こちらの記事は2024年2月3日に加筆修正いたしました。

皆さんはテレビを見ていて、”ザーッ”などという不快な音が気になってしまい、映像に集中できなかったということもあるでしょう。
それはもしかしたらテレビの寿命が来たことによる症状なのかもしれません。
しかしもし寿命ではなく、他の要因から起こっている症状ならば、テレビの買い替えは必要ないという事です。

テレビが壊れた・寿命が来てしまったと思い込んで買い替えてしまい、早計に失することがないように、まずは液晶テレビの異音への改善策をご案内いたします。

テレビの異音「ジー」「ブーン」「サー」の原因と対策

テレビを視聴している時、番組の音声とは別に 「ジー」「ブーン」「サー」などの様々なノイズ音が聞こえてくることがあります。
特に映画やドラマなどの静かなシーンでのノイズ音は たとえ小さな音でも気になってしまいストーリーに集中できなくなり困りものです。
まずは そんなストレスフルなノイズ音の原因・対策をご説明します。

外付けスピーカーを確認する

テレビ内部からはノイズ音がしないのに、外付けスピーカーからノイズが発生している場合は 以下の点を確認してみましょう。

外付けスピーカーの端子の接触を確認する

スピーカーのプラグにホコリなどの汚れば付着していないか、またプラグがしっかり差し込まれているかをしっかり目視してみましょう。

しっかりと差し込まれているなら、一度プラグをクリーニンしてみる事をおすすめいたします。

外付けスピーカーのケーブルを換えてみる

安価なケーブルだと音声信号にノイズが乗ることがよくあります。

シードル入りケーブル・モンスターケーブルなどノイズ対策が施されたものに取り替えてみましょう。

外付けスピーカーの振動対策をとる

スピーカー本体やパーツの接触が振動によるものなら、それがノイズの原因となっていることが考えられます。

部品の損傷がないか、またスピーカーの設置場所や固定の仕方をかえてみましょう。

外付けスピーカーの入力信号の音量を見直す

音声の入力信号の音量が大きいと 必然的にノイズ音も大きくなります。

スピーカーなどの機器に音量調節機能が付いている場合には 機器の音量を下げて、テレビ本体のボリューム調節でボリューム調節をしてみましょう。

本体の内蔵スピーカーを確認する

音響システムは アンプ・スピーカー・ケーブル(配線)・プレーヤーの4つの構成で成り立っています。

ノイズ音が気になる、音が出ないなどのオーディオトラブルについては 音響システムのそれぞれの役割もある程度は知っておいた方が原因究明の助けとなるでしょう。
特にスピーカーは、最終的に電気信号を音に変換するという意味では、オーディオシステムの中でも最も重要だと考えられます。

周辺機器や配線に問題が見られない場合はスピーカーに原因があると考えるのが一番妥当でしょう。

しかしスピーカー内部の構造はとても複雑ため、ノイズの原因がどうもスピーカーの中ではないかと感じた際は専門業者への依頼をおすすめいたします。

他の機器の影響を確認する

台所にある電子レンジが原因になっていることもあります。
電子レンジは強力な電磁波により調理したり温めたりする道具であるため、その電磁波の影響を受けてノイズが発生してしまいます。
他の電子機器による影響も 異音の要因の一つとなり得ます。
電子回路を用いる機器には電磁波が発生しますので、電子レンジだけに止まらず、スピーカー周辺に電磁波が発生する機器があると、電波の影響によりノイズが発生することがあります。

よくあるケースとして、自宅周辺に高圧電線や携帯電話がある場合にそこからノイズが発生しているという事もあります。
電磁波はテレビの故障の原因にもなるため、今一度ご自宅のテレビ周辺の環境を再確認してみましょう。

テレビの仕様を確認する

テレビは1日数回、放送波から番組データーを取得するため、テレビ内部から動作音がする場合があります。

異音がこの動作音であれば 不具合から生じるノイズにはあたりませんので問題なしという事です。

液晶テレビが映らない不具合の対処方法

映像が映らず音声しか聞こえないなど、テレビの故障かなと思った時にまずはじめにおすすめするのはテレビの「電源をリセットする」事です。

テレビの電源ランプがつかない、電源が入らないという時などにも 文字通りテレビの電源をリセットさせるというものです。
この方法は パソコンに不具合が出てしまった時にも行われる、シンプルかつ効果的な対処法でもあります。やり方はとても簡単です。

