こちらの記事は2019年12月5日の記事を2020年5月25日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・電源タップのおすすめを2020年5月25日の情報に更新いたしました。
この記事では、電源タップの選び方や、おすすめのモデルを解説します。
PCやスマホの充電器など、さまざまなコードをすっきりとまとめる電源タップですが、種類や機能性をチェックすることで、より快適に使うことが可能です。
この記事を読むことで、自分の部屋に最適な電源タップ購入の検討ができます。
目次 [非表示]
電源タップの選び方
種類で選ぶ
電源タップは商品によって細かい違いがありますが、まずは「直付タイプ」「延長コードタイプ」の違いをおさえておくとよいでしょう。
「直付タイプ」と「延長コードタイプ」の特徴は以下の通りです。
- 直付タイプ
「直付タイプ」や「分配タイプ」と呼ばれる電源タップは、コード無しで使うことのできる品です。
コンセントの差込口を増やすだけのシンプルな形で、コード有りのタイプよりもコンセントまわりをすっきりとさせることができます。
しかし、一箇所のコンセントの消費電力が1500Wを超えると異常発熱等のリスクが上がるため、注意して使う必要があります。
異常発熱等のリスクについては、次に解説する「延長コードタイプ」も同様です。 - 延長コードタイプ
「延長コードタイプ」は「テーブルタップ」とも呼ばれ、名前の通り長いコードが付属しており、つなぎたい電子機器をコンセントから離して使うときに便利です。
差込口の個数も多く、複数のコードを一箇所にまとめたい場合にも役立ちます。
しかし、商品によってコードの長さが異なるため、必要な長さをあらかじめ測っておくとよいでしょう。
必要以上にコードが長くなるとかえって邪魔になり、見た目的にも雑な印象になってしまうためです。
極数を確認して選ぶ
極数を確認して選ぶのも、電源タップ選びのポイントです。
極数とは差込口の形をさします。
日本で主に利用されている極数である「2極」と「3極」の特徴は以下の通りです。
- 2極
一般的に多く使用されている差込口は2極です。スマホの充電などに使われています。 - 3極
オーディオ機器に多く使用されている差込口は3極です。専用のプラグに差せば、漏電の際に電気を逃してくれるアース端子付属のタイプです。
アース端子がコンセントに付いている場合には、3極を選ぶとよいでしょう。
USBポートを確認して選ぶ
スマホやタブレットの充電器を電源タップ差し込みたい場合には、USBポート付きの電源タップがおすすめです。
USBポート付きであれば、ACアダプター無しで充電することができます。
枕元や仕事机の上など、よりすっきりとさせたい場所で使うのがおすすめです。
安全性を確認して選ぶ
電源タップは、使い方を間違えると、異常発熱や火災等のリスクが上がります。
交換する目安は3~5年ほどですが、1年に一度は電源タップに寿命が来ているかをチェックするとよいでしょう。
普段使っているときでも、以下の項目に当てはまる異常が見られた場合には使用を中止し、交換する必要があります。
交換が必要な異常
- 接続が不安定で、コードを動かすと充電等が付いたり消えたりする。
- 電源プラグの根元が焦げている、溶けている。
- 電源プラグを差し込む部分が曲がっている。
- コードやプラグが熱を持っている、傷がついている。
上記のチェックポイントのほか、コードを束ねている・ホコリが被っている・家具の下敷きになっている場合は、発火リスクを上げてしまいます。
日頃の使い方に注意しつつ、消耗品であることを意識して、定期的な交換をおこなうとよいでしょう。
また、電源タップのなかには、電源プラグ部分にホコリが溜まることによって発生する「トラッキング火災」を、防止するタイプのモデルもあります。
「トラッキング火災」を防止するモデルは、プラグの根本がプラスチックで覆われているため、ホコリが溜まりにくい仕様になっています。
トラッキング防止タイプの電源タップは、掃除しにくい場所などに使うとよいでしょう。
他にも、落雷による高電圧から機器の精密部品を守る機能を搭載した電源タップもあります。
機能性を確認して選ぶ
電源タップは、機能性を確認して選ぶのもポイントです。
