スマホの画質では満足できない。もっとインスタ映えする写真を撮りたい。そんな女子たちに今、大人気のカメラがレンズ交換可能なミラーレスです。ミラーレスは従来の一眼レフとちがって、内部に鏡(レフ)やプリズムがありません。
そのためボディは一眼レフより軽くコンパクトで、画質は引けを取りません。またミラーレスカメラは一眼レフより小さく、コンパクトカメラよりも大きいという中間的なサイズのため、最近ではそれに合わせたカメラバッグも増えてきました。
ここではミラーレスにぴったりのカメラバッグについて解説します。
目次
ミラーレス一眼のカメラバッグの選び方
軽量コンパクトで使いやすいのが魅力のミラーレスカメラは、手軽に撮れるので専用のカメラバッグは必要ないのでは、と思う方も多いでしょう。
しかし機能性や使い勝手の点で、カメラバッグには専用品ならではのメリットがたくさんあります。
ミラーレス用カメラバッグの中の状態
ふつうのトートやポーチとちがって、カメラバッグの中は機材の保護と収納に最適な造りになっています。ほとんどのバッグは表地と裏地の間に衝撃吸収効果が高いスポンジが入っているため、大切なカメラを安心して持ち運ぶことができます。
また収納部にもクッション素材の間仕切りがあり、カメラやレンズのサイズに合わせて、配置を換えることができます。バッグによっては、間仕切り全体が取り外し可能なインナーケースになっていて、外せばふつうのバッグとして使用できるタイプもあります。
逆に言えば、インナーケースだけをふつうのバッグに収めて、カメラバッグに変身させることもできますが、専用のカメラバッグはポケットも多く、メモリーカードや予備バッテリー、スマホなどを個別に収納できるといったメリットもあります。
最近では、タブレットやノートPCも収納できる大型ポケットを備えたカメラバッグも多くなっています。大切なカメラやスマホを持ち運ぶためのバッグです。デザインだけではなく機能性もしっかりチェックしましょう。
ミラーレスのカメラバッグの取り出しやすさ
ほとんどのカメラバッグは、出し入れのしやすさを考慮して、開口部をさまざまな方式で大きくしています。
一般的なショルダータイプを例にとっても、がま口式やフラップ式、上部全体が開くダブルジッパー式などがあります。フラップ式はランドセルのように開口部全体をフラップで覆う形式で、雨などが侵入しにくい利点がありますが、バッグを身につけたままカメラを出し入れするときに、開いたフラップが邪魔になる場合もあります。
がま口式は開口部が最も大きく、出し入れは有利ですが、バッグがやや重くなります。ダブルジッパー式は2つの引き手で上部のファスナーを左右に開いて缶のフタのように持ち上げるフルオープン式と、2本のジッパーを平行に開いて、長方形の上蓋をめくるように開口するタイプがあります。
ミラーレス用カメラバッグの雨対策
カメラバッグは通常のバッグよりは水やホコリが入りにくい構造になっています。それでも完全防水仕様のバッグは多くありません。
雨の日でも戸外で撮影したい方や、TDLの散水ショーなどを間近で撮りたいという方は、撥水加工や止水ファスナーを採用した本格的な防水タイプを選んだほうが安心です。バッグによっては専用のレインカバーが付属している場合もあります。
なければシャワーキャップやレジ袋などで代用することも可能です。バッグは傘をさしても濡れやすいため、防水対策は忘れないでください。
カメラの雨対策と雨対策のためのアイテム 防水カメラについて解説
ミラーレス用カメラバッグは縫い目などの細部に注意
カメラ女子のブームによって、カメラバッグもファッションアイテムのひとつに仲間入りするようになりました。
それ以前のカメラバッグといえば、まさに働く男の無骨で実用一辺倒の「道具」そのもの。女性に喜ばれそうなファッション性はありませんでした。そこで近年では、カメラ女子のホットなニーズに応える形で、ファッショナブルなバッグが続々と市場に投入され、バリエーションが一気に増えてきました。
その一方で、海外の量産品を中心に粗悪な低価格品も増えてきています。
外観は一流ブランド品そっくりなのに、細部の縫製が雑だったり、マテリアルが粗悪なバッグも少なからず見受けられます。カメラやレンズは意外に重量があります。しかも精密機器です。
衝撃に弱く、修理費も安くありません。粗悪なバッグは縫い目がほつれて破れたり、ストラップが突然切れたりして、大事なカメラを壊してしまうようなことにもなりかねません。