①テレビの電源プラグを抜いて1分以上待つ。
②プラグを再度接続して テレビ本体の電源ボタンを10秒以上押し続ける

以上を試行することで 簡単に改善されることがあります。
①の「1分以上待つ」ということが重要なため、タイマーなどで正確に測りましょう。
これらの方法で テレビ設定もリセットされてしまうこともあるため 再設定が必要となる場合もあります。
しかし業者に頼めば数千円かかることが予想されるため、テレビのリセットをするだけで改善が見込める場合は、試してみない手はありません。

液晶テレビの寿命は7〜10年程度

通常テレビの寿命は だいたい約7〜10年程度と言われています。

家庭によって 1日のテレビ視聴時間は全く異なりますが、液晶テレビの寿命なら時間で表すと約5〜6万時間でしょう。

その理由づけは 液晶テレビのバックライトの寿命が約7〜10年と考えられており、プラス半導体などの電源基盤と回路の耐久性もだいたい同じくらいだと考えられるからです。
購入して数年が経過した頃に映像に線が入り出した、なんとなく画面全体が暗くなった気がするなどの症状が現れだすと、そろそろ買い替え時かもしれません。
けれどまだ購入して2年も経っていないのに 液晶テレビが故障してしまったみたいだという声もよく聞きます。
しかし症状の原因は 基盤の不具合からくるものが多く、基盤の交換修理・初期不良と判断され、新品交換可能となるケースもあります。

テレビの傷消しってどうすればいい?対処方法

テレビの傷消し

掃除の時に液晶テレビの画面に傷を見つけたり、子供が傷つけたりした時には、ショックを受けてしまいます。
液晶テレビの画面の傷を直すには、業者に頼むべきか自分でやるべきか迷うところでしょう。

ここでは、液晶テレビの画面の傷の修理費用、液晶テレビの傷を自分でなおす3つの方法をご紹介します。
テレビの傷をなおすヒントになります。

テレビの画面の傷の修理費用

液晶テレビでは、液晶が割れるほどの壊れ方をすれば、液晶パネルを交換しなければいけないのは諦めがつくでしょう。
しかし、液晶テレビの画面の傷でも、大小にかかわらず完璧に直したいなら、基本は液晶パネルを交換するしかありません。

よく電化製品を壊した場合には、修理するよりも新品を買う方が安いといわれますが、液晶テレビの画面交換でも同じことが言えます。液晶テレビの液晶パネル(画面)の交換には、おおむね5~10万円はかかることが多いでしょう。
金額の差は、テレビ画面の大きさ、流離工賃、出張料金などで変わります。傷の修理としては高額と言える金額なので、本当に液晶画面の交換を考えるなら、まずは見積もりをとるのがおすすめです。

ちなみに、液晶テレビに保証をつけいて、その保証を使っての修理を期待する人も多いでしょう。
しかし、その保証でも一般的には、外的要因が原因の傷や取扱説明書に沿っていない使いをしていた時にできた傷は保証対象外になります。現実的には、傷が自然につくことはほとんどないので、保証を受けるのは難しいことでしょう。

テレビの傷を直す方法

軽い傷なら、自己責任で自分でなおす方法もあります。軽い傷とは、爪に引っ掛かるほどの深さでない傷という意味合いです。

メーカーでは自分で傷をなおすことは勧めていませんし、最悪の場合には傷を余計大きくしてしまったり、液晶パネルにも影響を与えてしまったりする可能性もあります。自分でなおすのは、あくまでも自己責任の行為を覚悟しておきましょう。
液晶テレビの軽い傷を自分でなおすには、主に3つの手軽な方法があります。

  1. 消しゴムで傷の部分をこする
  2. 研磨剤入り歯磨き粉を指で塗り込む
  3. 鏡面仕上げ用液体コンパウンド剤を傷に塗る

    消しゴムを液晶テレビで

    3つの方法の中で、もっとも身近なもので簡単に試せる方法が消しゴムです。
    普通の消しゴムで、傷の部分を優しくこするだけで、浅い傷はだいぶ目立たなくなります。
    ポイントは、優しく力を入れずにこすることです。
    力を入れてしまうと、液晶に影響を与えてしまうことがあります。

     

     

     

