OMEGA コンステレーションの概要と歴史
「OMEGA コンステレーション」は、世界的に有名なスイスの高級腕時計メーカーである「OMEGA(オメガ)」のモデルのひとつです。名前の由来は、「コンステレーション(Constellation )」とは英語で星座の意です。文字盤6時位置にある星と、裏蓋の天文台が印象的な時計です。
1952年に天文台で使用される高精度な時計をコンセプトに誕生しました。GPS時計や電波時計のみならず、クォーツ時計すら無く、機械の時計が主流であった当時の時計業界の常識として「高精度イコール高級品」というのがあり、天文台で使用されるための基準をクリアすることが時計メーカーとして高い技術の証明とされていて、最高のステータスでありました。
この「コンステレーション」という時計は、当時のOMEGAの最先端技術の自動巻ムーブメントを搭載するなど、OMEGAの最先端の高級モデルとしての位置づけでした。
この時計に書かれている「CHRONOMETER(クロノメーター)」の文字は、COSCのクロノメーター検定に合格したムーブメントを搭載した時計にのみ許されており、文字盤の星と裏蓋の天文台とともに最大の特徴となっています。
高性能な時計としての地位を確立した「コンステレーション」はこの後もムーブメントや外装を進化させながらさまざまなバリエーションを続けていき、1982年に登場した「コンストレーション・マンハッタン」のベゼル部分まで広がったサファイヤガラスを固定するために採用した「4つ爪」のスタイルが、デザインコードとされるようになり、現在の「コンステレーション」のデザインとなっています。
また、2015年には、METAS(Swiss Federal Institute of Metrology=スイス連邦計量・認定局)が検査をする新規格「マスタークロノメーター」に合格した世界初のモデル「コンステレーション・グローブマスター」が発表され、現代になっても最先端の技術の追求をつづける姿勢を世界中に見せ付けました。
OMEGA コンステレーションの特徴
「コンステレーション」特徴は、高性能さの一言です。「コンステレーション・グローブマスター」は、METASが定めた時計の新しい認定プロセスに合格したモデルで、世界で初の「マスタークロノメーター」称号を持つ腕時計となったことで有名です。
METASの試験の内容に、15000ガウスの強力な磁場のなかでも正常に作動するかの項目があり、機械時計の最大の天敵である磁気帯びに対する高い抵抗性が保障されています。
また、通常の「コンステレーション」シリーズの現在のデザインの特徴としては、4つ爪がフラットになり、防水機能を搭載するなどや、ゴルフ界とコラボレーションをしたモデルも登場しており、スポーティな印象が強くなっています。
一方、女性用のモデルである「コンステレーション・レディース」は、ダイヤのあしらわれたラグジュアリーなデザインなど豪華で華やかなデザインのものが多く、ドレス・ウォッチとして世界中のセレブやコレクターからも人気を集めています。
OMEGA コンステレーションの価格帯
OMEGA コンステレーション
¥200,000~¥3,000,000
高性能さを武器にとして最先端を走り続ける「コンステレーション」ですが、現在は最高級の時計モデルではなくなりました。
クウォーツタイプが比較的安く20万円前後から販売されており、機械式で50万から100万円くらいの価格帯で販売されているものが多いです。
また、「レディースモデル」は、ダイヤなどがあしらわれたラグジュアリーなデザインのものが多く、クウォーツタイプで20万円前後から販売され、大体100万円前後の価格帯のものが多くで販売されています。一方高級路線の「ラグジュアリーエディション 」モデルでは200万円から300万円台の価格帯で販売されています。
OMEGA コンステレーションの2019年時点での新作について
オメガ「コンステレーション」コレクションは、長きにわたってオメガの伝統の中核となってきた意匠コンセプトをダイナミックかつ現代的に表現したものです。
このコレクションのメンズモデルのポイントは、同シリーズを定義付ける意匠要素、つまり、6時位置に配されたコンステレーションの「星」と、著名な「爪」です。
他にもコレクションのポイントのひとつでもある、水平リンクを準備したブレスレットは、最高の着け心地を実現可能なよう設計されています。
星座をニュアンスするこのラインは、ヌーシャテル天文台での数々の精度コンクールで圧倒的に優秀な成績を収めるなど、栄光のストーリーに彩られています。