自分に合った機能のモデルを選ぶことで、より快適に使うことができます。
電源タップのなかでも代表的な機能は「節電スイッチ」です。
使わないタップへの通電をオフにする事で、不要な待機電力をカットできます。
水回りで使用する場合は、「防水機能」があれば安心して利用できるでしょう。
マグネットが付いていれば、スチール製家具に固定することが可能です。
自分にとってより快適に使える機能をチェックするとよいでしょう。
電源タップのおすすめ
KASHIMURA AJ-591は最大4つの機器を使用可能
KASHIMURA AJ-591は、2口のACコンセントと、USBポートが2基付いており、最大4つの機器を使用できます。
2口ついているACコンセントは、合計1400Wまで対応しており、2基のUSBポートは合計で2.4Aの電力を出力可能で、急速充電に対応しています。
また、USBポートは接続機器を自動で判別して、機器に合った電流に調整してくれるため、安心して使う事が可能です。
ELECOM ECT-0103は壁掛けフック付き
エレコム ECT-0103は、壁掛けフック付きの電源タップです。
差込口は10個口も用意されており、1500Wの電力により、多くの機器を使用する事ができます。
ネジを使って直接壁に固定することもできるため、たくさん機器を使う場所で使用するのにおすすめです。
ELECOM ECT-0102は熱に強い
ELECOM ECT-0102は、熱に強い二重構造ケースを採用したタップです。
差込口には耐熱性に優れた「ユリア樹脂」を採用しており、強い発熱の際も融解しづらく、電気火災を防止するのに役立ちます。
2つの差込口が距離を持って配置されているため、大きいACアダプタも、隣の差込口の邪魔をしないように接続することができます。
PRINCETON PPSR-UTAP6Aは回転式コンセントが便利
PRINCETON PPSR-UTAP6Aは、USB充電ポートを2基と、6つの回転式コンセントを備えています。
6個のコンセントは、左右に90度まで回転できるため、大きいACアダプターを差しても、隣の差し込み口に干渉させずに接続できます。
合計最大3.4Aという電力を持ち、最大で2台ものUSB機器を急速充電することが可能です。
オーム電機 HS-T43ERLR3は接続したコンセントを固定できる
オーム電機 HS-T43ERLR3は、ロック式の差し込み口により、接続したコンセントをしっかり固定しておくことができます。
プラグには絶縁カバーが付いており、コンセントとプラグの隙間にホコリが溜まることで起こるトラッキング火災を防止します。
また、落雷による機器の故障を防ぐ「雷サージ軽減素子」を内蔵しているなど、もしもの際の事故を防ぐ機能が搭載されているのも魅力です。
導線は二重被ふく構造になっており、断線の心配も少なく使う事ができます。
BUFFALO BMPA36TP3はUSB充電用ポートが3基搭載
BUFFALO BMPA36TP3は、3基のUSB充電用ポートと、2つの電源コンセントが搭載されたモデルです。
電源タップが、隣接するコンセントの邪魔をしづらいタテ型の本体デザインも特徴です。
性能面では、3.6Aの高出力による急速充電が可能な上、充電方式の異なるiPhone、Androidを自動で判別し最適な出力で充電を行ってくれます。
kashimura AC-009は最大6つの機器を接続可能
kashimura AC-009は、4つのACコンセントと、USB PD対応USB Type-Cポート、USB-Aポートの計6つの機器を接続できます。
4つのACコンセントは合計1400Wまで対応しており、ホコリ侵入防止機能が付いているため、トラッキング火災などの事故を防ぐのに役立ちます。
2つのUSBポートの合計最大出力は30Wです。
本体には、穴が付いているため、壁のフックにかけて設置することができます。
電源タップについてのまとめ
- 電源タップは直付タイプや延長コードタイプなどの他、USBポート・節電スイッチ・防水仕様など、ニーズに合わせた選び方をすると快適に使うことができます。
- 安全性を考慮することも重要で、古くなったりホコリが溜まったりしている電源タップ・電源プラグの使用は異常発電や火災発生のリスクを上げるため、定期的な交換が必要です。