こちらの記事は2019年8月27日の記事を2020年5月20日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所

・以下の項目を2020年5月20日の情報に更新いたしました。
 おすすめの安い加湿器
 おすすめのリビング用加湿器

この記事では、加湿器の種類やおすすめのメーカーとモデルについて解説いたします。

この記事を読むことで、加湿器購入の検討ができます。

加湿器の種類

加湿器とは、空気中に水分を放出することにより、室内の乾いた空気を加湿してくれる家電です。

空気が乾燥してしまうと、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまうため、加湿器は特に冬場に活躍します。

注意点として、加湿器には様々な加湿の方式があり、それぞれの方式によって、消費電力やメンテナンス方法に違いがあります。

以下の加湿方式ごとの特徴を把握することで、自分に合ったモデルを選ぶことが可能です。

スチーム式

スチーム式の加湿器は、機械に搭載されたヒーターでお湯を沸かすことで、蒸気により室内を加湿する仕組みをしています。

スチーム式の加湿器は、水を沸騰させることで煮沸消毒されるため、雑菌が繁殖しずらいことにメリットがあります。

お湯を沸かすというシンプルな構造なため、メンテナンスも簡単に行うことが可能です。

しかし、ヒーターを使用するため、消費電力が高いことや、排出される蒸気の吹き出し口が高温になるため、お子様がいる家庭などではやけどに注意が必要です。

気化式

気化式の加湿器は、水を染み込ませたフィルターに向けて風を送り、室内に潤いのある空気を放つ仕組みをしています。

基本的に、機械が風を送り出すだけの仕組みであるため、他の方式の加湿器よりも消費電力が少ない点がメリットです。

また、熱いお湯を扱う必要がないため、やけどなどの心配もありません。

しかし、水を染み込ませたフィルターなどは定期的に交換する必要があるため、使用がやや面倒になりやすい事には注意が必要です。

製品によっては、空気を送り出すためのファンの音がうるさく感じてしまうこともあるため、音に敏感な方の使用には向いていません。

超音波式

超音波式の加湿器は、機械に貯めた水を超音波で振動させ、ミスト状にした水を噴出させることで室内を加湿する仕組みです。

超音波で水を振動させることでミストを発生させるため、消費電力が少なく済み、起動後すぐに加湿がはじまることがメリットです。

デメリットとしては、機械に補充する水を交換しないと雑菌が繁殖することがあり、他の方式よりもこまめなメンテナンスが必要な事があげられます。

ハイブリット式

ハイブリット式は、複数の方式の機能を持ち合わせていることが特徴です。

気化式とヒーターを合わせた「温風気化式」は、水に染み込ませたフィルターに向けて温めた風を送り出したり、「加熱超音波式」では、温めた水を超音波でミスト状にして噴出したりするなどという違いがあります。

一方、他の方式ン比べて仕組みが若干複雑になるため、メンテナンスに手がかかることや、消費電力が高くなってしまうデメリットがある事に注意が必要です。

加湿器には加湿量と適用畳数がある

加湿器には、利用する環境に適した加湿能力があります。

加湿能力は加湿量と適用畳数で表示されています、使用する環境の広さに合わせた加湿器を選ぶ事が大切です。

加湿量は「ml/h」といった単位で表され、例えば「300ml/h」と表記のある加湿器は、1時間に300mlの水蒸気を発する能力があります。

また、加湿畳数は、部屋が木造かプレハブ洋室なのかによっても加湿能力が変わります。

ほとんどの製品では「木造5畳」や「プレハブ洋室8畳」といった表記がされているため、加湿器を利用したい部屋に合わせて選ぶのがポイントです。

加湿器でおすすめのメーカー

加湿器は多くの家電メーカーから販売されており、メーカーによって特徴が異なります。

以下では、加湿器でおすすめのメーカーとそれぞれの特徴を解説いたします。

SHARP

SHARP株式会社は、大阪府に本社を置く総合家電メーカーです。

SHARPの加湿器の特徴は、プラズマクラスターという独自の空気清浄技術が使用されている点です。

加湿器だけのシェアは業界内ではそれほど大きくありませんが、空気清浄機に関しては業界内でシェアNo.1を誇っており、プラズマクラスターの搭載された加湿器が特に人気です。

