的にはmAhが大きいほどバッテリーが長持ちします。最低でも2500mAh、ストレスなく一日中使うなら3000mAh以上が理想です。
また、一部の機能を停止したり画面の明るさを落とすことで消費電力を抑える「省電力モード」のような機能を備えているかどうかも大事です。
バッテリーが切れてしまったときに数分で充電できる「急速充電」に対応している機種も便利です。
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高性能スマホのその他機能
数値では表されない、最先端の機能を備えているかどうかも高性能スマホを選ぶ上での大事な条件です。
タッチする力加減で挙動が変わる「威圧タッチ」、指紋や顔でロックを解除する「指紋認証」や「顔認証」などがその代表例です。
スマホをタッチすることで決済ができる「おサイフケータイ」も便利な機能です。
また、水に濡れても故障しない「防水性」の優れた機種や、高音質な音楽鑑賞が楽しめる「ハイレゾ音源」に対応したスマホもおすすめです。
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おすすめの高性能スマホ
Apple iPhone 11 Pro
Apple iPhone 11 Proは、A13 Bionicと呼ばれる高性能なチップを搭載しており、CPUの速度が数あるスマホの中でも最速など優れた処理能力を実現したスマホです。
超広角カメラ、広角カメラ、望遠カメラと3種類のカメラを搭載しているのが特徴的で、自分が撮影したい被写体に合わせてカメラを切り替え、様々な視野の高画質な写真を撮影することが可能です。
写真撮影だけでなく、細かい部分まで鮮明に忠実に表現してくれるフル4Kビデオを撮影することができ、自動補正やフィルター加工などの動画編集を行い、映画のような壮大な動画を作ることもできます。
光が非常に少ない夜の景色も低光量の自動撮影で綺麗に撮影できるナイトモードをiPhoneで初めて搭載したため、従来のiPhoneでは撮影が難しかった夜間の撮影も楽々と行えるでしょう。
他にもスタジオで撮影したかのような本格的な写真を撮影できるポートレートモードや、シャッターボタンに指を置き続けることでビデオ撮影が行えるQuickTakeなど便利な撮影機能が豊富に搭載されています。
また、iPhone 11 Proには、Super Retina XDRという高輝度なディスプレイが採用されており、効率を最大15%向上させながらも画面の隅々まで美しい色や、明るさを表示させることができるため、動画やゲームなどのコンテンツも美しい映像で楽しむことができます。
バッテリーの面では、バッテリー駆動時間が従来の製品よりも約4時間伸びたため、長時間の外出でも安心して使用可能です。
最大約50%の充電を約30分で完了させることができる急速充電に対応しており、急ぎの場合でもすぐに充電を完了できます。
水深4mで最大30分間耐えることができるIP68等級の防水性能を備えているため、耐久面でも安心して使用できるでしょう。
Face IDなど、従来の製品にも搭載されていたiPhoneならではの機能もそのまま受け継がれているため、iPhoneの性能はそのままに、より高品質なスマホを使用したい方におすすめです。
Sony Xperia 1
Xperiaのハイエンドスマホ、XZシリーズの後継機にあたるのがXperia 1です。
機種名の「1」には「生まれ変わった」という意味が込められています。
Xperia 1でまず目を引くのは縦に細長いボディで、縦と横の長さの比率であるアスペクト比は21:9というスマホとしては珍しいものです。
これは映画のスクリーンとほぼ同じ比率で、従来のスマホのように映画を視聴する際に上下に黒帯が入ることがないため、画面いっぱいの迫力の映像を楽しむことができます。
また、21:9というアスペクト比は2つのアプリやサイトを同時に表示する「マルチウィンドウ」を実現し、1つの画面で2つの作業を同時に行うことが可能です。
一方、Xperia 1ではXperiaでは初となる標準・望遠・超広角のトリプルレンズも搭載しています。
この3つのレンズにより、背景をぼかして被写体を際立たせる自然なぼけ味の写真や、遠くの被写体を撮影できる光学2倍ズームなど多彩な写真を撮影することができます。
さらにXperia 1にはSonyの一眼レフカメラ「α(アルファ)シリーズ」に採用されている、被写体の瞳にピントを合わせる「瞳AF」や、映画用カメラ「VENICE(ベニス)」の機能を搭載し、本格的な動画が撮影できることから、特に撮影機能が優れたスマホといってよいでしょう。
このほかCPUやGPUの性能に関しても、Qualcomm製最新ハイエンドプロセッサの「Snapdragon 855」を搭載し、メモリも6GBとなっているため、ゲームから一般のアプリまで非常に快適に使用できます。
