こちらの記事は2021年11月4日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・サテライトスピーカーの選び方
・サテライトスピーカーのおすすめ
ドライブ中に音楽を楽しむと言う方は、多いのではないでしょうか。
ナビゲーションシステムの機能が進化したことにより、今では車中で高音質の音楽を簡単に聴くことが可能です。
上記に述べたナビゲーションシステム以外にも付属のデッキを利用する・サテライトスピーカーを使うなど、音楽を聴く手段はあります。その色んな手段の中で、サテライトスピーカーを使う選択肢をとる方が多いです。
サテライトスピーカーを使用することで、手軽に臨場感のあるサウンドを視聴できます。
一方、サテライトスピーカーの取り付け方や具体的なメリットなどを知らない、と言う方もいるでしょう。
そこでこの記事では、サテライトスピーカーに焦点を当てて詳しく解説します。是非、参考にしてください。
目次
そもそもサテライトスピーカーとはなにか?
サテライトスピーカーは、簡単に言うとサラウンドシステムを組み込んだ小型のスピーカーのことを指します。
臨場感のあるサウンドが特徴で、商業施設やホームシアター・車などの天井に設置されています。
天井にぶら下げることにより、音響的な障害物が減ることによって車内に美しい音色を響かせることが可能です。
リアルなサウンドを手軽に聴くことができるためサテライトスピーカーを利用する方は、音楽の音質を改善・向上したいと考えている方が多数となります。
サテライトスピーカーのメリット
サテライトスピーカーを設置することで発生するメリットを紹介します。主なメリットは、「音域が広がる」「音にメリハリが生まれる」「臨場感や迫力が増す」「ボリューム調整がしやすい」ことです。
中音域や高音域のサウンドを多方向から加えることで、普通に音楽を聴くより立体感のある音が楽しめます。
それに加えてサテライトスピーカーは、音場の補正や聴こえにくい音域を広げたり調整したりできます。
また、天井からぶら下げる設置方法になっているため、ワンボックスや大型車ほどサテライトスピーカーの良さが実感しやすいです。
一方、サテライトスピーカーの性質上、低音域に弱いこともあるため低音域もブーストしたいと感じる場合は、サブウーファーと組み合わせるのがおすすめと言えます。
サテライトスピーカーの取り付け方
サテライトスピーカーの取り付け方は、ごくシンプルです。ですから、自分で設置することもできます。自動車屋でわざわざ設置を依頼しなくても、取り付け方さえ分かれば短時間で取り付けることが可能です。
1.二室の内張りを剥がす作業を行います。
2.剥がし終えたら、端子を接続します。このとき、極性を間違ずに正しく接続することが大切です。
3.サテライトスピーカーを仮設置しましょう。
4.音が出るかを確認後、接続が正しいか左右しっかりチェックします。
5.サテライトスピーカーを一旦外し、内張りを戻します。
6.設置する場所が決まったら、ネジで固定して設置完了です。
この6つの手順をきちんと守りながら作業をすれば、設置に失敗することはほぼないと言えます。
自分でサテライトスピーカーを取り付ける際にかかる時間は、平均1~3時間と言われています。
どうしても自分で設置するのが不安だと感じる場合は、自動車屋などを利用しても問題ありません。
しかし、サテライトスピーカー設置方法を知っておいて損はないでしょう。自分に合ったサテライトスピーカーを探している・定期的に変えたいと言う考えなら、むしろ自分で設置したほうが手軽です。
サテライトスピーカーの音質
サテライトスピーカーの音質の特徴について、解説します。サテライトスピーカーを設置すると、音質に変化が生まれます。
ただし、設置する場所によって音質が良くなるどころか音量が小さいと感じる場合があるので、注意しましょう。
サテライトスピーカーの設置場所として適していないのは、「障害物が多い場所」「ゲッジスペースの隅」などです。
逆にサテライトスピーカーの設置場所に向いているのが、「天井」「車の後方の上部」となります。
何故かと言うと、音を阻害するものが少ないためです。
障害物がないことにより、クリアで臨場感のあるサウンドを聴くことができます。
