こちらの記事は2019年6月12日の記事を2020年6月24日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・下記の項目を2020年6月24日の情報に更新いたしました。
おすすめの夏用断熱シート
おすすめのオールシーズン用断熱シート
おすすめの冬用断熱シート
この記事では、断熱シートの効果や選び方を解説します。
断熱シートは、窓に貼るだけで室内の温度を一定に保ち、冷暖房の効率を上げることが出来ます。結露の防止やフローリング・家具を日差しから守ることもできます。
様々なデザインのシートがあるため、部屋の模様替えとしても最適です。
おすすめの断熱シートも解説しているため、この記事を読むことで、自分に合った製品購入の検討が出来ます。
目次
断熱シートの効果は熱を遮断する事
断熱シートは、窓に貼り付けることで熱を遮断し、家の中に伝わるのを防ぐ効果があります。
熱は高い方から低い方へと移動する性質があり、夏は外の暑い熱が家の中に流れ込み、冬は家の中の温まった熱が外に逃げてしまいがちです。
窓は壁のように厚い断熱材が入っているわけではないため、断熱性が低く、外部と熱の交換をしてしまいます。
窓に断熱シートを貼ることで、部屋の温度を一定に保つことができ、快適に過ごせるでしょう。
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断熱シートの種類
夏用断熱シート
夏用断熱シートは、薄いフィルムで外からの紫外線と日差しをカットし、冷房効果を高めてくれます。
夏の強い日差しは、部屋に侵入するとフローリングや壁などに反射して、部屋の温度を一気に上昇させます。
薄いフィルムでも日差しを軽減できるため、断熱効果が期待できるでしょう。
冬用断熱シート
冬用断熱シートは、厚い気泡緩衝材のような形をしており、室内の熱を外に逃がさない効果が高いのが特徴です。
厚いシートには、窓との間に空気の層を作り、熱を伝えない効果があります。
また、冬に起こりやすい結露を防ぐ効果もあるため、結露によるカビや汚れの心配もいりません。
オールシーズン用断熱シート
オールシーズン用断熱シートは、夏用と冬用のいいとこ取りをしたような断熱シートのことです。
夏用や冬用といった、季節にあった断熱シートよりも効果が劣ることが多いですが、シーズンごとに貼り替える必要がない事が魅力のシートです。
柄入りのオールシーズン用の断熱シートを貼れば、外からの視界を遮り、デザインを楽しむことができます。
気分によって貼り替えれば、部屋の印象を変えることができるため、部屋の模様替えにもおすすめです。
断熱シートの選び方のポイント
窓より少し大きめのサイズを選ぶ
断熱シートを購入する前に確認しておきたいのが、窓の大きさです。
基本的に、全面に貼り付けることで最も効果が得られます。少しでも隙間があるとそこから熱が逃げてしまいます。
後からカットできることを考えると、窓のサイズよりも大きめのサイズを選ぶといいでしょう。
窓の大きさには規格がありますが、複雑で数が多いため、必ず実際にメジャーで測っておくといいでしょう。
デザインで選ぶ
断熱シートには、外から見えにくい曇りガラスのようなデザインやモザイク柄などがあります。
好みのデザインを大きな窓に使用すれば、部屋を華やかに演出できるでしょう。
貼り付けやすさで選ぶ
断熱シートを貼り付ける方法は、主に水で貼るタイプとシールで貼るタイプの2種類があります。
水で貼るタイプは、霧吹きなどで窓に水を付けてからシートを貼り付けます。綺麗に貼るには少しコツが必要ですが、貼り直しがしやすく窓に接着跡が残りません。
貼り替えがしやすいため、季節ごとに貼り替える場合は水で貼るタイプがおすすめです。
シールで貼るタイプは、貼り付ける面がシールになっているため、霧吹きなどは不要でそのまま窓に貼ることが出来ます。
手間もかからないうえ、初めての人でも綺麗に貼りやすいでしょう。
しかし、窓に接着跡が残ることがあるため注意が必要です。
シートの厚みや種類で選ぶ
厚みがあるほど、断熱効果は高くなります。
しかし、その分光を通さないため、室内が暗くなってしまいます。特に効果が高いものは、気泡緩衝材のような見た目であるため、見た目はあまり良くありません。
薄い断熱シートは、断熱効果は高くありませんが、光を通しやすく、室内に光を取り込みやすい事が特徴です。様々なデザインがあるため、部屋に合わせて選ぶことが出来ます。
断熱シートを貼るのに向いていない窓の種類
網入りガラス
