こちらの記事は2019年5月7日の記事を2020年4月2日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・ドラム式洗濯機の選び方にお手入れ方法で選ぶを追記いたしました。
・メーカー別おすすめドラム式洗濯機を2020年4月2日の情報に更新いたしました。
こちらの記事は2020年4月2日に更新した記事を2020年8月20日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・メーカー別おすすめドラム式洗濯機を2020年8月20日の情報に更新いたしました。
この記事では、時短家電として人気が高いドラム式洗濯機の特徴や選び方、メーカーごとのおすすめ品を解説します。
この記事を読むことで、ドラム式洗濯機購入の際の検討が出来ます。
目次
ドラム式洗濯機の特徴
水道代を削減できる
ドラム式洗濯機は、タテ型式洗濯機よりも、水道代を削減出来るのが特徴です。
ドラム式洗濯機は、まるでコップを傾けて水を入れたときのように、筒状の洗濯槽を傾けた状態で洗濯するため、タテ型式の洗濯機よりも、洗濯に使用する水の量を少なく済ませることが出来ます。
洗濯ものが傷みにくい
ドラム式洗濯機は、洗濯ものが傷みにくいのも特徴です。
ドラム型洗濯機では、洗濯槽の回転によって洗濯物を水の上に持ち上げてから、また水の中に叩き入れる形で撹拌(かくはん)を行います。
縦型に比べて洗濯物が絡みづらいため、衣類がお互いを引っ張ったりせず、傷みづらいのが魅力です。
乾燥などの便利な機能が付いている
ドラム式洗濯機の多くは乾燥機能を内蔵しています。
ドラム式は洗濯物がドラムの回転でほぐれるため、乾燥機の温風がまんべんなく当たり、縦型よりもふんわりした仕上がりにすることが出来ます。
一部のモデルは洗剤の自動投入など便利な機能を搭載しており、家事の手間や時間を節約できるのもドラム式の強みです。
縦型洗濯機より価格が高くサイズが大きい
ドラム式の洗濯機の欠点として、タテ型の洗濯機よりも高価なモデルが多い事があげられます。
また、重量も縦型より重く、サイズも大きいため、購入する際は値段だけでなく、お部屋に設置できるかをよく確認しておく必要があります。
ドラム式洗濯機の選び方
サイズや容量で選ぶ
ドラム式洗濯機は、サイズや容量で選ぶのが大前提です。
一般的な洗濯物の量は、一人につき平均で1日約1.5kgほどです。
4人家族では、1.5kg×4=6kgの洗濯物を毎日洗う計算になります。
数日分をまとめて洗ったり、布団や毛布などの大物を洗うこともあるでしょう。
洗濯機の洗濯容量は、人数分よりも少し余裕のあるモデルを選んでおくと後々安心です。
しかし、容量が多いとサイズが大きくなるため、設置スペースが十分あるかの確認が必要な点と、ドラム式はドアが手前に開くため、ドア開閉分の空間があるかどうかに注意が必要です。
音の静かさで選ぶ
ドラム式洗濯機は、ご近所迷惑を考えて、音の静かさで選ぶことも大切です。
ドラム式は洗濯槽が傾いているため、運転中の音や振動が縦型洗濯機よりも大きくなります。
メーカーも静振静音対策には力を入れていますが、機種によって静音性に差があるため、購入時に確認することが大切です。
価格で選ぶ
ドラム式洗濯機は高価格帯のモデルが多く、気軽に買えるものではない事に注意が必要です。
お買い得のモデルを選ぶ場合は、モデルチェンジ直後の旧製品の在庫処分などが狙い目でしょう。
チャイルドロックや乾燥など機能性で選ぶ
小さなお子様がいるご家庭では、チャイルドロック機能が付いているかで選ぶのもポイントです。
ドラム式洗濯機は、タテ型式の洗濯機よりも人が入りやすいため、子供が中に閉じ込められる事故が絶えません。
運転終了後もドアがロックされるチャイルドロックの使い勝手は無視できないポイントでしょう。
お手入れ方法で選ぶ
洗濯機を選ぶ際は、自分に合ったお手入れ方法のモデルにすると、日常使いのストレスを軽減することが出来ます。
モデルによってお手入れの便利さややり方は異なります。
自動で掃除を行ってくれるモデルであればほとんど手を煩わせることなく掃除ができ、忙しい家事の邪魔をしません。
洗濯槽事態に抗菌効果のあるステンレスを採用しているモデルであれば、自動洗浄機能だけでは対処しづらい黒カビなども防止することができて便利です。
洗濯機は日常的に使用する家電であるため、お手入れの手間が少ないモデルを選ぶと便利でしょう。
ドラム式洗濯機を販売している主なメーカー
日立グローバルライフソリューションズ
2019年4月発足の日立グローバルライフソリューションズ株式会社は、日立ブランドの家電や空調機器などを開発販売している会社です。
日立のドラム式洗濯機はAI技術で最適の洗い方を判断する「AIお洗濯」や、乾燥時に高速の風で衣類のシワを伸ばす「風アイロン」、専用アプリでスマホと連携して洗濯方法を選べる「ビッグドラムアプリ」などの機能が特徴です。
パナソニック
