こちらの記事は2018年5月18日の記事を2020年3月2日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・SIMの取り出しの際は付属のピンを使うを追加いたしました。
・SIMアダプターのおすすめの項目を追記いたしました。

この記事では、格安SIMを使い回す方法や、SIMアダプターの使い方や注意点、おすすめのSIMアダプターを解説します。

現代では、通信費を減らすために格安SIMを使っている人も少なくありません。

しかし、格安SIMを使い回そうとすると、デバイスによってSIMのサイズが違うという問題があります。

この記事を読むことで、SIMアダプターと格安SIMをうまく使い回せるようになります。

格安SIMを使い回すにはSIMアダプターを使う

格安SIMをひとつのデバイスで使うだけでも、通信費を抑えることが可能です。

格安SIMをスマホからタブレットなどに使い回しができれば、ひとつのSIMで数台のデバイスを使うことが出来ます。

SIMカードには、大きい順に以下の3種類があります。

SIMカードの種類(大きい順)
・標準SIM
・microSIM
・nanoSIM


小さいサイズのSIMを大きなサイズに変換するためには、「SIMアダプター」を使います。

SIMアダプターを使えば、間違ってサイズの違うSIMカードを買ってしまったときにも便利です。

SIMを小さくするカッターやパンチ

SIMカードのサイズを小さくするためのカッターやパンチも販売されていますが、基本的にSIMの改造は禁止されています。

SIMカードは、販売会社から貸与されているものであるためです。

実際に一部のSIMカード販売会社では、解約時に返却を求める契約になっていることもあります。

場合によっては損壊金を請求されることもあるため、カッターやパンチの使用はしないほうが賢明です。

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ナノSIMからマイクロSIMへ変更手順

一般的によく使われるSIMアダプターは、nanoSIMからmicroSIMに変更するものです。

ほとんどのSIMアダプターは、SIMを抜き取るためのピンである「SIMピン」を使って、入っているmicroSIMを取り出します。

スマホやタブレットなど、SIMが入っている場所はそれぞれの機種で違うため、小さな穴があるスロットを見つけます。

小さな穴にSIMピンを刺して押せば、SIMスロットが開き、SIMカードが乗っているSIMトレイが出てきて抜き取ることが可能です。

中には、スロットではなく裏ぶたがついたタイプなどもあでしょう。

注意点として、SIMトレイが出てきた時に、もともと入っているmicroSIMカードがどういう向きだったかを覚える必要があります。

そして、入れ替えるnanoSIMにSIMアダプターをつけます。

アダプターには付属でシールなどがセットになっており、シールを使ってアダプターとSIMカードが固定可能です。

SIMスロットに入れた時に、nanoSIMが外れないようにしっかり固定します。

最後に、アダプターをつけたSIMを向きを間違えないようにSIMトレイにセットします。

向きを間違えると、デバイスがSIMを読み込まないだけでなく、最悪の場合には取り出せなくこともあるため注意が必要です。

SIMカードを使うには、設定画面でAPNという接続情報を入力しなければ利用できないものがほとんどです。

Android端末は、設定の中のモバイルネットワークからできます。

iPhoneなどiSO端末では、WiFi環境が必要です。APNの設定に、SIMカード販売会社が用意する「プロファイル」のダウンロードとインストールが必要であるためです。

SIMカード販売会社により、細かな設定には違いがありますが、流れとしては「設定」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」、再起動、Wi-Fi接続でAPN構成ファイルダウンロードの手順が一般的です。

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SIMアダプターの注意点

SIMアダプターを使っている人は少なくありませんが、SIMカードを入れる向きを間違えて取り出せない、空のアダプターが抜けなくなるなどのトラブルが起こることもあります。

