HTCの概要と歴史

HTC(HTC Corporation)は台湾を拠点にするスマートフォンなどを手がけるメーカーです。

1997年に現会長・王雪紅(Cher Wang)、現CEO・周永明(Peter Chou)らによって設立され、当時はHigh Tech Computer Corporationという名称でした。

世界初のWindows搭載PDAの開発製造やヒューレッド・パッカードiPAQの製造などを手がけていましたが、2008年に世界で初めてのGoogle Android搭載のスマートフォン「HTC Dream」を発売、スマートフォンブームの潮流にも乗り世界的なスマートフォンメーカーに成長し現在に至ります。

HTCはPalmなどに代表されるような小型コンピュータ、PDAの開発製造をスタートさせ現在スマートフォンメーカーとしての世界的地位を築いていますが、常に「人」を中心に、というコンセンプトのもと、高機能、高性能、革新的なスマートフォンにより人々のより良い生活のためのニーズを応えることを活動の中心の置いています。

この活動はスマートフォン分野に留まらず、最近ではVR技術を利用した「VIVE」というヘッドマウントディスプレイ製品を展開しており、また、Under Armour社のヘルスケアシステム「UA Health Box」の開発製造に関わるなど、今後の新たな技術分野にも積極的に進出し事業を拡大、成長している世界的な企業と言えます。

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HTCの特徴

HTCは創業当時の「手のひらに乗るパーソナルコンピューター」というビジョンを現在では発展させ、スマートフォンの世界的メーカー、業界のリーダーとしての地位を確立しています。

これは、2008年にいち早くAndroid搭載のスマートフォンを市場に送り出したことからも分かることでしょう。このビジョンは現在も受け継がれており、HTCのスマートフォンは高品質、高性能であることが特徴として挙げられます。

これにはHTC独自の技術などにより独自の操作感や、革新的な操作方法などが取り入れられた独自性のあるスマートフォンとして市場で展開されています。

また、ひとつひとつの機能が高性能であるというのも特徴です。IP67レベルの防水・防塵性能などに代表されるように生活環境や利用環境への高度な対応はもちろんのこと、高性能カメラの搭載や今話題のハイレゾ音質やノイズ・キャンセリング機能などが盛り込まれたハイレベルな機種がリリースされています。

つまりHTCの初期のビジョンを踏襲するように、現在日常に欠かせなくなったスマートフォンによる体験がより未来的になるようなデバイスを開発製造しています。

一方で世界的な賞の受賞も多くあります。「HTC One」シリーズや「HTC Desire」シリーズはデザイン、機能、などの評価も高く、数々の賞やメディアからの評価も高く注目されており、またユーザーの満足度が高いといった特徴もあります。

現在実現可能な技術とデザインを惜しみなく盛り込んだスマートフォンがHTC製品の特徴であるといえるでしょう。

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HTCの価格帯

価格帯
HTC
¥70,000前後

HTCでは現在「HTC U」シリーズ、「HTC One」シリーズ、「HTC Desire」シリーズ、「HTC butterfly」シリーズが展開されています。

最新モデルの「HTC U11」は現在入手可能なフラッグシップモデルで、ソフトバンク、auの両キャリアでの取り扱いのほか、SIMフリーモデルもあります。価格は直販ウェブストアのSIMフリー版で7万円程度に設定されています。

注目はHTCが生み出した新しいより直感的な操作方法「エッジ・センス」の搭載です。握る動作により操作が可能で、「強く握る」または「長く握る」というアクションに機能を割り当てることが出来ます。

例えば、強く握るとカメラが起動、長く握ると音声補助が起動、といった操作が可能となります。本体は3Dガラスデザインにより鮮やかで美しいデザインで、液体のように滑らかに覆われたガラスが特徴的です。

カメラはグローバルなカメラ評価機関である「DxOMark」からモバイル端末部門で「90スコア」を獲得、世界最高水準の評価を得ています。

音響面では「HTC Uソニック・ハイレゾ」が採用され、アクティブ・ノイズキャンセレーション機能を搭載、ひとりひとりに合ったパーソナル・オーディオを体験できます。このようにHTCのビジョン「高性能」「高機能」「革新的」の全てが詰まった魅力あるスマートフォンです。

また、先日「HTC U11」の後継、次期フラッグシップモデル「HTC U12+」が発表になり直販ウェブストアにて予約販売が開始されました。こちらは7月下旬の出荷予定となっています。