こちらの記事は2019年6月11日の記事を2020年3月24日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・デュアルモニターに接続する出力端子の種類を追記いたしました。
・デュアルモニターにおすすめのモニターを2020年3月24日の情報に更新いたしました。

この記事では、デュアルモニターのメリットや選び方について解説します。

この記事を読むことで、自宅のモニターをデュアルモニターにする方法や、デュアルモニターに最適なモニターを探すことができます。

デュアルモニターのメリット

デュアルモニターは、通常の一画面よりもパソコンの作業効率を上げられるのがメリットです。

モニターを2画面で使用すれば、片方のモニターで調べながら、もう一方のモニターで作業をすることができます。

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デュアルモニターが役立つ場面

デュアルモニターが役立つ場面は、調べ事をしながら作業をするときです。

パソコンで作業をする場合、検索したり、資料を参考にしながら作業をしたりするでしょう。

1画面の場合は、画面内でウィンドウを2分割するため、1つのウィンドウサイズが小さくなってしまいます。

2画面であれば、片方のモニターを参考用として使い、もう一方のモニターで作業することができるため、作業効率を上げることが出来ます。

デュアルモニターの選び方

デュアルモニター用のモニターを選ぶ際は、下記のポイントを重視して選ぶとよいでしょう。

サイズ
作業机の上に設置できるかどうか確かめるために、自分の環境で置ける最大のサイズを確認しておくとよいでしょう。
ベゼルの幅
ベゼルとは、モニターフレームのことです。ベゼルが狭いと、つなぎ目が目立ちません。
光沢処理の有無
光沢処理は「グレア」と呼び、非光沢処理は「ノングレア・アンチグレア」と呼びます。光沢処理がされていると発色が綺麗で、非光沢処理がされていると室内の光が反射しづらいため、画面が見えづらくなる事を防ぐことが出来ます。
ピボット機能
ピボット機能は、モニターを回転して縦画面でも使用できる機能です。縦向きで画面を使用できれば、横幅のスペースがない環境でもデュアルディスプレイを配置することが出来ます。
音声出力機能
音声出力機能の有無は、モニターから音声を出力出来るかどうかです。スピーカーがすでにある場合は無くてもよいでしょう。

