こちらの記事は2019年7月4日の記事を2020年3月10日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・Qi充電器の使い方の項目を追記いたしました。
・Qi充電器のおすすめの項目を2020年3月10日の情報に更新いたしました。
この記事では、Qi充電器の仕組みや、商品選びのポイント、おすすめ品の解説をします。
スマホをワイヤレスで充電することができるQi充電器は、充電のたびにコネクタを抜き差しする手間がかからず、置くだけでスマホを充電できる便利なアイテムです。
この記事を読むことで、ご自身にぴったりのQi充電器の購入を検討することができます。
Qi規格とはそもそもなにか?
Qi充電の方式はいくつかありますが、主にスマホで採用されている仕組みは「電磁誘導方式」です。
電磁誘導方式は、文字通り磁界によって電気を誘導する方式のことです。
「送電側(Qi充電器)コイル」に電流を流すことにより磁界を発生させ、磁界によって誘導された電気が、「受電側(スマホ)コイル」に供給されるといった仕組みになっています。
Qiに対応したスマホと、Qi充電器があれば、充電のたびに充電ケーブルを抜き差しする必要がなく、置くだけで充電が可能です。
Qiは元々、Androidのスマホで普及してきましたが、最近ではiPhoneでも対応機種が発売され、Qi非対応でもQi充電が可能な「Qiレシーバー」なども発売されています。
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Qi充電器の特徴
Qi充電器は、充電の抜き差しの手間を省けるのはもちろんのこと、充電ケーブルが必要ないため、デリケートなコネクタ部分が断線する心配もないのが特徴です。
一方で、Qi充電器は有線の充電器と比べてデメリットもいくつかあります。
1つは充電に時間がかかる点です。
Qi充電器はワイヤレスであるため、給電の際のロスが大きく、充電速度を上げることが難しい事が特徴です。
2つ目には、充電しながらのスマホの操作がしづらいことがあげられます。
スマホを横に寝かせるタイプのQi充電は、充電しながらの操作がしづらく、特に長文を打つ際や、細かい操作が要求されるゲームアプリを使用する際の充電には向きません。
Qi充電器の使い方
QI充電器の使い方でAndroid、IOS端末ともに使い方に差はございません。
Qi充電器を使う際は、Qi充電器に付属の電源アダプタや、メーカーの推奨する電源アダプタにつなげたら、机などの安定している場所に配置します。
次にスマホの面を表側にして充電器の上に置き、充電が開始されたかどうかを確認します。
Qi充電器の内部には、スマホを充電するためのコイルが内蔵されているため、コイルの配置に沿わせて置く事で充電効率を良くすることができます。
メーカーが推奨する置き方にするのがポイントです。
Qi充電器を選ぶ際のポイント
コイル数で選ぶ
Qi充電器は、コイル数が多いほど使い勝手がよくなります。
ワイヤレス充電の際は、送電(充電器)側のコイルの位置と、受電(スマホ)側のコイルの位置をぴったり合わせる必要があります。
コイル数が多ければ、スマホが多少ずれていても充電が可能であるため、使い勝手をよくすることが出来ます。
しかし、価格も上がるため、ご自身の予算と使い勝手のバランスを考慮した商品を選ぶとよいでしょう。
スタンド型かパッド型かで選ぶ
Qi充電器の形状は、スマホを斜めに立てかける「スタンド型」と、スマホを横に寝かせるタイプの「パッド型」があります。
スタンド型であれば、充電しながらの操作が比較的容易で、スタンドに置きながら動画を視聴することもできます。
一方で、充電しながらの操作が不要な場合には、高さが無く、液晶ディスプレイやテレビの下などにも設置可能な、シンプルなパッド型のQi充電器がおすすめです。
出力の度合いで選ぶ
充電速度の遅さが弱点であるQi充電器は、出力の度合いをチェックすることが重要です。
充電速度にこだわる場合は、充電器の出力性能を示す「W(ワット)」の数値をよく確認し、できるだけ数値の高い商品を選ぶとよいでしょう。
