こちらの記事は2018年12月18日の記事を2020年4月30日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・蒸気レス炊飯器の選び方に炊飯タイプで選ぶを追記します。
・おすすめの蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器を2020年4月30日の情報に更新いたしました。

日本人の主食は「お米」です。
毎日食べる白いご飯の味にこだわり、より美味しいお米が炊けるよう各メーカーしのぎを削って製品開発に力を入れています。
「炊飯器を変えたらお米の味が美味しくなった」という話しもよく耳にします。
けれど 蒸気が出る炊飯器は 蒸気の逃げ場所の確保も必要なため置き場所に困ってしまう、ということも。
今回は置き場所に困らない 近頃話題の「蒸気レス炊飯器」にフォーカスして おすすめ商品と共にご案内致します。

ご飯が炊き上がる時に出る蒸気をできる限り封じ込めてくれるのが「蒸気レス炊飯器」です。
立ち上る蒸気の熱や湿気を気にすることなく キッチンなどどんな場所でも置ける優れものです。

日本が誇る三菱・東芝・象印・日立など強豪メーカーからはもちろん、他にもいろいろなメーカーからも販売されており IHや電気、ガス仕様など様々なため いったいどれを選べばいいのか悩みどころではあると思います。

この記事では蒸気レス炊飯器を購入する際に知っておきたいメリット・デメリットをご説明致します。

蒸気レス炊飯器のメリット

置き場所で選ぶ

蒸気レス炊飯器の最たるメリットは 何と言っても「置き場所に困らない」ということです。

普通の炊飯器はご飯を炊き上げる過程で セットした水がかなり沸騰するため、蒸気がこもる場所では使えないのが不便です。
けれど蒸気が出ない蒸気レス炊飯器なら 壁や炊飯器周辺に置いてある物を蒸気で濡らしてしまうこともありません。
そのため狭い収納場所でも設置可能です。

このように置き場所に関する不満を一気に解消してくれるのが「蒸気レス炊飯器」です。

安全性で選ぶ

蒸気レス炊飯器は 安全面からもおすすめです。

蒸気に手を伸ばして思わず火傷をしてしまうという心配もないので、小さなお子さんやペットのいるご家庭にも安心してご使用していただけます。

低い場所で炊飯器を使うなど、椅子を使用せずクッションを敷くなどして床に直接座って食卓を囲むスタイルのご家庭にもオススメです。

無臭である

蒸気が出ないため 匂いもありません。

妊娠中の女性がつわりの時期 ご飯を炊く匂いでかなり辛く感じている人がとても多いようです。

蒸気レス炊飯器は そういった匂いに敏感な人にもオススメできるアイテムです。

高火力がよい

一般的な炊飯器は高火力で水が沸騰し続けると 蒸気口からの水滴の吹きこぼれを防ぐために火力を微調整する仕組みでした。
けれどこの蒸気レス炊飯器なら蒸気口からの吹きこぼれがないため 火力を微調整せず最大に保ったまま連続沸騰が可能となりました。

これにより炊飯の要とも言える大火力をキープすることができるため、ご飯の旨味を増すことができるのです。
蒸気が出ないイコール使い勝手と味の良さに繋がる ということが言えます。

蒸気レス炊飯器のデメリット

内釜と水タンクの掃除が必要な お手入れに一手間かかる製品もあります。
しかし蒸気レス炊飯器全製品という訳ではなく、メーカーによるということです。

蒸気レス炊飯器の選び方

蒸気の量で選ぶ

蒸気レス炊飯器に加えて 蒸気カットや蒸気セーブといった微妙に違ったネーミング製品も出ていますので、それらの違いにスポットを当てて解説いたします。
まずは結論から言うと 最も蒸気を防いでくれるのがタイトルでもある「蒸気レス炊飯器」です。
蒸気カット率は95%以上で、炊飯モードによっては若干出るものの、ほぼ蒸気は上がりません。
そのため 炊飯器を設置している棚板が炊飯器のすぐ上にあったとしても 蒸気による水滴・熱の影響を受ける心配はほとんどありません。

「蒸気レス」に対して「蒸気カット」や「蒸気セーブ」とネーミングされている炊飯器は 往来品と比較すると約80パーセントの蒸気がカットされています。視覚的には湯気のようにフワッと蒸気が見える程度です。

