こちらの記事は2019年3月28日の記事を2020年4月16日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・以下の項目を2020年4月16日の情報に加筆修正いたしました。
 おすすめのパソコンモニター
 おすすめのゲーム用モニター

ここでは、パソコンモニターの種類や選び方、おすすめの機種やメーカーなどを解説します。

スマホやノートパソコンの普及により、最近ではパソコン用のモニターを使わない人が増えています。

一方で、パソコンをゲームや仕事で利用する人たちにとって、大画面で高精彩のパソコンモニターは今だ魅力的な機器でしょう。

この記事を読むことで、自分に合ったパソコンモニター購入の検討ができます。

パソコンモニターの特徴

パソコンモニターとは、パソコン専用のモニターディスプレイです。

タブレットやノートパソコンの内蔵ディスプレイは、サイズや解像度に制限があるため、フォトレタッチやWEBデザインなど高画質のデータを扱う用途では、十分な作業が行えない場合があります。

デスクトップパソコンは、ユーザーの好みに応じたサイズや、高解像度のパソコンモニターを選択できるため、高画質のゲームプレイや、本格的な映像製作・デザイン・文書作成などにおすすめです。

パソコンモニターの種類

形状の種類

パソコンモニターの形状を大別すると、縦と横の比率が3対4や、4対5のスクエア型と、10対16や9対16のワイド型があります。

最近はハイビジョンテレビの影響でワイドタイプが主流となっていますが、事務的な用途にはスクエアタイプも需要があります。

ワイドタイプよりもさらに横長のウルトラワイドモニターもありますが、幅が広いため、購入前にサイズと設置スペースの確認が必要です。

パネルの種類

パソコンモニターに使われている液晶パネルは、駆動方式の違いによって、IPS方式、VA方式、TN方式という以下の3つの方式に大別されます。

駆動方式ごとの特徴は以下の通りです。

TN方式

TN方式のメリットには、価格が安い事や、液晶の反応が早く、素早い動きの映像でも表示の遅延が生じにくいといったメリットがあります。

デメリットは、見る角度によって画面の色や明るさが極端に変わってしまうことです。「視野角がせまい」ともいいます。

VA方式

VA方式のディスプレイは遮光性が高く、黒色が濃く見えるため画像のコントラストが高いことが特徴です。

前述のTN方式より視野角は広いですが、後述のIPS方式には及びません。

IPS方式

IPS方式は、視野角が広く、色再現性が高いため、最高級のパソコンモニターに採用されています。

デメリットには、価格が高いことや、黒色の深みがVAほど高くないことがあげられます。

また、応答速度が他の方式より遅いため、素早い映像の動きが求められるゲームなどには不向きな点もデメリットです。

光沢・表面処理の種類

液晶ディスプレイは、画面の表面処理の違いによって、「光沢(グレア)液晶」と「ノングレア液晶」に分類することができます。

光沢液晶は、パネルの表面で光が乱反射しないように光沢加工されたタイプです。

グレア液晶はパネルの光がまっすぐ目に届くため、色鮮やかでコントラストが高く見えるというメリットがあります。

デメリットには、外光の映り込みが強く、映像が暗い場面ではモニターを見つめる自分の顔が鏡のように映り込んでしまうことや、傷や汚れが目立ちやすいことがあげられます。

映り込みの強さは疲れ目の要因にもなるため、業務用のモニターは表面につや消し加工を施したノングレアタイプが主流です。

パソコンモニターの選び方

パソコンモニターを選ぶ際は、映像の細かさを示す「解像度」が重要です。

デジタルテレビやパソコンモニターの映像は、「画素(ピクセル)」という小さな光の点を縦横に並べることで表示しています。

一般的に、画素数が多ければ多いほど、画像は大きく高精細になります。

フルハイビジョンの解像度は、横×縦の画素数が1920×1080ピクセルある事を示しています。

パソコンモニターもフルハイビジョンが主流ですが、用途によっては縦方向にゆとりがあるほうが作業しやすいため、WUXGA(1920×1200)も人気があります。

フォトレタッチや映像作成に従事する方は、さらに高解像度のWQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)がよいでしょう。

