こちらの記事は2018年6月21日の記事を2020年3月5日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・付加機能を購入する際にチェックするのがおすすめの項目を追記いたしました。

今やスマホは情報伝達や情報検索だけでなくさまざまなアプリを楽しむ端末としての役割が大きくなっています。また、画面も大きくなりタブレット端末のように資料作成や文字入力などにスマホを使いこなす人も増えています。

イラストや手書き資料などの作成に便利なのが「タッチペン」です。スマホの画面が大きくなっている中で、表現の幅が広がるタッチペンの人気は高まっています。

今回は、スマホのタッチペンについて紹介します。

スマホのスタイラスペン

タッチパネル型の端末で使われるタッチペンのことを正式には「スタイラスペン」と呼びます。簡単に言えば、「先のとがった棒状の入力装置」で、画面に押し当てることで筆記することができます。

文字を書いたり、図やイラストを描いたりする目的に使いますが、最近ではゲームに利用する目的で購入する人も少なくありません。

スタイラスペンにはさまざまな種類があり、使い方によって選ぶことが大切です。

スタイラスペンの種類

スタイラスペンはペン先の素材によって大きく3つに分かれます。書き心地は素材によって大きく変わります。自分の目的に合わせて素材を選ぶようにしましょう。

シリコンゴム製の特徴

スタイラスペンのペン先でもっとも多いのが、シリコンゴムです。

価格が安く弾力のあるゴムでタッチ感が良いのが特徴です。但し、摩擦抵抗が大きいので磨耗しやすいのがデメリットと言えます。使用頻度の高い人は、厚めのゴムのタイプを選ぶようにしましょう。

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伝導性繊維製の特徴

ペン先に特殊な伝導性繊維を編みこんだタイプで、シリコンゴムよりも滑りが良いのが特徴です。筆圧をかけずに軽いタッチで操作ができます。

伝導性繊維のペン先には、球状以外に「鉛筆型」や「筆型」があります。特に筆型は筆のような感覚で描けるので、水彩画や油絵に対応したアプリを使う人にはオススメです。

透明ディスク製の特徴

細いペン先に透明のディスクがついたタッチペンです。写真を細かく修整したり精密なイラストを描く人にはオススメのペン先です。コツは必要ですが、透明なので位置が分かりやすくボールペンのような感覚で使えるのが大きな特徴です。

伝導性繊維や透明ディスクは高性能な分、価格も高くなっています。初めてスタイラスペンを使う人は、シリコンゴムのタイプから始めるのがオススメです。

また、スタイラスペンを選ぶ際には、ペンの太さや長さ、形などのも注意が必要です。特に長い時間使う人は、手に負担がかからないような、自分にとって書きやすいものを選ぶことが重要なポイントです。

付加機能を購入する際にチェックするのがおすすめ

スタイラスペンを選ぶ際に、付加機能も大切な判断材料です。

紙に書けるボールペンが付いていたり、イヤホンジャックに差し込めるストラップタイプや筆圧感知機能が付いたもの、充電機能など便利な機能がついたものもいろいろあります。

ここでは、付加機能が付いたスタイラスペンをいくつか紹介いたします。

プリンストン アクティブスタイラス「PASTEL SKETCH」ピンク PSA-TPR02MB-PK

2時間の充電で約10時間連続で使用できる充電式のスタイラスペンです。

難しい設定はなく、本体中央部のボタンを押すだけでスマホやタブレットに使用できます。

約2mmとペン先が非常に細いため、ピンポイントに向けての作業や細かい線などを描きたい方にもおすすめです。

また、反応が鈍くなりやすいガラスフィルムに対応した感度調整機能がペン先に付いているため、様々な機器で安心して使用できるでしょう。

サンワサプライ ディスクタイプ&シリコンゴムタッチペン 先端着脱式 iPad iPhone Android対応 ブラック PDA-PEN44BK

ペン先をディスクとシリコンゴムに付け替えることで、様々な機器に対応できる2WAY機能を持った商品です。

ディスクタイプのペン先は自分が書いた線や文字を確認しながら書くことができ、便利です。

約50度まで傾けて使用できるため、斜めに使用したい方でも安心して使用できるでしょう。

胸ポケットなどに差せるクリップが付いており、ビジネスシーンなどで使用する際もすぐに取り出すことができます。

エレコム タッチぺン スタイラスペン P-TPACST01BK

単6乾電池1本で、連続15時間使用できる電池式の商品です。

電池を使用しない商品よりも感度がよく、より細かく繊細な作業に使用することができます。

また、オートスリープ機能が付いており、5分間操作しない状態が続くと自動で電源を切ってくれるため、無駄な電池消費をしなくて済むでしょう。

従来の製品では反応しづらかったガラスフィルムにもスムーズに使用できます。

Adonit タッチペンSNAP2 リモートシャッター機能付(Peach Pop) ADS2PP

約60分の充電で、最大7時起案連続で使用できる商品です。

iPhone6以降のiPhoneにしか使用できないため、購入する際は注意しましょう。

リモートシャッター機能が付いており、Bluetoothを使用して離れた場所からセルフィ―撮影をすることが可能です。

写真への書き込みやメモなどペンとしての活用はもちろんのこと、シャッターボタンとしても使用できるため写真を頻繁に撮る方におすすめです。

保護フィルムを貼ると書きやすくなる

スマホでタッチペンを使用する場合に気になるのが保護フィルムです。多くの人はスマホの液晶画面を守るために保護フィルムを貼っているでしょう。

保護フィルムには、一般的な「保護フィルム」と「ガラスフィルム」があります。

一般的な保護フィルムはポリエステルの一種であるPET素材が、ガラスフィルムには文字通りガラスが使われています。ガラスフィルムの方がやや価格は高めになりますが、一般的な保護フィルムよりも厚く傷や衝撃には強くなっています。