デュアルモニターの接続方法

①モニターを2台用意する

まず、パソコンに接続するモニターを2台用意します。

モニターを設置するときは、モニターの高さを揃えるとよいでしょう。

高さがずれていると、左右のモニター間をマウスが移動したときに、余計な視線移動が必要になるためです。

設置面積が限られている場合、ピボット機能のあるモニターやモニタースタンドを使用すれば、モニターを縦に配置してスペースの消費を少なくする事が出来ます。

②接続端子の種類を確認する

パソコンとモニターの接続端子を確認する必要もあります。

接続端子は、ディスプレイポート、HDMI、DVIが一般的です。

また、今では、USB Type-Cで接続可能な製品も増えています。

音声出力可能なモニターの場合、HDMIやUSB Type-Cで接続できれば、ケーブル1本を接続するだけで映像と音声が出力可能です。

③ケーブルでつなぐ

最後に用意したケーブル2本で、パソコンとモニター2台をそれぞれ接続します。

接続端子は上下で形状が異なるため、接続端子の形状を確認し、正しい向きで接続する必要があります。

「USB Type-C」のみ、上下どちらでも接続が可能です。

デュアルモニターに接続する出力端子の種類

VGA

VGAは、アナログ信号を使いPCとディスプレイを接続するのが特徴で、VGAで接続するディスプレイは「アナログモニター」と呼ばれます。

アナログ式の接続は、デジタル式の接続と比べて、データを送る際に画質が少し失われる事がデメリットです。

昔からある規格で、現在でも多くの機器に端子が付いていますが、送れるのは映像のみであるため、音声入力端子は別に接続する必要があります。

DVI-I

DVI-Iは、VGAよりも高解像度な映像が出せる接続規格です。

DVIにはDVI-IとDVI-Dの2種類があり、DVI-Iはデジタルとアナログ両方の信号を送ることが出来ます。

DVI-Dは、デジタル信号のみ対応しているのが特徴です。

また、それぞれシングルリンクとデュアルリンクのタイプに分かれます。

シングルリンクで十分使うことが出来ますが、デュアルリンクは高画質の出力が可能で、4Kなどの高解像度にも対応しています。

しかし、デュアルリンクはシングルリンクのケーブルより値段が高くなる事に注意が必要です。

HDMI

現代ではHDMI接続が主流になっており、上記の接続規格は、古い接続方式になりつつあります。

従来の接続では、映像・音声・操作の信号を送るために、個別でケーブルを用意する場合が少なくありませんでした。

HDMI接続は、映像・音声・操作信号の複数を同時に伝送できるのが特徴で、1本の接続で簡単に使えるようになるのが魅力です。

DisplayPort

DisplayPortは、HDMIよりも高解像度の映像を送ることを目的に作られた接続規格です。

しかし、製品によっては音声データを送れないものがあったり、使用の際に不具合が起きやすい事に注意が必要です。

現代では、HDMI2.0と呼ばれる、これまでのHDMI接続よりも性能の高い接続規格が普及しているため、性能的にはDisplayPortは最新のHDMIと互角なのが現状です。

デュアルモニターにおすすめのモニター

Acer SA230Abiは一万円前後で買える

Acer SA230Abiは、一万円前後という値段で抑えられているため、マルチモニターの環境を気軽に構築したい方におすすめのモニターです。

IPSパネルを使用しているため視野角が広く、正面以外の位置からでも輝度と色に変化のない映像を見ることが出来ます。

「可変リフレッシュレート同期機能」が搭載されており、二つの画面のズレを抑えた映像を映すことが出来るため、素早い動きの映像を見る際などに便利でしょう。

I-O DATA EX-LDH221DBは目が疲れづらい

I-O DATA EX-LDH221DBは、目が疲れやすい方におすすめのモニターです。

バックライトのちらつきを抑える「フリッカーレス」機能や、ブルーライトを低減させられる「ブルーリダクション2」機能など、目に負荷をかけないための機能が充実しています。

搭載されている「超解像技術」により、低解像度の映像でもクリアに映すことが出来るのも魅力でしょう。

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ASUS VP248QGLは角度や高さ調節がしやすい

ASUS VP248QGLは、人間工学に基づいた、調整がしやすいデザインが特徴のモニターです。

ピボット機能により角度の調整ができる上、高さ調節が出来るスタンドを備えているため、快適な環境を構築しやすいのが魅力です。

「ASUS Eye Care」技術によりブルーライトを大幅に低減でき、「フリッカーフリー」技術により画面のちらつきを抑え、目への負担を減らせるのも魅力です。

EVICIV EVC-1301は持ち運びに便利

EVICIV EVC-1301は、持ち運びにも便利なモバイルモニターです。

「USB Type-C」ケーブルで接続することで、映像と電源供給がケーブル1本で行われます。

ベゼルの幅も狭いため、デュアルモニターに最適です。パソコンはもちろん、ゲーム機などのモニターとしてもおすすめです。

Dell SE2719Hはシンプルでスタイリッシュ

Dell SE2719Hはベゼル幅が狭く、シンプルでスタイリッシュなモニターです。

画面のちらつきを抑える「フリッカーフリー」や、目の疲れを軽減するブルーライト軽減機能が付いているため、長時間の使用でも問題ありません。

発色が綺麗な「IPSパネル」を採用しており、どこから見ても美しく表現されます。

HDMI端子は1つのみですが、27インチサイズでこれだけの性能を備えており、コストパフォーマンスに優れたモニターです。

iiyama XB2783HSU-B3は広い視野角が特徴

iiyama XB2783HSU-B3は、「AMVA+」と呼ばれるパネルを搭載しており、上下左右178°と広い視野角のモニターです。

「AMVA+」とは、液晶表示方式の1つである「VA方式」を進化させたもので、引き締まった黒を表現することができます。

モニターの位置調整に便利なスタンドが使われているのも特徴です。

高さは最大130mmまで上げることができ、左右は各45°、上下の角度は27°まで傾けられるため、見やすい位置と角度に調整可能です。

デュアルモニターについてのまとめ

  • デュアルモニターのメリットは、片方のモニターで調べながら、もう一方のモニターで作業することで作業効率を上げられることです
  • モニターは、サイズ、ベゼルの幅、光沢処理、ピボット機能、音声出力機能などから選ぶとよいでしょう。
  • デュアルモニターの接続方法は、パソコンとモニター2台をそれぞれをケーブルで接続することで行います。