※この記事は2020年1月10日に更新しました。
ここでは、音楽の高音質化に最適なスピーカーケーブルの概要や基本情報、スピーカーケーブルの選び方やおすすめ商品などを解説します。
音楽を聴く場合は、高音質で快適に聴ければ嬉しいでしょう。
この記事を読むことで、自分に合ったスピーカーケーブル購入の検討が出来ます。
目次
そもそもスピーカーケーブルとはなにか?
スピーカーケーブルとは、オーディオ用アンプとスピーカーを接続するためのケーブルのこといいます。
使用するケーブルによって、スピーカーから発せられる音質は大きく異なります。
スピーカーケーブルは、使用するケーブルによって音質が大きく異なるため、現代では音楽愛好家だけでなく、一般的な音楽好きにも注目されているオーディオの周辺機器です。
スピーカーケーブルの種類
スピーカーケーブルには、プラスとマイナスの2本の撚り線を平行に並べた構造の「平行型」や、2本の撚り線をさらに捩じり合わせた構造の「ツイスト型」、4本の導線を使用することで断面積の大きい導体を構成した「4芯型」があります。
- 平行型
平行型にはリーズナブルなものが多く、被覆も剥しやすく初心者におすすめのタイプです。
一般的なスピーカーケーブルとして最も使いやすい銅素材が使われています。 - ツイスト型
ツイスト型は、電気抵抗の上昇を抑え、高音の伝送を安定化できることが特徴です。
ノイズに強くバランスも良いため、高音質化に向いています。 - 4芯型
4芯型は、マイルドでパワフルな低音を再現できるのが特徴ですが、構造が複雑であるため高価なものが多く、初心者向けとは言えないタイプです。
種類によって音質が異なる事に注意
スピーカーケーブルの音質は、細い芯線をたくさん使うと高域が伸びるなど、種類によってそれぞれ特徴が異なります。
自分の好みや使用状況などを事前に把握し、適した音質を表現するスピーカーケーブルを選ぶ事が大切です。
スピーカーケーブルのメリット
スピーカーケーブルは、使用することによって以下のメリットが生じます。
- 外部からのノイズが遮断できる。
- 高音質の音楽を楽しめる。
- 幅広い音域で音楽を楽しめる。
一番のメリットは、外部からのノイズを遮断して快適に音楽を楽しめることでしょう。
スピーカーケーブルはその特性上、電気抵抗が少ないため、多くの情報量を伝送できます。
広帯域の音を出せるため、高音質化した音楽を聴くことが可能です。
スピーカーケーブルの選び方
端子の種類で選ぶ
スピーカーケーブルの端子には、以下の様な種類があり、種類によって接続方法やサイズ、性能などが異なります。
- バナナプラグ
先端がバナナのような形をしたプラグで、スピーカー端子の中では最も一般的です。
抜き差しがしやすいため端子交換が簡単にでき、振動に強いため音が影響を受けにくいなど、実用性と安定性が高く使いやすいタイプの端子です。 - Y端子
Y端子は、先端がY字型の見た目に特徴があるプラグで、バナナプラグに比べ設置面が小さくバナナプラグで使えない端子でも挟んで使えることがメリットですが、あまり一般的ではありません。 - スピコンプラグ
スピコンプラグは、コネクターを回転させて差込をロックすることができるプラグで、不意にケーブルが抜けるのを防いでくれる上、ケーブル自体が酸化に強いなど安全性の高いプラグ端子です。 - フォーンプラグ
フォーンプラグは、外部からのノイズの影響を受けにくいタイプのプラグです。端子部分のサイズも2.5~6.3mmと幅広いため、ラインナップも豊富です。2.5mmの小さいサイズのフォーンプラグは、イヤホンなどにもよく使われています。
素材で選ぶ
スピーカーケーブルで使用する素材には、大きく分けて銅と銀、複合型の3つの素材があります。
しかし、その中でも不純物が多い「TPC(タフピッチ銅)」や、純度が高い「OFC(無酸素銅)」など、さらに細かく分けることができます。
スピーカーケーブルは、一般的に銅素材が使われているものがほとんどであるため、「TPC(タフピッチ銅)」「OFC(無酸素銅)」を事前に理解して商品を選ぶ事が大切です。
