スマホカメラの劇的な進化によって、一眼レフやコンパクトデジカメはもう必要ない、という人が増えています。
インターネットの動画視聴やEメールもスマホがあればできるので、パソコンやプリンタも必要ない、という人も少なくありません。
そんな時代を反映して、最近ではパソコンがなくても使えるスマホ対応のプリンターが人気となっています。

ここではスマホで撮ったデジタル写真を手軽にプリントできる、フォトプリンターに焦点を当てて解説していきます。

フォトプリンターとは

まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。

おすすめのフォトプリンター

フォトプリンターは、デジカメやスマホのカメラで撮影したデジタル画像をプリントする写真専用のプリンターをいいます。
一般的な家庭用プリンターは、文書作成にも対応するため、A4用紙に印刷できる比較的大型のモデルが多く、印刷形式はインクジェット式とレーザー式が主流です。

一方、フォトプリンターの場合は、昇華型熱転写式やZINK方式など写真印刷に特化したモデルが多く、印刷可能なサイズも写真の印画紙やハガキの大きさが一般的で、A4など事務用紙サイズのプリントはできません。そのぶんコンパクトなプリンターが多いのも特徴です。

フォトプリンターの選び方

フォトプリンターは最近人気りアイテムですので、さまざまなメーカーが競い合って独自の商品を開発販売しています。
ここではフォトプリンターを選ぶポイントとして、おもな印刷方式と接続方法について解説します。

印刷方式

昇華型熱転写式

インクを熱で気化させて紙に転写する昇華型熱転写式は、フォトプリンターで最もポピュラーな印刷方式のひとつです。

液体インクを吹き付けるインクジェット式に比べると印刷ムラや粒状感が少なく、なめらかで美しいプリントに仕上がるのが特徴です。
インクを含めたメカニズムの小型化も容易で、ボディサイズを小さくできるメリットもあります。

印刷には専用紙とインクリボンが必要で、そのぶん他の方式よりもランニングコストが高くつくのがデメリットです。

ZINK方式

ZINKは「Zero Ink」の略語で、その名のとおりインクゼロでフルカラー印刷を可能にした感熱式のカラープリンターです。
感熱式はファクシミリと同様にモノトーン印字が主流ですが、ZINK方式では温度で色が変わる特殊なインクを結晶化して専用紙に塗布し、感熱ヘッドの温度を変えながら印刷することで、インク不要のカラー印刷を可能にしています。
メカニズムも単純で、プリンターの小型化も可能です。
デメリットは画質があまり良くないこと。
発色が地味で階調表現が粗く、ポラロイドフィルムに近い仕上がりになります。

インクジェット方式

インクジェットは、液体インクをノズルから吹き付けて紙に印刷する方式です。
パソコン用のプリンターでは最も一般的なタイプで、A0やB0サイズに対応できる業務用の大型機から持ち運び可能なポータブルタイプまで、豊富なバリエーションが展開されています
写真印刷の性能も高く、昇華型熱転写方式に引けを取らない高画質のプリントが可能です。
対応できる用紙サイズも幅が広く、大判紙からはがきや名刺、コピー用紙など、印刷媒体を選ばないのもメリットです。
一方で、カートリッジ式のインクとノズルヘッドを装備するため、本体サイズは他の方式よりも大型になるデメリットもあります。

インスタント方式

インスタント方式は、デジタル写真を富士フイルムの「チェキ」専用フィルムに焼きつける方式です。
プリントするのがチェキフィルムなので、画質もチェキと同等です。

接続方法

スマホやタブレットの写真を印刷したい場合は、Wi-FiやBluetoothのワイヤレス接続に対応したモバイルタイプのプリンターが便利です。
一方、ワイヤレス非対応のデスクトップパソコンや、古いデジカメに記録された写真を印刷したい場合は、データ転送可能なUSB端子やSD(またはmicroSD)カードスロットを備えたプリンターを選びましょう。

モバイルタイプのフォトプリンターのおすすめ

キヤノン スマホ専用ミニフォトプリンター iNSPiC PV-123

キヤノンの「iNSPiC PV-123」はZJNK方式を採用したモバイル用の超小型フォトプリンターです。
用紙サイズは5×7.6cm。専用のZINKフォトペーパーはシール加工で好きなところに貼り付けることができます。
スマホやタブレット、デジカメなどとBluetoothによるワイヤレス接続が可能です。

専用アプリを使えば、色調補正や画像修正をはじめ、さまざまなエフェクト加工が簡単に可能です。
本体重量はわずか160g。充電式なので、手軽に持ち運ぶことができます。
本体色はピンク、ブルー、ゴールドの3色から選べます。

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富士フィルム スマホdeチェキ instax SHARE SP-3

富士フィルムの「instax SHARE SP-3」は「スマホdeチェキ」の別名からもわかるように、スマホの写真をチェキフィルムにプリントできる、インスタント方式のフォトプリンターです。
印刷スピードもチェキに負けず劣らずクイックで、1枚を約13秒でプリントできます。
画像もスマホ専用アプリを使ってイメージ通りに変更可能です。

電源は充電式で、1回の満充電で約160枚を印刷できます。
画像サイズは62mm×62mmのスクエアサイズ。
姉妹機のSP-2は画面サイズ62mm×46mmで、SP-3よりやや小型です。


おすすめのフォトプリンター

キヤノン コンパクトフォトプリンター SELPHY CP1300

キヤノンの「SELPHY CP1300」はスマホやデジカメ、パソコンなどの画像データをWi-FiやUSB経由でプリントできる昇華型熱転写方式のフォトプリンターです。

オフィスのデスクに設置してコンセントから電源をとることもできますが、別売りの直付けバッテリーを使えば、モバイルにも対応できます。
スマホやカメラとの接続はUSB端子と無線LANで対応します。

本体色は白とピンクの2色から選べます。

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エプソン(EPSON) ハガキプリンター カラリオ PF-81-2019

エプソンのPF-81-2019は、年賀状や写真ハガキのプリントに特化した、とても個性的なフォトプリンターです。
9インチの縦型カラー液晶タッチパネルで、ハガキのデザインを原寸大で確認することができます。
しかもプリンタでは珍しい専用キーボードつきで、文字入力も簡単です。

各種ハガキ用のデザインテンプレートも約4000種類付属。文字フォントは15種類から選べます。
プリント方式は4色インクのインクジェット式。

ハガキ以外にも名刺や写真印画紙のL判、2L判、A6縦~A5縦などの用紙に対応しています。

エプソン コンパクトプリンター A5 カラリオミー スマホプリント PF-71

PF-71はデジカメやスマホで撮影した写真を簡単にプリントできる、A5用紙対応のフォトプリンターです。
印刷方式はインクジェット式で、4色インクを搭載。

無料のスマホ専用アプリを使えば、シールやフォトブックを簡単に作ることができます。
本体にはSDカードスロットとUSB端子を装備。無線LANにも対応しています。

フォトプリンターのまとめ

  • スマホやタブレットの普及によって、パソコン不要のコンパクトなフォトプリンターが人気となっています。
  • フォトプリンターは昇華型熱転写方式、ZINK方式、インスタント方式など、小サイズの写真印刷に特化したモデルが主流です。
  • 大型のフォトプリンターは、汎用プリンターと同じインクジェット式が主流です。
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