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Qi充電器のおすすめ
エレコム W-QS06BKは最大出力が高い
エレコム W-QS06BKは、最大出力10WのQi充電器です。
内部にはコイルが2枚搭載されており、充電するスマホを、縦横のどの向きにおいても充電してくれます。
滑り止めパッドも搭載されており、スマホが落ちることを防いでくれるため安心して使うことが出来ます。
Galaxy N5105はダブルコイル内蔵
Galaxy EP-N5200は安定感がある置き心地
Galaxy EP-N5200は、スマホが滑りづらいラバー素材を採用しており、安定感がある置き心地が魅力です。
置いたままでも快適に使いやすいスタンド角度をしているため、頻繁に充電をする方でも快適に使うことが出来ます。
SAMSUNG EP-N5200TBEGJPは充電面積が広い
シンプルでスマートかつ、使いやすいデザインが特徴のQi充電器です。
ダブルコイル内蔵により充電面積が広く、スマホを横置きにしても縦置きにしても充電する事が出来ます。
動画視聴やネットサーフィンなども、充電しながら使いやすいのが魅力です。
エレコム EC-QC01BKは車でも楽に使用可能
エレコム EC-QC01BKは、Qi対応のスマホを挟めば、車でも充電が可能なQi規格対応のQi充電器です。
強力ゲル吸盤タイプを採用しており、車の様々な場所に固定可能です。
シールタイプとは違い、吸盤の吸着力が弱まっても、水洗いすれば吸着力が回復するのも便利でしょう。
エレコム EC-SH03BKは車内にも設置しやすい
エレコム EC-SH03BKは、ゲル吸盤タイプであるため、スマホを車内へと設置できる車載ホルダーです。
強力ゲル吸盤であるため、しっかりと吸着固定することができます。
シワが深めの表面素材で吸盤が付きづらいダッシュボードなどにも、吸着を補助してくれる設置補助板がついているため便利です。
ベルキン F7U070BTBLK-Aはケース付でも使える
ベルキン F7U070BTBLK-Aは、すべりにくい加工がされており、スマートホンが不安定にりづらい事が魅力のモデルです。
スマホに、厚さ3mmほどプラスチックケースを装着していても、外すことなく最大5Wもの出力で充電が可能です。
ベルキン F7U083JCWHT-Aは自動調節してくれる
ベルキン F7U083JCWHT-Aは、最大10Wの充電が可能ですが、スマホ別にそれぞれの最大充電速度へ自動調節してくれる機能が特徴です。
横置でも縦置でも自由な置き方に対応しており、ワイヤレス充電をしながらネットの閲覧も可能です。
ウイルコム WC008BKは充電状況が把握しやすい
ウイルコム WC008BKは、縦横のどちらの置き方にも対応しているモデルです。
Qi充電に対応している機種を上に置くだけで、充電することが出来ます。
今の充電状況が把握しやすいように、LEDライトがお知らせしてくれるのも便利でしょう。
NANAMI ワイヤレス充電器はコンパクトで持ち運びしやすい
NANAMIのワイヤレス充電器 U6は、手のひらサイズで持ち運びがしやすいパッド型のQi充電器です。
Qi充電器としての基本機能に加え、表面をマットな素材にすることでスマホが滑りにくい工夫がされていることも嬉しいポイントでしょう。
NANAMI Quick Charge 2.0はスマホが傷つきにくい
NANAMI Quick Charge 2.0は、シリコン素材でスマホが傷つきにくい工夫がされている品です。
また、角ばったスタイリッシュなデザインでインテリア性も高く、オフィスのデスクなど人目につく場所での設置にもおすすめです。
Qi充電器についてのまとめ
- Qi充電器とは、スマホをワイヤレスで充電できる機能を搭載した充電器のことです。
- ワイヤレス充電するには、スマホ側もQi規格に対応している必要があります。
- Qi充電は、iPhone対応機種が発売されたり、Qi非対応でもQi充電が可能な「Qiレシーバー」が発売されたりと、商品の幅が増えています。
- 商品選びの際は、コイル数や出力W(ワット)数など性能面はもちろん、充電しながら操作したいならスタンド型を選ぶなど、ご自身にあった商品選びがおすすめです。