腕時計は、時計屋さんで買うのが一般的でしたが、今では通販などで買うことも多いでしょう。
すると、腕時計のベルトのサイズ調整がされないまま届きます。プレゼントでもらった時も同じでしょう。
ここでは、腕時計のサイズ調整の方法、サイズ調整を断れることはあるのか、自分でサイズ調整をするのはどうなのか、腕時計の丁度よいサイズの目安などをご紹介します。
腕時計のサイズ調整の方法
時計屋さんで時計を買った場合には、その場でサイズ調整を無料でしてくれることがほとんどです。
しかし、ネット通販で買ったときやプレゼントでもらったときは、ベルトのサイズ調整は販売元ではやってくれないでしょう。サイズがわからないのですから、調整のしようがありません。
時計屋さんでは、その店で買った腕時計でなくても、料金を払えば持ち込みの腕時計のサイズ調整をしてくれるところがほとんどです。
相場は、店により、また時計のモデルにより差がありますが、一般的な腕時計であれば500~1500円ほどを考えておきましょう。高級腕時計であれば、若干高めなこともあります。
サイズ調整を断られる場合
まれに、持ち込みの腕時計のサイズ調整を断られる場合があります。
たとえば、手作りのもの、もろいものなどは断られるでしょう。また、タグ・ホイヤーの丸みがあるコマのメタルベルトなど、一部の腕時計は、特別な工具が必要で断られることも考えられます。
もしくは、あらかじめ壊れることや傷がつくかも知れないことに同意しなければ、断れることがあります。
自分でサイズ調整をする際のリスク
今では100円ショップでも、時計のサイズ調整用工具セットなどが売っているので、自分で腕時計のサイズ調整をしようと思う人もいるでしょう。
自分で調整するときには、まずタイプを判別しなければいけません。腕時計のベルト接続方法には、Cピンタイプ、割ピンタイプ、板バネタイプ、バネピンタイプ、ドレスタイプ、スライドタイプなどがあります。
主流は、Cピンタイプ、割ピンタイプ、板バネタイプで、これらは一般的な工具セットで調整できることが多いでしょう。
それぞれのタイプで必要な工具もやり方も違い、安い工具セットでは、そのセットだけでは足りないこともあります。タイプによって、工具を揃える事前準備も必要です。
また、腕時計のサイズ調整は、よっぽどの腕時計好きで頻繁に購入することがない限り、そう調整の機会があることではないでしょう。
ご紹介したように店での持ち込みの腕時計のサイズ調整は、500~1500円ほどです。工具セットを買うほうが安いのか、よく考えてみましょう。
また、自分でサイズ調整をしようとして、誤って腕時計に傷をつけてしまったり、壊してしまったりする可能性もゼロではありません。自分で調整して壊した腕時計は、その後はメーカー保証がきかないことも多くあります。
意外とかかる手間、店での価格と傷つけたり壊したりするリスクなどのバランスを考えると、自分でサイズ調整することは、あまりおすすめできません。
腕時計の調整に必要な工具についても紹介しているので以下の記事を参考にしてみてください。
腕時計用の工具とメンテナンスや修理に関する注意点を解説
ダイソーベルトの腕時計本体や交換用のベルト 調整用の工のキット解説
腕時計のバンド調整を自分で行う方法と 必要な道具の解説
腕時計の丁度よいサイズとは
店で持ち込みの腕時計のサイズ調整をお願いするのに、本人が店にいけなくても丁度よい腕時計のサイズがわかれば、家族など他の人が持ち込むこともできます。
腕時計の丁度よいサイズは、好みは別にすると、つけた時にベルトの内側に指一本分の余裕をのこすサイズです。
店への持ち込みが本人であっても他の人であっても、調整後のコマは忘れずに受け取り、忘れずに保管しておきましょう。たいていは店のスタッフが渡してくれますが、万が一忘れているときには声を掛けてコマをもらいましょう。
ベルトサイズが合わなかった時や、後での再度調整してもらい時などにコマがあれば、長くするのもすぐに対応してもらえます。
腕時計のサイズについて ベルトとケースの役割と適切なサイズを解説
店でのサイズ調整はその場で数十分
忙しい人にとっては、店での腕時計のサイズ調整にどれくらいの時間がかかるかきになるところでしょう。
店のスタッフが立て込んでいない限り、一般的な腕時計であれば、調整は10~30分で完了します。
ただし、ベルトを長くしたい場合で、以前の調整であまったコマを保管していない、なくしてしまっているときには、コマを取り寄せしなければいけないでしょう。メーカーでまだ取り扱いがあるかの確認、コマの手配などで数週間は時間がかかってしまうことが考えらえます。
腕時計のサイズ調整のまとめ
- 腕時計のベルトのサイズ調整は、買った店でその場で、無料でしてくれることがほとんど
- ネット通販やプレゼントの場合には、店への持ち込みになり、一般的な腕時計であれば500~1500円ほどを支払い調整してもらうことになる
- 腕時計でも、手作りのもの、もろいもの、またタグ・ホイヤーの丸みがあるコマのメタルベルトなどは、調整を断られる場合がある
- 自分で腕時計のサイズ調整をしようと思ったときには、どんなタイプの接続がされているベルトなのか見極め、工具を事前に準備しなければいけない
- 調整のための工具がセットで売られていますが、それだけでは足りないこともある
- 店での持ち込み腕時計のサイズ調整は、500~1500円ほどなので、工具を買ってまで自分でやるに値するのか考えてみる
- 自分で調整するには、壊れる可能性もゼロではなく、壊してしまった後ではメーカー保証が受けられないこともある
- 腕時計のベルトの丁度よいサイズは、つけた時にベルト内側に指一本分の余裕があるサイズだといわれている
- 調節してもらった後は、残ったコマを次の調整のために保管しておく
- 店での腕時計のサイズ調整には、10~30分で完了するのが一般的、ベルトを長くしたい場合で、コマが手元にない時には取り寄せなどがあり、数週間かかることも考えられる