パナソニック株式会社が製造販売するドラム式洗濯機の特徴は、縦型をしのぐ強力な洗浄力が自慢の「温水泡洗浄」や、液体洗剤と柔軟剤の自動投入などの便利な機能が魅力です。
繊細なおしゃれ着を傷めずに黄ばみを防ぐ「約40℃おしゃれ着コース」や、すすぎの回数と時間を増やす「パワフル滝すすぎコース」などを搭載したモデルも人気があります。
シャープ株式会社
シャープ株式会社は現在、台湾の鴻海精密工業の傘下にあります。
シャープのドラム式洗濯機は、お洗濯の便利情報をクラウドサービスで提供する「無線LAN機能」や、汚れ落ちの早い「超音波ウォッシャー」、ヒートポンプにサポートヒーターを加えた「ハイブリッド乾燥」技術などを搭載しているモデルが特徴です。
業界トップの省エネ性能を達成しているのも独自の魅力でしょう。
東芝ライフスタイル株式会社
東芝ライフスタイル株式会社は、香港の美的集団グループの子会社です。
ドラム式洗濯機は、「ウルトラファインバブル洗浄」と呼ばれる細かい泡による洗浄機能を搭載した、ZABOON(ザブーン)シリーズを展開しているのが特徴です。
日立のおすすめドラム式洗濯機
日立 BD-SG100FL
日立 BD-SG100FLは、センサーで洋服の素材や、量を検知して、ドラムの回転数を調節してくれる「センサービッグドラム洗浄」を採用することで、たたき洗いの効果をアップし、汚れをしっかりと落とすことができます。
セーターやワンピースなどのデリケートな洋服を、水を大量に使用することでやさしく洗える「おしゃれ着コース」を搭載しているため、通常の洗浄では洗いにくい洋服も安心して洗うことができます。
また、時速約300kmの風を吹きかけることで、洋服のシワを伸ばせる日立の独自技術「風アイロン」を採用しており、乾燥後にアイロンをかける手間を減らしてくれるでしょう。
衣類温度約65℃の低温乾燥を行えるため、ふんわりと柔らかい仕上がりを実現できます。
お手入れの面では、すすぎの後に水道水で汚れを洗い流してくれる「自動おそうじ機能」を搭載しているため、洗濯槽の見えない汚れも落とせます。
日立 BD-NX120EL
日立 BD-NX120ELは、液体洗剤や柔軟剤を専用のタンクに補充しておくことで、洗濯をする際に自動で投入してくれる「液体洗剤・柔軟剤 自動投入機能」を搭載しています。
ボタンを押すだけで投入してくれるため、洗濯の度に洗剤や柔軟剤を量る手間が減り、洗濯時間の時短にも繋がるでしょう。
洗濯する量や汚れを、複数のセンサーが判断し、洗い方や洗濯時間を自動で設定してくれる「AIお洗濯」は、自分で細かく設定をしなくても、かしこく洗濯を行うことができます。
また、スマホに専用アプリをダウンロードすることで、離れた場所からでも運転を指示できる「リモート機能」や、自分の好みに合わせた洗い方を洗濯機が学習してくれる「わがや流AIコース」など、様々なサポートをしてくれる「洗濯コンシェルジュ」が使用可能です。
機能面だけでなく、大流量で洗うことで予洗いの手間をなくしてくれるナイアガラ洗浄や、高速風を起こして衣服のシワを一気に伸ばしてくれる風アイロンなど、洗浄・乾燥面にも優れています。
シャープのおすすめドラム式洗濯機
ES-S7E-WLは狭い場所でも使いやすい設計が魅力
ES-S7E-WLは、コンパクトタイプのドラム式洗濯乾燥機です。
ドア開閉がしやすく、取り出しが楽なドアの高さであるため、狭い空間でも衣類の取り出しもスムーズです。
シャープ独自のプラズマクラスターにより、ドラム内部のカビ菌の繁殖を抑えたり、水で洗えない衣類の除菌なども行える便利さも魅力でしょう。
シャープ ES-G112-TRは衣類を傷めず洗浄できる
シャープ ES-G112-TRは、微細な水滴により衣類を傷めずに汚れを弾き飛ばす、高圧シャワーノズルが魅力のモデルです。
衣類の痛みや型崩れなども防ぎながら、落ちづらいファンデーションなどの汚れもきれいに落とすことが出来ます。
東芝のおすすめドラム式洗濯機
東芝 TW-95G7Lは低振動低騒音設計が魅力
東芝 TW-95G7Lは、深夜や早朝の洗濯も気兼ねなく行える、低振動低騒音設計が魅力のモデルです。
音が少ないながらも、洗濯槽をダイナミックに動かして洗濯を行うため、洗いムラを抑えた綺麗な洗濯が可能です。
東芝 TW-127X7はナノサイズの泡による洗浄が強力
東芝 TW-127X7は、目に見えないナノサイズの泡による洗浄が可能な、独自の「ウルトラファインバブル洗浄W」技術が魅力のモデルです。
泡が繊維の奥へ入るため、洗剤の洗浄力効率を高め、柔軟剤の効果を向上させるのにも役立っています。
おすすめのドラム式洗濯機についてのまとめ
- 乾燥機能が強力なドラム式洗濯機は高価ですが、時短家電として人気があります。
- ドラム式洗濯乾燥機の多くは、洗濯容量よりも乾燥容量の方が小さいため、利用には注意が必要です。
- ドラム式洗濯機はドアが前開きなので、設置にはドア開け時のスペースも考慮する必要があります。