    液晶テレビの白い傷を優しく優しくなでて、それでも傷が消えない時には他の方法をためしてみましょう。
    深い傷には、あまり効果がないのは初めから覚えておいて、余計な力をいれてないようにしましょう。

    研磨剤入り歯磨き粉

    手軽で試しやすい液晶テレビの傷を消す方法は、研磨剤入りの歯磨き粉を使って、研磨剤で傷を消していく方法です。
    消しゴムで消せなかった傷にも、効果が期待できます。歯磨き粉を小皿などにとり、少量の水で薄め溶かします。
    それを指で傷に優しく塗り込み、その後に柔らかい布でふき取るだけです。
    歯磨き粉をすり込む時もその後にふき取る時も、液晶テレビの画面を強く押さないように気をつけましょう。
    この方法で液晶テレビの傷が消えないなら、もう一度歯磨き粉の成分をみて研磨剤が入っていることを確認しましょう。
    傷を消すといっても、正確に言えば、研磨剤は傷と周りの面を同じ高さにゆるやかに削り傷をごまかす方法です。
    こすりすぎると、さらに周りにも傷がつくことも考えられるので、注意しましょう。
    研磨剤入り歯磨き粉を使うのに抵抗があるなら、次の方法を試してください。

    鏡面仕上げ用液体コンパウンド剤

    3つめの方法は、傷を消すために鏡面仕上げ用液体コンパウンド剤を使う方法です。
    コンパウンド剤もさまざまな種類がありますが、もっとも粒子が細かい鏡面仕上げ用がベストでしょう。
    歯磨き粉の研磨剤よりも細かい粒子なので、安心して使えます。

    コンパウンド剤は、歯磨き粉と同様、液晶テレビの傷の穴に入りこんで消すのではなく、細かい粒子で周りの面を削り取り平坦にするイメージです。液晶テレビの表面は、コーティングされているので、その部分を傷にあわせるということになります。

    使い方は、液体のコンパウンド剤を液晶テレビの傷に塗って、柔らかい布で磨くだけです。
    なるべく傷のまわりだけを優しく磨くようにしましょう。その後に、布の綺麗な部分で拭き上げればいいでしょう。

     

     

     

    最後の仕上げの拭き上げをティッシュペーパーでしてしまいがちですが、ティッシュペーパーは目が粗いので細かな傷の原因になります。柔らかい布や液晶画面用の布を使うようにしましょう。

    仕上げにクリーナー・保護シートを使う

    子供がいる家庭では、子供がテレビに触ったりして傷をつけてしまう可能性が高いのは初めから予想がつくでしょう。
    液晶テレビの画面用にも、スマホやタブレットと同じように画面を保護するフィルムが売っています。
    また、さらにしっかりした保護パネルも売られています。
    保護フィルムもパネルもだいたい10,000円以下で買えるので、新品の液晶テレビを買ったときに揃えるのもいいでしょう。

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テレビの異音・傷消しについてのまとめ

  • いかがでしたでしょうか。テレビのノイズは故障によるものなのか寿命なのか、それとも周辺機器の影響によるものかなど、以下の見極めが大切です。
  • テレビ内部からでなく、外付けスピーカーからノイズ音がする場合:プラグの差し込みが正常か、ホコリや汚れの付着がないか確認する。
  • 電子機器の電源を落としてみる。
  • スピーカーの設置場所や固定の仕方をかえてみる。
  • スピーカーなどの 音量調節機能機器の音量を下げる。
  • 電磁波が発生しやすい電子機器をオーディオシステムの周辺から離す。
  • シードル入りケーブル・モンスターケーブルなどノイズ対策が施されたケーブルに取り替えてみる。
  • 上記5つを試した上で改善されれば システム自体に問題はないと考えられるため ケーブルを買い換えたり業者に依頼する必要もなく、無駄な出費も抑えられます。
  • 液晶テレビの画面は、割れたとしても小さな傷としても、完璧になおすには液晶パネルの交換しか方法がありません。
    交換には、おおむね5~10万円はかかることが多いでしょう。
  • 自己責任で液晶テレビの軽い小さな傷を自分でなおすには、3つの方法があります。
    消しゴムで傷を優しくこする、研磨剤入り歯磨き粉で軽く磨く、鏡面仕上げ用液体コンパウンド剤を使って磨くという3つの比較的手軽な方法です。
  • 液晶テレビを買った時に保護フィルムかパネルも購入して、あらかじめ画面を保護するのもいいでしょう。
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