また、発熱しにくくなっているため、ハイエンドスマホの満足感を十分に味わえる1台となっています。
一眼レフカメラや映画用カメラの技術をフィードバックした高機能が魅力。
ASUS ZenFone 6
ASUSのフラッグシップモデルZenFone 6でまず目を引くのが「Flip Camera」です。
これは標準レンズと視野角125度の広角レンズの2つを搭載したカメラユニットで、標準カメラアプリを起動するとアウトカメラとして機能しますが、自撮りモードに切り替えるとFlip Cameraが自動で端末上部に立ち上がりインカメラとして機能します。
これにより一般的なスマホではアウトカメラと比較してスペックが低くなりがちなインカメラのポジションでの自撮りでも、高品質な撮影が可能です。
また、ZenFone 6はパワーユーザー向けの端末のため、ハイエンドスマートフォン向けのチップセットSnapdragon 855を採用しています。
さらにバッテリーは5000mAhと大容量なので、電池持ちに特化している「ZenFone Max」シリーズ同様リバースチャージ機能を搭載し、USB機器を接続するOTGケーブルによって、他の機器の充電も可能です。
このほか、ハイレゾ音源の再生に対応し、立体音響技術「DTS X Ultra」をサポートしていることから、ハイレゾ対応イヤホン「ZenEar Pro」も付属しています。
SHARP AQUOS R3
AQUOS R3の大きな特徴のひとつは色彩表現の豊かさです。
新開発の「Pro IGZO」により10億色の色表現を可能にし、肌の質感や青空のグラデーションまで、限りなく滑らかな階調で表現することができます。
また、アウトカメラは2つのレンズが搭載されていて、1つは静止画用カメラ、もう1つは動画用のカメラです。
このうち静止画用カメラはおよそ1220万画素で光学式手ブレ補正に対応し、新画質エンジン「ProPix2」を採用したことによりAIで被写体の動きを検知し、シャッタースピードや露光を最適化できるのをはじめ、被写体ブレを抑えることもできます。
一方、動画用のカメラはおよそ2010万画素で超広角撮影に対応し、動画撮影中に自動で静止画も保存する「AIライブシャッター」や被写体の笑顔や動きに応じて自動的にダイジェストムービーを作成する「AIライブストーリー」などにより「撮るカメラから創るカメラ」へと進化しています。
さらにスマホの頭脳ともいえるプロセッサはQualcommのSnapdragon 855を採用することで従来機のAQUOS R2よりも30%性能が向上し、Ai処理能力も200%パフォーマンスが向上しました。
バッテリー容量も3200mAhでQi規格のワイヤレス充電にも対応しています。
SAMSUNG Galaxy Note10
Galaxy Note10はノッチを廃止したことによりディスプレイ割合が93%という迫力の画面を持つスマホです。
しかし、従来機のGalaxy S9よりも画面は大きくなった一方で、本体サイズは小さく軽くなっており、片手操作でもストレスを感じません。
また、カメラは画角123度の超広角、可変絞り対応や光学手ぶれ補正可能なした画角77度の広角、同じく光学手ぶれ補正に対応した画角45度の望遠カメラの3つを搭載し、あらゆるシチュエーションで理想の撮影を実現します。
さらに、バッテリーは3500mAhの大容量となっており、最大25Wの急速充電によりおよそ30分の充電でほぼ1日使用可能です。
Qi規格のワイヤレス充電にも対応し、他のワイヤレス充電対応製品へ給電することも可能となっています。
このほか、Galaxy Note10は指紋認証と顔認証の2つに対応していることから高いレベルのセキュリティも確保しているのが特徴です。
指紋認証に関してはディスプレイ内のセンサーが超音波によって指紋を読み取るため、一般的なパスワードロックなどと比較するとより強固なセキュリティを実現しています。
高性能スマホについてのまとめ
- ウェブブラウジングやアプリの処理スピードにこだわるならCPUやRAMのスペックが大事。スマホ本体に写真や動画をたくさん保存したい人はROM(内蔵ストレージ)の容量にもこだわりましょう。
- カメラの画素数が高いと鮮やかで綺麗な写真が撮れます。背景をぼかしたり広角・望遠レンズを備えたデュアルレンズのスマホもおすすめです。
- 同じ機種を長く使うなら、画面の大きさやバッテリーの容量にもこだわりたいところ。「威圧タッチ」や「おサイフケータイ」など、その機種ならではの機能が備えれられているかどうかも選ぶポイントです。
- 高性能スマホにはAndroidスマホなら「Xperia 1」や「ZenFone 6」、「AQUOS R3」、「Galaxy Note10」などがあり「iOSなら「iPhone 11 Pro」などがあります。