こちらの記事は2019年7月22日の記事を2020年3月6日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・各自治体で配られる防災ラジオの特徴の項目を追記いたしました。
・防災ラジオの配布基準の例の項目を追記いたしました。
・おすすめの乾電池式防災用ラジオを2020年3月6日の情報に更新いたしました。
・おすすめの手回し充電式防災用ラジオを2020年3月6日の情報に更新いたしました。
・おすすめのソーラー充電式防災用ラジオを2020年3月6日の情報に更新いたしました。
・スマートフォンの充電が可能なラジオを2020年3月6日の情報に更新いたしました。

この記事では、災害時に活躍するラジオの紹介をいたします。

通信網が機能しない、緊急連絡のために携帯電話のバッテリーの消費をしたくない、といった状況で役立ち、場所を問わず情報を受信することが出来る、防災に適したラジオを持っていると万が一に備えることができるでしょう。

防災に向いたラジオの選び方やおすすめ商品を紹介していくため、購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

防災に適したラジオとは

まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。

おすすめの乾電池式防災用ラジオ

ラジオの機能として第一に求めるのは情報を正確に受け取れることです。

情報を正確に受け取れるものとしておすすめなのが、ワイドFMです。ワイドFMは、AM放送をFMで聴くことが可能なサービスです。

災害情報をFMの周波数で受信できるので、雑音が少なく、音が聞こえやすいという利点があります。また、重要な情報を聞き漏らす、という心配も緩和されます。

また、AM放送とワイドFM放送では電波の発信方法が異なり、AMは高層ビル、マンションなどの障害物の影響を受けて遮られてしまいますが、ワイドFMでは中継局から発信するため、障害物を気にせず情報を得る事が可能です。

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ラジオの電源の種類

乾電池式

ラジオに使用できる乾電池は製品ごとに異なります。単三乾電池、単四乾電池、単一乾電池などラジオ自体の形状にあわせて変わります。

ものぐさな方は、家のリモコンの電池にあわせてラジオを購入すると電池の種類に迷うことがないため、おすすめです。

手回し充電式

手回し充電式は、ラジオに付いているハンドルを手動で回転させて内蔵されている充電池に電気を供給する方式です。
乾電池は容量が無くなってしまうと、使用は出来ませんが手回し充電式であればラジオが使えない事態は避けられます。

しかし、手動ですので充電には労力が掛かります、手回し充電のみだけではなく、他の充電手段が備わっているものだと負担が少ないでしょう。

ソーラー発電式

ソーラー充電も手回し充電と同じく、コンセントや乾電池を利用しない充電方式です。

太陽光を利用して内臓充電池に蓄電するため、ハンドルを回すよりも楽に充電ができます。しかし、ソーラー充電は天候に左右され、曇りや雨であれば利用できません。

防災ラジオに付いている機能について

近年の防災ラジオには多機能な製品が多く販売されています。
ライト機能が付いているものは、懐中電灯として使用することができるでしょう。夜間の災害時などに暗闇で動けなくなる心配もありません。

また、USBケーブルでスマートフォンを充電できる機能をもった機種もあります。

スマートフォンのバッテリーが尽きてしまった場合でも数分間の通話を可能にする非常に有用な機能です。

各自治体で配られる防災ラジオの特徴

自治体によっては、防災ラジオを配っている場所もあります。

自治体で配られるラジオでは緊急地震速報や、異常気象時の特別警報などはもちろんのこと、各自治体が発信している防災情報などを聞くことが可能です。

例えば、東京都中央区で配られている防災ラジオの特徴としては、電源をオフにしていても緊急放送時には自動でオンになる機能が付いています。

また、災害時は音量調節に関係なく大音量で放送を流し、ライトも点灯します。

充電式電池が内蔵されており、携帯ラジオとして外に持ち出して情報を確認することも可能です。

このように自治体で配られる防災ラジオは非常時に便利な機能や特徴が多く備わっているため、ご自身がお住いの自治体に防災ラジオがあるかどうかチェックしてみるとよいでしょう。