これら「蒸気カット」や「蒸気セーブ」炊飯器の設置場所は 収納棚などに置いて使用する際に 蒸気がこもらない程度に気をつければ大丈夫です。

因みに象印で採用されているのは「蒸気セーブ」機能です。

炊飯タイプで選ぶ

蒸気レス炊飯器は、IH炊飯器と圧力IH炊飯器の主に2種類の炊飯タイプに分かれます。

IH炊飯器は内釜を発熱させて炊飯を行うタイプで、炊飯時間を短縮することができ、食感がしゃきっとした粒がはっきりとしたご飯を炊けます。

圧力IH炊飯器は内釜を発熱させると同時に、密閉をすることで水の沸点まで一気に温度を上昇させて炊飯するタイプです。

IH炊飯器よりもお米のおいしさや栄養が凝縮し、もっちりとした食感を楽しめます。

自分好みの食感や味を実現できるタイプを選ぶとよいでしょう。

価格で選ぶ

炊飯器を購入する際の重要な決め手となるものの一つが「価格」です。

炊飯器と言えども最近ではパンやお菓子、煮物などの幅広いレパートリーの調理可能なハイスペック炊飯器もリリースされています。

ただ 高性能炊飯器になればその分どうしても価格帯も上がってくるのも否めません。
全体として炊飯器の価格帯はかなり広く設定されており、2万円代のお手頃価格の製品から10万円近くする高額製品まで出ています。

数万円もする炊飯器ともなると やはり手が出しにくいという声も上がっています。

しかし毎日食べるお米なら できるだけおいしく炊き上げて食したいという日本人のお米へのこだわりから ハイスペック炊飯器が高額であるにも関わらず毎年リリースされている理由の一つでしょう。

IH炊飯器なら5万円超えの製品はほとんどなく、3万円前後で購入できる製品が多いです。

おすすめの蒸気レス・蒸気セーブ炊飯器

蒸気レスの他にも、蒸気を出しにくくしてくれる蒸気セーブ機能が付いている炊飯器も紹介いたします。

三菱電機 NJ-XS108J

三菱電機 NJ-XS108Jは、蒸気を密封することで、蒸気を出さずに炊飯することができて、子供が高温の蒸気に触れるリスクや、気になる匂いを防止可能です。

水冷式蒸気回収システムと呼ばれる仕組みを採用しているため、強火の状態を持続することができ、かまどで炊いたようなご飯を食べることができます。

また、内釜には備長炭をコーティングすることで、炭で火を起こしたかのような強い火力を実現可能です。

蒸気レス機能以外にも季節に合わせたお米の炊き分け機能や、お弁当用のご飯を炊ける機能など機能面も充実しています。

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日立 RZ-V100CMは、炊飯中にほとんど蒸気を出さない蒸気カット機能が搭載されているため、蒸気が気になる場所でも安心して使用可能です。

圧力をかけながら、お米一粒一粒に高温な熱を通して炊飯をしてくれる日立の独自技術「極上ひと粒炊き」を採用しています。

また、スチームを使用して保温をしてくれるため、24時間しっとりとした食感のまま保温ができます。

内釜や本体に凹凸が少ないため、毎日のお手入れも簡単でしょう。

象印 NP-RZ05

象印 NP-RZ05は、蒸気セーブ機能が付いているため、通常の炊飯器よりも蒸気の量を抑えることが可能です。

鉄器コートプラチナ厚釜を内釜に採用しているため、ご飯一粒一粒に甘みを含んだ成分をコーティングし、お米の甘みをアップします。

また、釜の温度を最適に保ちながら最大約30時間保温を行ってくれる機能や、ご飯をよりやわらかく炊いてくれるやわらかメニューなども付いています。

自立するしゃもじが付属しているため、購入してすぐ使用することが可能です。

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蒸気レス炊飯器のまとめ

  • 蒸気レス炊飯器は蒸気が出ないため置き場所に困らない
  • 蒸気が大幅にカットされているので 火傷の心配など安全面からもおすすめ
  • 蒸気がカットされているため匂いに敏感な人にもオススメ