また、保護フィルムのように貼る時に気泡ができる心配はありません。

ほとんどの保護フィルムはタッチペンを意識したものではないので、書きやすさを追求していません。特にガラスフィルムはガラスなので滑りやすく、伝導繊維や透明ディスクタイプのタッチペンでは使いづらい傾向があります。

また、保護フィルムの種類によっても筆圧が変化するのでタッチペンによって保護フィルムを選ぶことも大切です。

筆圧の変化が気になる場合は、保護フィルムを使用しないのも選択肢のひとつですが、最近はスタイラスペンを意識した保護フィルムも登場しています。

その中で注目されているのが「ペーパーライク保護フィルム」です。フィルムの表面を特殊加工することで、紙に書いているような「カリカリ」感を実現しました。繊細な感触を重視する人にはオススメの保護フィルムです。

スマホの保護フィルムの貼り方 貼るのに適した場所とコツを解説

100円ショップでもタッチペンはある

ネットショップなどで紹介しているスタイラスペンの多くは、1000円以上で高価なものでは、3000円~4000円のものもあります。

使用する目的によっても選ぶ基準は異なりますが、手軽に使うには1000円以上するとややためらいがありますね。

しかし、タッチペンは100円ショップでも販売しています。しかも、シリコンゴムのタイプだけでなく、伝導性繊維や透明ディスクのタイプまでさまざまなタッチペンが販売されています。1000円以上するスタイラスペン市場の中で100均のスタイラスペンに不安を抱く人もいるでしょう。

でも、100円なら失敗してもあまり後悔はしないはずです。「これで100円!」と驚く商品も数多くあるので、一度試してみるのもオススメです。

タッチペンを手作りする方法

100円ショップでも売られているタッチペンですが、じつは家庭で簡単に作ることができます。スマホでは「静電容量方式」と呼ばれる検出方法が使われています。これは、画面に指が触れることで発生する微弱な電流の変化をセンサーが感じて反応する仕組みです。

人の体は電流を通すので指が触れることで微弱な電流が発生するのです。

電気を通さない素材では反応しませんが、アルミホイルは電気を通すので反応します。

試しにアルミホイルを持ってスマホの画面に触れて見て下さい。アルミホイルでタッチパネルが反応することが分かります。

このアルミホイルを使ってタッチペンが作れます。

作り方は、ごく簡単です。ボールペンや鉛筆などにアルミホイルを巻きつけるだけです。

この際注意したいのは、あまりきつく巻かないことです。硬く巻くとスマホの画面を傷つける恐れがあるので、ふんわりと柔らかく巻くのがコツです。

また、アルミホイルの代わりにポテトチップなどのお菓子の袋でも可能です。お菓子の袋も電気を通す性質を持っています。アルミホイルがない場合は、試して下さい。

手作りのタッチペンを使用する時には、巻いたアルミホイルは素手で掴まないと電流は発生しません。電流が流れるようにしっかりと素手で掴んで下さい。

手作りタッチパネルは、材料を考えると100円よりも高くつくかもしれません。化学の実験のような遊び感覚で作ってみると面白いでしょう。

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スマホのタッチペンについてのまとめ

  • 今やタッチパネルは生活の一部になっています。スマホなどの情報端末でもごく当たり前の機能で、さらにタッチペンを利用してより幅広い使われ方がされています。
  • スマホなどの使われているタッチペンを「スタイラスペン」と呼びますが、スタイラスペンニには、筆先の素材によって「シリコンゴム」「伝導性繊維」「透明ディスク」の3つに分かれます。一般的に多いのはシリコンゴムタイプですが、イラストや繊細な描写には伝導性繊維や透明ディスクのタイプがオススメです。
  • また、保護フィルムもタッチペンの反応に影響する場合があります。自分で使いやすい保護フィルムを選ぶことが大切です。
  • ネットなどで販売されているタッチペンには3000円~4000円もする高価なタイプもありますが、100ショップで売られているタッチペンもあります。その中には100円とは思えない高性能なタッチペンも登場しています。タッチペンを試してみたいのなら100円から始めるのも悪くないですね。
  • タッチペンは、アルミホイルでも簡単に作れます。軽くボールペンなどに巻きつけるだけでスマホの画面が操作できるので、遊び感覚で作ってみるのも悪くないですね。
  • タッチペンを使えば、スマホの楽しみ方もさらに広がります。自分の目的に合わせてタッチペンをお選び下さい。
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