Panasonic

Panasonic株式会社も、大阪に本社を置く大手総合家電メーカーです。

2008年に社名変更をするまで、松下電器産業株式会社として多くの人に親しまれてきました。

Panasonicの加湿器は、長年培ってきた家電製品の開発技術により、性能が高くデザイン性にも優れたモデルが多い事が特徴です。

また、加湿器は気化式のモデルを主軸として販売しているのも特徴です。

IRIS OHYAMA

IRIS OHYAMA株式会社は、宮城県に本社を置く家庭用プラスチック製品の製造販売をしている企業です。

主軸は、プラスチック製のインテリア用品やペット用品、日曜芯などですが、生活家電なども販売しています。

加湿器の販売にも積極的に取り組んでおり、目立った機能はないながらも、一般的な機能はすべてカバーし、低価格に抑えた製品が多い事が特徴です。

安い加湿器を求めている方におすすめのメーカーです。

おすすめの安い加湿器

IRIS OHYAMA KSHM-120RAは置く場所を選ばない

IRIS OHYAMA KSHM-120RAは、スリムなデザインにより、デスクやリビングなど、置く場所を選ばない加熱式加湿器です。

スリムでコンパクトな本体でありながらも、タンク容量は1.3Lあり、約11時間もの連続運転を行うことができます。

本体にはアロマトレーが設置されているため、加湿と同時にアロマの香りをお部屋に広げられるのも魅力でしょう。

加湿と同時に香りによるリラックス効果も欲しい空間におすすめです。

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DOSHISHA USBスティック加湿器は可愛いデザインが魅力

DOSHISHA USBスティック加湿器は、ティーカップ、バラ、くじらなどの可愛いデザインから選ぶことができるパーソナル加湿器です。

また、形状だけでなく豊富なカラーがラインナップされているため、自分好みのデザインを見つけることができます。

乾燥しがちな空間にうるおいを与えると同時に、愛らしい雰囲気を追加することができます。

可愛いデザインのモデルを探している方におすすめです。

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おすすめのリビング用加湿器

IRIS OHYAMA RCK-5519は部屋全体を加湿しやすい

IRIS OHYAMA RCK-5519は、サーキュレーターの力で、お部屋全体に潤いを与えられる加湿機です。

一般的な加湿器は、ミストが加湿器の周辺だけに滞留してしまったり、重力により湿度が下に溜まりやすかったりなど、加湿できる空間に偏りが起きやすい事に問題があります。

しかし、IRIS OHYAMAのこのモデルは、空気を循環しつつ微細なミストを飛ばすため、部屋全体の湿度を均一にすることができます。

複数人のいる空間でよく使用する場合におすすめです。

SHARP HV-J55はやりやすい給水方法を選べる

SHARP HV-J55は、給水方法が選べる「どっちも給水」が便利なモデルです。

「どっちも給水」により、給水を上から注いで行ったり、トレーを取り外して注いだりできるため、面倒な給水作業を、その時にやりやすい方で行うことができます。

SHARP独自の空気清浄技術である「プラズマクラスター7000」も搭載されており、イオンの力で部屋の空気を清潔にできるのも魅力でしょう。

いたずら操作を防止する「チャイルドロック」が搭載されているため、お子様がいる家庭にもおすすめです。

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Panasonic FE-KXS07-Tはナノイーにより空気清浄も可能

Panasonic FE-KXS07-Tは、ナノイーを搭載した加湿器です。

ナノイーとは、水を含んだイオンが空気の清浄や、脱臭・除菌などを行い、肌に潤いを与える美容効果も期待できるパナソニック独自の技術です。

加湿とナノイー両方の効果により、広範囲の加湿と、空気清浄を同時に行うことができます。

使用の際は、「お急ぎモード」機能を使用する事で、待ち時間なく室内の加湿を行えるのは便利でしょう。

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加湿器についてのまとめ

  • 加湿器にはいろいろな方式のものがあり、方式によってメリット・デメリットがあります。
  • スチーム式は機械に貯めた水を温めて室内を加湿する仕組みです。
  • 気化式は水が染み込んだフィルターに風を送り出すことで室内を加湿する仕組みです。
  • 超音波式は水を振動させミスト状にすることで室内を加湿する仕組みです。
  • ハイブリット式は2つの方式を併せ持った仕組みを持ちます。
  • 加湿能力を測るためには加湿量と加湿畳数を参考にするとよいでしょう。