窓が割れた際にガラスが飛散するのを防ぐ網入りガラスは、断熱シートを貼ることでガラスが割れる危険性があります。
通常、網入りガラスは透明性が高いため、日差しなどの影響で熱くなることはあまりありません。
しかし、断熱シートを貼ると、網入りガラスが熱くなり、温度変化により割れてしまう恐れがあります。
複層ガラス
複数枚のガラスで構成された複層ガラスは、断熱シートを貼るとガラスの間が熱くなり割れてしまう可能性があります。
真空ガラスと呼ばれるガラスも同様に、複数枚のガラスで構成されているため断熱シートには向きません。
くもりガラス
くもりガラスは表面が凸凹しているため、断熱シートが上手く接着しないことが少なくありません。
上手く貼れたとしても、接着跡が残るなどの不具合が生じることがあります。
後から特殊な塗料でくもりガラスに加工してある場合は、塗料が取れる可能性もあります。
型板ガラス
浴室の窓に使用されることが多い型板ガラスは、表面が凸凹しています。
くもりガラスと同様に、上手く接着しない可能性があります。無理に貼ると接着跡が残ることもあるため、注意が必要です。
おすすめの夏用断熱シート
Rabbitgoo 窓 断熱シート
Rabbitgoo 窓 断熱シートは、UVカット率が99%と非常に高く、夏場の強い紫外線が室内に差し込むのを防いでくれます。
フリーカットタイプになっており、窓に合わせて自分で調節しながらカットすることでぴったりと密着させて貼ることが可能です。
また、マジックミラー仕様なため、貼るだけで外から室内の様子が見えにくくなり、防犯対策にも使用できるでしょう。
窓際の熱伝導率を低下させることで、夏場はエアコンの冷気を外に逃すことなく、効率よく部屋を涼しくすることができます。
Takarafune 窓断熱シート
Takarafune 窓断熱シートは、太陽熱線を85%カットできる静電気吸着仕様の商品で、貼っても跡が残らず、アパートやマンションなど賃貸住宅に住んでいる方でも安心して使用できます。
外の光を室内に取り込みながら、中の様子を見にくくしてくれるため、プライバシーの保護に使用したい方にもおすすめです。
接着剤などが必要なく、貼り付け方法も難しくないため、綺麗な仕上がりを実現しやすいでしょう。
おすすめのオールシーズン用断熱シート
KTJ 窓断熱シート
KTJ 窓断熱シートは、遮熱フィルムの効果で太陽の光を反射吸収してくれるため、室内に入り込む熱を抑え、冷房の効果を持続してくれます。
紫外線を97%をカットしてくれるため、室内における直射日光の影響を受けにくいでしょう。
また、地震などの災害時にガラスが飛び散るのを防止する効果もあり、災害対策にもおすすめです。
TTMOW 窓断熱シート
TTMOW 窓断熱シートは、洗剤を薄めた水や水を付けて接着するタイプとなっており、貼り直しも簡単に行うことができる商品です。
UVカットフィルムを採用しており、紫外線を99%カットし、外からの熱を抑制することができます。
また、冬場は室内の暖かい空気を外に逃がさずに、結露も防げるため、寒さ対策にも優れています。
おすすめの冬用断熱シート
ニトムズ 窓ガラス 断熱シート E1532
ニトムズ 窓ガラス 断熱シート E1532は、窓に貼るだけで結露と外からの冷気を防止することが可能です。
3層の特殊シートを採用しているため、暖房などによる室内の熱を外に逃すことなく、効率よく部屋を暖めることができます。
霧吹きなどで水を噴きかけるだけで、簡単に接着できるため、設置を楽に行いたい方にもおすすめです。
Rhodesy 窓断熱シート
Rhodesy 窓断熱シートは、暖房から出ている赤外線を室内に反射させて、より暖かい部屋を作り出すための補助をしてくれる商品です。
昼間など外が明るい時間帯には、目隠しフィルムとしても使用できるため、外から室内の様子を見られたくない方にもおすすめとなっています。
また、紫外線を99%カットしてくれるため、室内の家具などの劣化や故障の原因にもなりやすい直射日光が当たるのを防いでくれます。
断熱シートについてのまとめ
- 断熱シートは、窓に貼り付けることで熱を伝えにくくして部屋の温度を一定に保ちます。
- 夏用と冬用、季節を問わず使えるオールシーズン用があります。
- 貼り付ける方法は、水で貼るタイプとシールで貼るタイプがあります。短期間なら水で貼るタイプ、長期間ならシールで貼るタイプがおすすめです。
- 断熱シートが貼れないタイプのガラスがあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。