スマホをよく使う方にとって、外出先でも充電ができるモバイルバッテリーは大変便利です。しかし、リチウムイオン電池を使用しているモバイルバッテリーは、充電中に発火するなど大変危険な事故が発生しています。

スマホの充電器が発火するどのような事故が起こっているのか、スマホの充電器の発火を防ぐために何をしたらいいのか、おすすめの安全なスマホの充電器にはどのようなものがあるのかという疑問点があげられます。

この記事では、スマホの充電器が発火する事故、スマホの充電器の発火を防ぐには、おすすめの安全なスマホの充電器などについて説明します。

スマホの充電器が発火する事故を防ぐ

近年、スマホの充電をするモバイルバッテリーから発火する事件が発生しています。実際に電車や駅の中で、リュックを背負った男性の背中から発火する事故が発生しました。

リュックの中には、スマホ充電中のモバイルバッテリーが入っており、このモバイルバッテリーから発火しました。

モバイルバッテリーの事故は、決して稀なケースではありません。安価な品質の悪いモバイルバッテリーを利用した場合にこのような事故が起こっています。

NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)の調査によると、平成24年度から平成28年度の5年間の間に、モバイルバッテリーの事故が108件起きています。

事故は毎年起きており、年々その件数は増加しています。また、起こる事故の場所によって大事件となるケースがあり、2016年に起こった品川駅のケースでは、モバイルバッテリーの発火が原因で走行中の車内に煙が充満するトラブルが発生しました。

この事件では、乗客約500人のホームへの一時退避や15分程度の運転見合わせをする事態に発生しました。同じような事故は2017年に秋葉原の駅でも発生しました。

その他の事故として、モバイルバッテリーで充電しながら就寝していたところ、モバイルバッテリーとその周辺が延焼する火災が発生しました。

このようなモバイルバッテリーの事故の多くは自宅で起こっていますが、持ち運べるという特性のため自宅外でも多く起こっています。

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スマホの充電器の発火を防ぐ方法

スマホ充電器の発火には、幾つかの原因があります。スマホ充電器の構造は、商用電源などから電気を供給する「充電部」と「内部電池」、スマホに充電を行う「給電部」の3つの機能から成り立っています。

充電部は、AC電源またはUSB電源に接続し、内部電池を充電させます。内部電池は、リチウムイオン電池を使用したものと乾電池を利用したものがありますが、事故が起こりやすいのはリチウムイオン電池を使用したものです。

さらに、落とした時のための耐衝撃構造やバッテリーの充電時と放電時に必要な温度を監視する保護回路を備えています。

モバイルバッテリーの事故の中には、安価なモバイルバッテリーを使用したことが原因という場合があります。安価なモバイルバッテリーでは、容量などの性能面ではそうでないものと劣らないものの安全面での機能が十分でない場合があります。

また、安価な製品でなくとも落下などでバッテリーへの強い衝撃があった場合には、大変危険です。強い衝撃があった場合には、内部構造や歪んだり異物が混入することで事故が起こることがあります。

また、接続できないコネクタを無理やり接続するなどでスマホとの接触部分の変形し、事故に至ることもあります。では、スマホの充電器の発火を防ぐために必要なことについて説明します。

カバンに入れっぱなしにしない事で発火を防ぐ

充電中のままスマホの充電器をカバンやリュックの中に入れっぱなしにしないようにしましょう。ぎゅうぎゅう詰めのカバンの中に入れっぱなしにしていると、スマホの充電器が熱くなっている場合に気が付きません。

カバンの中や暑くなりがちな車の中などで放置することは大変危険です。万が一熱くなった時にわかるように、充電や給電時にはカバンから出して見えるところに置いておきましょう。

ペットボトルなど水気から離して発火を防ぐ

スマホの充電器は濡れるとショートの原因になります。何らかの原因で電池内部でショートが起こると、過大な電流が流れ過熱や発火する可能性があります。

リチウムイオンバッテリーの瑕疵によりショートが発生する場合もありますが、水気はショートという観点では、大敵です。リチウムイオンバッテリーの充電中には、ペットボトルなどの水気から離しておく必要があります。

充電できたら電源は外して発火を防ぐ

リチウムイオンバッテリーが過充電になると電池が高温になり発火や破裂の可能性があります。過充電とは、リチウムイオンバッテリーの充電が100%になっても更に充電を行っている状態のことです。

過充電の時間が少しであれば少量の容量の低下などの影響で済むのですが、長時間の過充電はバッテリーが高温となる大変危険です。

このようなことを起こさないようにするため、リチウムイオンバッテリーの充電が完了したら早めに電源をはずすようにしましょう。

おすすめの安全なスマホの充電器

スマホの充電器を選ぶ時には、容量だけでなく品質にも注意して製品を選ぶようにしましょう。ついつい10000mAh以上など容量だけに目が行きがちですが、重さや性能、品質などもチェックするポイントです。

しっかりしたメーカーを選ぶなど品質面に留意することが重要です。口コミなどで評判のよいメーカーには、Anker、RAVPowerなどがあります。

Anker

スマホの充電器メーカーとして有名なAnkerから、おすすめのモバイルバッテリー「Anker PowerCore Speed 10000 QC」をご紹介します。

非常に軽量であるだけでなく、10000mAhと容量もたっぷりです。Quick Chargeにも対応しており、急速で充電することができます。

色はブラックとホワイト、ポケットにも入るシンプルなデザインです。スマホを約3回タブレットであっても1回の充電が可能です。Amazonランキング大賞2017モバイルバッテリー部門で1位を獲得するなど大変人気のあるモデルです。

RAVPower

色々なスマホの充電器を販売しているRAVPowerより、緊急時にも心強い「RAVPower 20100mAh ポータブル電源」をご紹介します。

とにかく20100mAhの大容量ですので、外出時の充電はもちろん、災害時や長期間の旅行などでも心強い味方になってくれます。またRAVPowerであれば品質面での評判も問題ありません。

iPhone7の充電が6回、iPad mini4を約3回、タブレットやパソコンでさえ充電することができます。AC電源から充電して、スマホだけでなく家電も動かせるのが、このバッテリーの凄いところです。

スマホ用充電器の発火についてのまとめ

  • 近年電車内や駅などでモバイルバッテリーから発火する事故が発生している。
  • 事故により、電車が遅延したり電車内に煙が充満する事態になっている。
  • スマホとの接触部分の変形やバッテリーへの強い衝撃などが危険。
  • スマホの充電器の発火を防ぐには、カバンの中に入れっぱなしにしない、
  • ペットボトルなど水気から離す、充電できたら電源は外すようにする。
  • 安全なスマホの充電器を選ぶには、しっかりしたメーカーを選ぶ。
  • Anker、RAVPowerなどがおすすめ
  • モバイルバッテリーの発火事故は大変危険です。安価な品質の悪いモバイルバッテリーは使わないなど、購入する際には、品質面の評判がどうかなど、チェックするようにしましょう。