一方、文書作成の用途では、あまりに解像度が高いと文字の表示サイズが小さくなるため、30インチ以下のモニターではWQHD以下の解像度のモデルがおすすめです。

おすすめのパソコンモニター

ASUS VA32UQ高視野角の4Kモニター

ASUS VA32UQは、広視野角で高画質の4K UHDパネルを備えているため、どの角度から見ても、鮮明で高精細な映像を見ることができます。

垂直面、水平面の両方で178°の広視野角を実現しているため、縦に置いて使う場合にもおすすめです。

ASUS独自の「GamePlus」や「Shadow Boostテクノロジー」により、素早い映像に起こりやすい画面のチラつきや、表示の遅延によるストレスを減らしてくれています。

Dell U2720QMは色彩のグラデーションが優れている

Dell U2720QMは、優れた最高輝度により、色彩のグラデーションを影の細部まで再現できるモニターです。

鮮やかな映像も、元の色の発色を損なうことなく表現可能です。

USB-C経由で最大90Wもの電源供給が可能なため、ノートパソコンなどの大型機器のバッテリー充電を行いながら作業できるのも便利でしょう。

サイドにUSB Type-AポートとUSB-Cポートが付いているため、さまざまなデバイスを手軽に接続することができます。

LG 43UN700T-Bは大画面を4つにまで分割可能

LG 43UN700T-Bは、大画面を4つにまで分割し、効率的な作業空間を作れる4Kモニターです。

付属ソフトウェアを使えば、約21.5インチフルHDモニター4枚分の画面を、1画面に表示可能することができます。

高解像度でHDRによるリアリティある映像と、豊かな重低音を実現するスピーカーも魅力です。

「リッチベース」と呼ばれる、低音域を豊かに表現する10W+10Wの高出力なステレオスピーカーを搭載しているため、臨場感あるゲームや映画を大画面で体験することが可能です。

おすすめのゲーム用モニター

Acer Nitro XV253QXbmiiprzxは動きの速いゲームで特に有利

Acer Nitro XV253QXbmiiprzxは、フルHD解像度と、240Hzの高リフレッシュレート性能を持つIPS液晶ゲーミングモニタです。

高リフレッシュレートにより、応答速度が高速であるため、素早い映像でもブレや残像感がなく、常にクリアな画面を表示することができます。

特に画面に求める動きが速いFPSゲームなど、競技性の高いゲームプレイでは敵の発見などを行いやすく、対戦相手よりも優位に立つことができるでしょう。

液晶パネルタイプは、ノングレア(非光沢)のIPS液晶パネルを採用しており、室内の明かりに反射しずらく、豊かな発色や、上下左右で178°もの優れた視野角を実現しています。

MSI Optix G27C4は没入感を高める湾曲型パネルが魅力

MSI Optix G27C4は、湾曲型パネルにより、映像への没入感を高めているゲーム用モニターです。

湾曲パネル液晶は画面端も視界に入りやすいため、視界端の情報でも、視線を変えずに把握できるのが特徴です。

165Hzという高リフレッシュレートによる滑らかな描写も、没入感を高めてくれます。

178°という広い視野角を持っているため、お部屋の好きな位置からでも、画質や色を損なうことなく映像を楽しむことができます。

目の疲労対策になる「アンチフリッカー機能」が採用されており、画面のチラつきを抑えるため、長時間でも安心して使用可能です。

パソコン用モニターのおすすめのまとめ

  • 液晶タイプのパソコンモニターは、駆動方式の違いによりTN、VA、IPSの3タイプに分類できます。
  • IPSは高価ですが視野角が広く、TNは安価で遅延が少ないという特徴があります。
  • 最近のパソコンモニターはフルハイビジョン対応のワイド型が主流です。