格安のSIMアダプターはサイズが荒削りなものも少なくなく、トラブルの原因になることもあるでしょう。

SIMアダプターがSIMトレイになるタイプも売られていますが、金具が引っ掛かり取り出せなくなることも少なくありません。

SIMアダプターは便利ですが、自己責任の範囲での使用になるため、基本的には緊急時のみとするのがおすすめです。

間違った使い方やアダプターの選び方で、大きな問題を引き起こす可能性がある事にも注意が必要です。

複数枚のSIMでシェアできるプランもある

SIMアダプターを使ってSIMを使い回さなくても、格安SIM会社では追加SIMカードを発行してくれるところがほとんどです

ひとつのアカウントで平均3~5枚まで、IIJmioなら追加料金を支払えば最大10枚までSIMカードを追加できます。

その際には、SIMカードのサイズも指定できるため、あらかじめ使いたいデバイスのSIMサイズを調べて追加すれば、入れ替えの必要がなくなりリスクも減ります。

SIMの取り出しの際は付属のピンを使う

SIMの交換の際に、スマホから既存のSIMを取り出す必要があります。
その際にはSIMアダプタに付属されているピンを利用しましょう。

手元にピンがないからといって裁縫用の針やシャープペンの芯で代用が効くと思い利用すると、SIMトレイを出す穴でピンが折れてしまう可能性があるため注意が必要です。

SIMアダプターのおすすめ

BlueSea SIMアダプター6025は安定した動作が魅力

BlueSea SIMアダプター6025は、nanoSIMからmicroSIMや、nanoSIMから通常SIM、またはnicroSIMから通常SIMへと変換可能なアダプタです。

高品質な作りであるため、変換しても安定した動作が可能です。

ミヨシ SCM-SI01/WHは収納ケースがセット

ミヨシ SCM-SI01/WHは、SIMカード変換用のアダプタと、収納ケースがセットになっていることが特徴です。

SIMカードの変換アダプターが3種類と、SIMピン1本が付属しています。

複数のSIMカードや端末を使い分ける場合におすすめです。

ミヨシ SCM-SI01/WH(ホワイト) SIMカードホルダー SIMカード変換アダプタ付

リード D01SIMAD2(WH)はピン付のSIMアダプター

リード D01SIMAD2(WH)は、取り出しに便利なピン付のSIMアダプターです。

付属の専用ピンは先が丸いため、スマホ本体に傷が付くことを防いでくれます。

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SIMアダプターについてのまとめ

  • 格安SIMをひとつのデバイスで使い回しができれば、通信費を抑えることができます。
  • SIMカードには、大きい順に「標準SIM」、「microSIM」、「nanoSIM」の3種類がありますが、小さいサイズのSIMを大きなサイズに変換するアクセサリに「SIMアダプター」を使う方法があります。
  • SIMを小さくするカッターやパンチもありますが、基本的にはSIMの改造は禁止されています。解約時に損壊金を請求されることもあるため、カッターやパンチの使用はしないほうがよいでしょう。
  • ナノSIMからマイクロSIMへ変更手順としては、まずは、入っているmicroSIMを取り出します。小さな穴にSIMピンを刺して取り出すのが一般的です。
  • 出した時には、もともと入っているmicroSIMカードがどういう向きかに注意が必要です。
  • 入れ替えるnanoSIMにSIMアダプターをつけます。アダプターとSIMカードをしっかり固定します。
  • アダプターをつけたSIMを、向きを間違えないようにSIMトレイにセットします。
  • 静かにSIMトレイをスロットに戻せば、セットは完了です。
  • SIMカードを使うには、設定画面でAPNという接続情報を入力しなければ利用できないものがほとんどです。
  • Android端末は、設定の中のモバイルネットワークからできます。
  • iPhoneなどiSO端末では、WiFi環境が必要です。
  • SIMアダプターの注意点として、SIMカードを入れる向きを間違えて取り出せない、空のアダプターが抜けなくなるなどのトラブルが起こることもあります。
  • SIMアダプターは、自己責任の範囲での使用になるので、基本的には緊急時のみとするのがおすすめです。
  • 格安SIM会社では、複数枚のSIMでシェアできるプランもあります。
  • 必要なサイズのSIMカードを追加すれば、SIMアダプターを使うことによるリスクも入れ替える手間も省けます。
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