スマホの購入代金はもちろん、月々の使用量を高いと感じる人も多いのではないでしょうか。スマホの料金は、大きく分けて「通話料金」「データ通信費」「オプション料金」「端末代金」の4つに分類されます。

実はこれらの料金は、工夫次第で大幅に節約することが可能です。何も考えずに最初に契約したままのプランを維持していると、意外なほど損をしている可能性があります。

ここでは、キャリアスマホの料金が高い理由を解説するとともに、スマホ料金を節約する方法について紹介します。

キャリアのスマホ料金が高い理由

Docomo、au、SoftBankの大手キャリアの料金が高いのには、いくつかの理由があります。

1点目は、携帯普及率が上がったことによるキャリア間同士の顧客の取り合いによるものです。現在、日本の総人口およそ1億2000万人に対し、携帯電話の普及台数は1億5000万台を超えています。

単純計算で普及率が100%を超えているため、ケータイキャリアのターゲットとしては「携帯電話を所有していない新規顧客」ではなく「他キャリアからの機種変更客」となります。

そのため、他社からの「乗り換え」を優遇するために割引きやキャッシュバックなどさまざまなキャンペーンが打たれています。これらのキャンペーンは、「長年契約している既存ユーザーの使用料金」が資金源になっていると言われてます。

2店目の理由として、大手キャリアは自社でデータ通信設備を所有しています。通信技術の開発やアンテナの増設、維持費に膨大なお金がかかるわけです。

通信の安定度や通信速度のスピードは、キャリア契約の最大のメリットであり、生命線でもあります。これらの設備投資費用を回収するためにも、ユーザーのスマホ料金は高くなります。

3点目は、専用のメールアドレスを発行している点です。

キャリア契約したスマホには、「@docomo.ne.jp」「@softbank.ne.jp」「@au.com(旧ezweb.ne.jp)」のようなメールアドレスが付与されます。このメールアドレスの使用量も、月額のスマホ料金にプラスされています。

4点目は、店舗の運営費用です。

ネットだけで完結する多くのMVNO事業者と異なり、大手キャリアは全国に店舗を展開しています。街で見かけるドコモショップやソフトバンクショップなどの店舗のほとんどは、別会社による代理店です。これらの代理店が各キャリアの販売窓口となっています。

代理店がスマホを販売することで、キャリアは代理店に販売奨励金と呼ばれるインセンティブを支払います。これらのインセンティブもキャリアスマホの料金が高くなる理由の一つだと言えるでしょう。

通話料金を抑えるための方法

キャリア契約でスマホを使用している場合、通話料金のプランを見直すことで月々の使用料を抑えることができます。

Docomoやau、SoftBankは、それぞれかけ放題プランを設けています。1ヶ月に50分以上通話する人は、かけ放題プランに加入したほうが確実に安くなるでしょう。

プランの変更は、それぞれのキャリアのマイページから簡単に変更することが可能です。

インターネットが苦手な人は、サポートセンターへ電話したり、ショップへ直接行って変更してらう方法もあります。また、電話をほとんど使わない人は、現在結んでいる電話プランよりも小さいプランへ変更することも検討しましょう。

通話する相手が家族ばかりという人は「家族割」を利用するのも一つの手段です。家族以外でも、特定の電話番号を割引できる「指定割」というサービスも存在します。

格安SIMでは、キャリア以上に安い料金プランが展開されています。IIJmioの「みおふぉんダイアル」は、誰にかけても通話料を50%オフに抑えることが可能です。

さらに「ファミリー通話割引」を組み合わせることで、家族間の通話を60%にまで割引きすることができます。

ニフティの「NifMoでんわ」は、月額1,300円のかけ放題プランです。他にも楽天モバイルの「5分かけ放題オプション」では、専用のアプリを使用することで、5分以内であれば国内通話が何度でもかけ放題となります。

LINEやSkypeなどのアプリにある通話機能を使えば、スマホ同士なら無料で通話ができます。通常の通話よりも電波の安定度は下がるものの、大幅に通話料を削減できるでしょう。

ワンポイントアドバイス
キャリアスマホなら、「かけ放題プラン」や家族割、指定割などを使うことで通話料の節約が可能!格安SIMの通話料割引サービスならさらにコストを抑えられます。LINEなどのアプリを駆使すれば、キャリアやMVNO問わず通話料がかかりません。