全体的に迫力が増し、ボーカルの声などにメリハリが生まれます。
特に中音域や高音域がブーストされ、華やかで綺麗な音色を楽しめるでしょう。
クリアで派手な音が好きな方に、サテライトスピーカーが最適です。
サテライトスピーカーの音質の欠点は低音が不十分
サテライトスピーカーの欠点とも言えるのが、低音域です。
全体的に綺麗で上質な音を響かせますが、サテライトスピーカーのサイズや構造の関係で低音域に不満が出ることも少なくありません。サテライトスピーカーの低音を強くしたい場合は、主に2つの方法があります。
それは、「ロントスピーカーを使う」「サブウーファーを併用」することです。
ロントスピーカーを使用するなら、16cm~17cmのセパレートタイプでツイーターを選びましょう。
ダッシュに設置し、その後サテライトスピーカーを天井からぶら下げるのがおすすめです。
弱かった低音をブーストできるため、車中でも重低音を響かせることができます。
サテライトスピーカーの選び方
音質に関係する情報で選ぶ
音質には様々な情報が関係してくるため、購入する前にあらかじめチェックしましょう。
例えば、スピーカー本体の素材や構造で音が変わることがあります。
金属や木材など様々な素材がスピーカーには使われるため、自分好みの音を出してくれるものを選ぶのがおすすめです。
また、再生周波数帯域は低音から高音をどこまで出すことができるかの目安にもなるため、音にこだわりがある方は確認するとよいでしょう。
取り付けが簡単かどうかで選ぶ
サテライトスピーカーには様々な取り付け方法があります。
例えば、ネジで固定するだけで取り付けることができるネジ止めや、テープで固定することができる両面テープタイプなどがあります。
これらのタイプは、取り付ける箇所を傷つけてしまうリスクも減るため、おすすめです。
また、取り付け方の説明が丁寧に書かれている説明書が付いているものを選ぶとよいでしょう。
サテライトスピーカーのおすすめ
パイオニア TS-STH1100
パイオニア TS-STH1100は、パイオニアが独自に開発したHVT方式をユニットに採用しており、36mmという薄さを実現しています。
本体が薄いため、車内の様々な場所に取り付けることが可能です。
磁気回路に、コンパクトなサイズ感でありながら強力な磁力を発揮する2ギャップ2ボイスコイル構造を採用し、歪みのない音を再生してくれます。
金具とネジを使用して取り付けるタイプなため、誰でも簡単に取り付けることができます。
Herdio サテライトスピーカー
Herdio サテライトスピーカーは、小型で視界を妨げない取り付け方ができる商品です。
磁気回路の効率をよくする設計がされているため、低音から高音までパワフルな音を再生することができます。
オシャレなデザインをしているため、車内とのインテリアとも馴染みやすいでしょう。
金具で取り付けるため、設置場所を傷つける必要もありません。
パイオニア TS-STX510
パイオニア TS-STX510は、振動版部分に高音質IMCCを採用しているため、スピード感のある音楽再生を可能にしています。
車内の後方上部に設置することで、車内全体を音で包み込む空間を作り出してくれます。
5.1chスピーカーとしても使用できるため高音質な音楽を楽しみたい方におすすめです。
サテライトスピーカーについてのまとめ
- サテライトスピーカーとは、サラウンドシステムを組み込み設計された小型のスピーカーです。
- サテライトスピーカーのメリットは、主に「音域が広がる」「音にメリハリが生まれる」「臨場感や迫力が増す」「ボリューム調整がしやすい」の4つがあります。
- 音場や聴こえにくい音域を広げるため、立体感があるサウンドが楽しめます。
- サテライトスピーカーの設置は、自分ですることも可能です。やり方は、簡単に言うと「二室の内張りを剥がした後、極性を間違えないように端子を接続」→「サテライトスピーカーを仮設置した後に、音が出るかを確かめる」→「設置場所を決めたら、ネジで固定」となります。
- 音質は、クリアで中音域や高音域が特にブーストされます。ただし、低音域が出にくいので「ロントスピーカーを使う」「サブウーファーを併用」などの対処をとりましょう。