一見すると頑丈そうなストラップ金具が1年で破断してしまったケースもあります。カメラバッグは価格やデザインだけでなく、素材や縫製の善し悪しもじゅうぶん確かめたうえで購入しましょう。
パッと見ではわかりにくいかもしれませんが、カメラバッグの品質はやはり専門メーカーの本物に一日の長があります。
カメラ女子にもおすすめ リュックタイプのカメラバッグを紹介
カメラバッグのショルダータイプ解説 おすすめとメリット・デメリット
一眼レフの持ち運び方 持ち運びに便利なカメラアクセサリーを紹介
おすすめのミラーレス一眼のカメラバッグブランド
エツミ
東京都新宿区に本社を置く株式会社エツミは、カメラバッグをはじめフォト関連グッズの企画開発販売や、国内外有名ブランド製品の輸出入を手がける会社です。
カメラバッグもカジュアルなショルダータイプから、プロ用の頑丈なアルミ製ハードケースまで、用途に応じて多数の商品を展開しています。
同社の製品でミラーレスにおすすめのバッグは「シュープリームMS」。重量わずか250gの軽量コンパクトなショルダーバックです。
小ぶりなミラーレス機なら、本体と交換レンズ2-3本程度は収納できます。
[amazon_textlink asin=’B072BN1ZDC’ text=’シュープリームMS’ template=’ProductLink’ store=’dorekau-22′ marketplace=’JP’ link_id=’58a136e7-7e8f-483f-9a5b-eb49175379ff’]
HAKUBA
HAKUBAブランドで知られるハクバ写真産業株式会社は、東京都墨田区亀沢に本社を置く写真映像関連用品の総合商社です。
昭和30年の創業以来、写真やビデオといった映像や音響関連機器の製品開発を進め、数多くのフォトアクセサリーを取りそろえています。
自社ブランドの企画開発にも力を入れており、特にカメラバッグは機能性とデザイン性を両立した品質の高さと、豊富な商品構成で、プロ・アマを問わず高い支持を得ています。
同社の製品でミラーレスにおすすめのバッグは「プラスシェル シティ03 メッセンジャー S」。ショルダータイプの軽量小型バッグで、重量は185gしかありません。
上蓋はマジックテープによるフラップ式で、カメラをすばやく出し入れできます。
静岡日和ストア
2011年創業の静岡日和株式会社は、静岡市内に本社事務所を置くバッグの専門メーカーです。
同社が製造するカメラバッグは地元静岡の伝統的な織物を採用し、縫製はすべて国内の熟練職人によるハンドメイドで行われています。同社の製品でミラーレスにおすすめのバッグは「2Wayカメラバッグ 磐田8号帆布」です。
表裏ともに静岡県磐田市で織られた上質な帆布を使用しています。
写真撮影時にはショルダーバッグとして利用でき、かさばる時には片手で持てる「持ち手」つきです。内部にはカメラ本体とレンズ1本を収納できます。ポケットも豊富です。
monogram
有限会社モノグラムは東京都目黒区に本社を置く写真用品の販売会社です。
同社がmonogramブランドで製造販売するカメラバッグは本革や帆布、リネンなどの上質な厳選素材を使用しています。同社の製品でミラーレスにおすすめのバッグは「帆布カメラバッグ L」。表地はテントやトラックの幌に使われるパラフィン防水加工の丈夫な帆布を使用しています。
帆布ならではの優しい風合いと、機能性にこだわった豊富な収納が魅力です。
Herringbone
Herringbone(ヘリンボーン)は2006年創業の韓国企業で、ハイエンドのカメラバッグやストラップ、旅行用品、カメラ用アクセサリーなどを製造販売しています。
ミラーレスにおすすめのバッグは「パパスポケットシーズン3 ミディアムサイズ H1209」。年齢性別を問わず使用できるクラシックでオシャレなショルダータイプのカメラバッグです。
ミラーレス用のカメラバッグについてのまとめ
- 小型で軽量なミラーレスカメラにぴったりの小ぶりなカメラバッグが増えてきている。
- カメラバッグの中はカメラの保護と収納に適した造りになっている。
- カメラバッグは開口部が大きく、口の広がり方にはいくつかのタイプがある。
- 戸外でカメラを使うことが多い場合は、防水機能のしっかりしたバッグがおすすめ。
- 写真機材は意外と重い。バッグは縫い目のしっかりした丈夫なものを選びたい。