データ通信費を抑えるための方法

多くの人にとってスマホのメインの用途は、インターネットやSNS、アプリなどのデータ通信です。

そのため、通話料よりもデータ通信費を抑えるほうが全体のスマホ料金の節約に貢献する場合が多いです。

キャリア契約の場合、自分の使用量から適切な料金プランを選ぶことが重要です。

たとえば1ヶ月に5GB程度しか使わない人が、1万円近くかかる10GBのプランを選択していると非常にもったいないでしょう。1ヶ月に自分がどれぐらい使っているのかをチェックし、最適なプランに変更しましょう。

データ通信量自体を抑えるのであれば、Wi-Fi回線を有効利用するのがおすすめです。自宅のインターネット用に光回線やWi-Fiルーターの契約を結んでいるのであれば、自宅でのスマホ使用はWi-Fiで使うようにしましょう。

これにより、パケット量を大幅に節約することができます。

また、スターバックスやマクドナルド、駅やコンビニなど無料のWi-Fiスポットも増えているため、外出先でもこれらのフリーWi-Fiを積極的に使うようにしましょう。

とにかくデータ通信の料金を安くするなら、格安SIMに乗り換えてしまうのも有効です。格安SIMとは、Docomoやauなどの通信キャリアが所有する回線を借りて運営しているMVNOが発行しているSIMカードのことです。

時間帯によって、3大キャリアに比べて通信の速度や電波状況が低下するのがMVNOのデメリットです。しかし、その欠点を補って余りあるほど月額使用料が安くなるのが格安SIMの魅力です。

LINEモバイルや楽天モバイル、mineoやBIGLOBEモバイルなど、現在では数多くの格安SIMサービスが存在します。そのほとんどが、月々1000円〜2000円程度の料金でスマホを使用することが可能です。

格安SIMを使うには、それに対応したスマホが必要です。キャリア契約していたスマホの分割払いを終えたものをSIMロック解除して白ロムにしたり、別途格安スマホを購入するなどして用意しましょう。

ワンポイントアドバイス
キャリアの料金プランは、自分のデータ通信量から適切なプランを選ぶ!駅やカフェなどのフリーWi-Fiや、自宅のWi-Fi回線を使用することでデータ通信量を節約できます。格安SIMを契約すれば、キャリアより格段に月々のスマホ料金を抑えることが可能です。

オプション料金を抑える方法

意外と見落としがちなのが、最初のスマホ購入時に登録したオプションサービスです。

キャリア契約をする際、同時にオプションに加入することで割引が適用されるケースがあります。確かに購入時はこれらのサービスに加入することはお得なのですが、解約し忘れると費用が発生し続けることとなってしまいます。

不要なサービスにお金を払い続けることほどもったいないものはありません。キャリアのマイページなどから加入オプションは確認できるので、不要なサービスすぐに解約しましょう。

端末代金分割支払いを抑える方法

「実質0円」や「割賦割引」などの言葉に惑わされがちですが、最新のスマホの分割費用は月々のスマホ料金にローンという形で上乗せされています。

最新のスマホにこだわらないのであれば、中古のスマホや格安スマホを購入して、格安SIMを使うことで大幅に料金を節約できます。

また、キャリアで使用しているスマホをMNPで転出し、そのまま格安SIMを契約するという手段もあります。

スマホの料金が高い理由と対処方法のまとめ

  • キャリアのスマホ料金はMVNOに比べると高額。新規顧客獲得のためのキャンペーン費用や設備投資費用、代理店へのインセンティブ料などが理由でスマホ料金が高くなります。
  • 通話料金は、契約プランの見直しや格安SIMの通話プランを選ぶことで節約可能。LINEなどの通話機能を駆使するのも有効的です。
  • データ通信費は適切な料金プランを選ぶのが重要です。キャリアから格安SIMに乗り換えると大幅に節約できます。また、Wi-Fiを積極的に使うことでパケットを抑えられます。
  • 契約内容を見直し、不要なオプションに加入していた場合はすぐに解約しましょう。
  • 最新のスマホを分割で購入するのではなく、一括で購入できる格安スマホや中古のスマホを使うことで月々の料金を抑えられます。