下記の項目では配布基準の例についても紹介いたします。

参考:中央区ホームページ 緊急告知ラジオのご案内

防災ラジオの配布基準の例

上記で紹介した、各自治体で配られる防災ラジオには配布基準があります。

例えば、東京都港区の配布基準は、区内全域の防災行政無線が聞こえにくい世帯、区内全域の聴覚障害者の方(身体障がい者手帳を持っている方)が対象です。

また、1世代につき1台と決められており、1台1000円で配布されます。

各自治体により配布基準は異なるため、ご自身がお住まいの自治体のホームページをご確認ください。

参考:港区ホームページ 280MHz帯防災ラジオを配付しています:280MHz帯防災ラジオについて

おすすめの乾電池式防災用ラジオ

オーム電機 AudioComm RAD-T780Z-H

単2の乾電池4本で動くラジオで、コンセントにも対応しています。

FM/AM共に対応しており、連続で50時間以上の使用も可能です。

文字が大きめで選局もつまみを動かすだけで簡単にできるため、非常時にも使いやすいでしょう。

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オーム電機 液晶表示ポケットラジオ

単4電池2本で動かすことができ、厚さわずか17mmのコンパクトなラジオです。

小型ながら、クリアな音で放送が聞きやすいため、緊急時に放送が聞こえずらいという心配もないでしょう。

AM/FM共に問題なく受信できます。

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おすすめの手回し充電式防災用ラジオ

山善 キュリオム 手回しラジオ YTM-R100

2分間の手回しで約60分使用できるラジオです。

乾電池を使用すれば、スマートフォンの充電もできるため非常時に便利です。

また、停電時に活躍するLEDライトや、災害時に自分の居場所を知らせることができるサイレン機能など災害時に役立つ機能が付いています。

ZEPEAL DJL-H363

ストラップが付いていおり、手首にもかけられる手回し式ラジオです。

micro-USB/Type-Cのスマホ充電用ケーブルが付いています。

AM/FM放送だけでなく、災害時に受信しやすいワイドFMにも対応しているため、災害時の情報収集にも便利です。

おすすめのソーラー充電式防災用ラジオ

WINTECH FM/AMポータブルラジオ KDR-201WP

ソーラー充電と手回し充電に対応しているラジオです。

明るさを調整できるLEDスポットライトと読書用のLEDライトが搭載されており、暗い場所でも安心して使用できます。

また、雨に強い仕様なため、災害時の雨にも対応できるでしょう。

Kenko ラジオ 多機能防災ラジオ KR-005AWESE

災害時に役立つ便利な機能が多く搭載されたラジオです。

緊急時に居場所を伝えられるサイレン機能、スマホ充電機能などが付いており、ワイドFMにも対応しています。

パソコンからUSBで充電もできるため、災害時に備えて普段から充電をしておくこともできます。

スマートフォンの充電が可能なラジオ

Greeous 防災用ラジオ

電池容量は4000mAHと大容量のラジオとなっています。単四乾電池使用も可能で、AM/FM受信、懐中電灯、手回し充電、ソーラー充電、SOS警報、音楽プレーヤー、などの機能を保持しています。

また、ソーラーラジオは豪雨でも受信状態に影響はありません。

iPhone、androidへの5%~37%の充電で15~20分ほど時間を要し、満充電状態から12時間連続のラジオ使用が出来ます。大容量なので、スマートフォンへの充電に適しているラジオです。

クマザキエイム 手回し/ソーラー蓄電ラジオ チャージオ SL-090

ソーラー充電、手回し充電、USB充電の3種類に対応しています。

蓄電池量が2000mAh大容量なため、スマホも安心して充電することが可能です。

スマホ充電以外にも、読書灯やワイドFMの受信など、災害時に役立つ機能が多く搭載されています。

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防災ラジオについてのまとめ

  • AM放送がFM周波数で聴けるワイドFM対応のラジオがおすすめ。
  • 停電などで、コンセントが使えないことを想定して、乾電池、手回し充電、ソーラー充電といった複数の充電方法を機能として備えているラジオを持っておくと便利。
  • 懐中電灯として使える、スマートフォンの充電が出来る、などの多機能なラジオも防災に役立つ。