複合型は、銅と銀を複合されることによって、高音域が弱い銅のデメリットを補っており、高価なモデルが多い傾向があります。
構造で選ぶ
構造には、「平行型」「ツイスト型」「4芯型」の3種類があります。
スピーカーケーブルは構造によっても大きく特徴が異なるため、以下の各構造の特徴を把握して商品を選ぶことがポイントです。
- 平行型
プラス線とマイナス線が並行しているタイプで、構造が単純な分音の個性を出しやすく、また、メンテナンスもしやすいため、使い勝手もいいです。
音質の印象も、明るく華やかなので、初心者にもおすすめと言えるでしょう。 - ツイスト型
2本の線をねじったタイプで、ねじることによって電気抵抗の上昇を抑える働きと、ノイズを抑える作用に効果があり、高音が減衰しにくくなることが特徴です。
表現される音のバランスも良く、安定感もあるので快適に音楽を楽しむことができます。 - 4芯型
プラス線とマイナス線が内部で2本ずつあるタイプで、ツイストタイプよりもさらに音がマイルドで、低音もしっかりと表現してくれます。
上記でも紹介しましたが、構造が複雑で高級品として扱われているため、初心者には不向きと言えるでしょう。
おすすめのスピーカーケーブル
ファンサウンズプロ 1m HQC-010は細かい表現力がある
ファンサウンズプロ 1m HQC-010は、高級オーディオにも使用されるハイグレード線材を使っており、ギターやベースが持つ本来の音を引き出し、細かいニュアンスを忠実に再現することが出来ます。
ケーブルの胴体が7つに分けられており、強くしぼることで強度が高まり、「PVC絶縁層」を2層にしていることで、ケーブルの共振などによる音の濁りや、パワー抜けが解消されています。
ハイグレードのスピーカーケーブルが持つ音質に匹敵する力強さと、煌びやかさやのあるサウンドを表現する品です。
NOBUNAGA Labs ひじり MMCXは安定感が魅力
NOBUNAGA Labs ひじり MMCXは、1芯あたり0.08mmの「OFC線」を19本使用した品です。
伝送ロスを抑えており、ケーブル本来の能力を発揮するだけでなく、銀メッキ加工による明瞭な高域と、キレのある低域や、繊細なサウンドを実現しています。
導体を真円化することにより、柔軟性と耐久性が高く、折り曲げや温度変化の中でも安定して信号を伝達することが出来ます。
電気信号の流れをスムーズにする技術である「シンメトリックブレイドマトリックス」により、導体同士の電気抵抗を抑えて、広い帯域の音を伝えることが可能です。
外被には、柔軟性と耐久性に優れたPVCを採用しており、柔らかく、被覆に擦れた際に発生するタッチノイズを軽減してくれます。
Amazonベーシック スピーカーケーブルは安全で耐久性がある
Amazonベーシック スピーカーケーブルは、サブウーファースピーカーをステレオレシーバー、サウンドシステム等の互換性のあるオーディオ機器に接続することができるサブウーファー用のスピーカーケーブルです。
耐食性に優れた金メッキ処理RCAコネクタと、最適な圧力と伝導性を実現するスプリットセンターピンで安全性と耐久性を高めています。
hp 2RCA ナイロンメッシュ ケーブルは静電気が少ない
hp 2RCA ナイロンメッシュ ケーブルは、スマートフォンや、タブレット、MP3プレーヤーなどのデジタル端末を、スピーカーや、ステレオレシーバーなどのRCA対応機器に接続することができます。
静電気の少ない金メッキプラグを使用しているため、安心して使うことが出来ます。
スピーカーケーブルについてのまとめ
- スピーカーケーブルは、銅や銀など、使用している素材によって表現される音質が異なり、また素材によって耐久性や安全性も異なります。
- スピーカーケーブルの構造は、素材の弱点を補ったり、メリットをさらに強調したりする効果に期待ができ、構造によっては初心者向けのものや、そうでないものまであるため、選ぶ際は注意が必要です。
- 使用されている素材、スピーカーケーブルの構造など、自分の好みや状況を想定して、それに適した素材や構造のスピーカーケーブルを選ぶ事が大切です。