この記事では、ジェルネイルの特徴や種類、気になるポイントを解説します。
一昔前までは、ネイルサロンではマニュキアが一般的でしたが、現代ではジェルネイルを施すサロンが一般的です。
この記事を読んでジェルネイルの理解を深めることで、実際に挑戦することが出来ます。
目次
ジェルネイルとは?
ジェルネイルは、ゲル状の樹脂を硬化させて形成するネイルで、UVライトやLEDライトを当てて固める(硬化させる)のが特徴です。
ジェルネイルには、光を当てると固まる成分が入っています。塗った後にライトを照射して固め、またぬってライトを当てる事を繰り返すことで形成します。
固めた後は落ちないため、すぐに触る事が可能です。お皿洗いなども時間を待たずに行うことが出来ます。
ジェルネイルのメリット・デメリット
メリット
仕上がりが美しい
ジェルネイルは透明度が高く、表面もツヤツヤした仕上がりになるため、見た目がとても美しいのが特徴です。
発色がよいのも特徴で、メタルパーツやホログラムなどをオンする場合もきれいに仕上がります。
仕上がりが長持ちする
ジェルネイルは、仕上がりの美しさが長持ちするのも特徴で、仕上がるまでの時間も短時間で済みます。
マニキュアなどは塗ってから時間が経つにつれて、はげ落ちてしまうこともあるでしょう。乾かす時間が必用であるため、仕上がり時間も長くかかることが一般的です。
ジェルネイルはライトが当たる事で固まるため、仕上がりに時間はかかりません。
仕上がった後はすぐに触っても傷になる事もなく、2~3週間は綺麗なツヤと透明感が持続します。
爪の甘皮の処理などが正しければ、剥がれる事がない事も魅力です。
爪の強度アップ
ジェルネイルは爪の強度をアップしてくれるため、爪を綺麗に伸ばすことが出来ます。
自爪が弱く、爪を伸ばせない人でもジェルネイルを使えば伸ばすことが可能です。
ジェルネイルを落とす際、薬品で溶かして落とす種類もあるため、自爪に負担をかけずにすみます。
デメリット
爪自体へのダメージが大きい
ジェルネイルは下準備で爪を削ったり、強い溶剤を使用する事があるため、爪にダメージを与える可能性があります。
ジェルネイルを落とす際に爪を削り取る場合もあります。とってしばらくは爪が薄く、不健康な状態になる場合があることに注意が必要です。
オフに時間がかかる
ジェルネイルのオフは手間がかかり、短時間で行う事が出来ないのがデメリットです。
ジェルネイルのオフは削ったり、アセトン溶液で溶かしたりする方法が一般的です。
オフがうまくいかないと爪にダメージを与えるため、ネイルサロンでのオフがおすすめです。
ジェルネイルの種類
ハードジェルは耐久性が高い
ハードジェルは硬度が高く、耐久力があるのが特徴です。
自爪の1/2~2/3くらいまで足す事が出来るため、長さ出しを行うのに適しています。
強度があるハードジェルは、重いストーンなどを使用するのにおすすめです。
しかしハードジェルは仕上がりが綺麗ですが、オフの際は手間がかかり、爪を傷めてしまう場合もあるため注意が必要です。
ソフトジェルは自爪を活かしやすい
ソフトジェルは柔軟性があるため、折れたり欠けたりする事が少なく済みます。ネイルオフの際も、専用溶剤で落とすため、自爪への負担が少なく済みます。
爪にフィットしやすく、軽いつけ心地のソフトジェルは仕上がりがナチュラルです。爪の表面も傷めないため、自爪を活かしたり保護したい人におすすめです。
ソフトジェルには主に、カルジェル、バイオジェル、パラジェルの3種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
カルジェル
軽い装着感と薄くて自然な仕上がりのカルジェルは、初心者にもおすすめなソフトジェルです。
水分を通発するためカビが生えにくく、ネイルが浮きづらいのも特徴です。匂いも控えめなため、自然な感じでジェルネイルを楽むことが出来ます。
バイオジェル
丈夫で長持ちするバイオジェルは、硬さがあるため長さを出す事が可能です。
みずみずしく透明感があるバイオジェルは、塗りたてのような艶や質感が1か月近く持続させることが出来ます。
バイオジェルは水分を透過するため、カビの発生率が低いのも特徴です。
丈夫で柔軟性があるため、歪んだ爪を強制したり、弱い爪を保護する事も出来ます。
パラジェル
扱いが少し難しいパラジェルは、プロ用のネイル用品に分類されます。発色や色持ちが良いのが特徴です。
自爪を傷めないため、安心して使用することができます。
従来は自爪の表面を削ってジェルを密着させるのに対し、パラジェルは爪を保護している表面の膜を削らなくてもよいのが魅力でしょう。
吸盤のような作りになっているパラジェルは、爪の上で真空状態を作って密着させます。
オフの時も少し隙間が出来るだけで簡単に浮き、爪を傷つけずに落とせます。
しかし、水分を透過しないため、ネイルが浮いた時はオフするか、リペアしないとカビが生える可能性がある事に注意が必要です。
ジェルネイルの気になるポイント
値段の相場
ジェルネイルをネイルサロンで行った時の相場は、ワンカラーネイルで5000円~10000円ほどです。
デザインや使用するパーツによって値段は上がります。
値段を安くジェルネイルを楽しみたいと言う人は、セルフジェルネイルがおすすめです。
100円ショップにセルフジェルネイル用のアイテムも販売されています。
しかし、正確な知識と情報を持って行わないと、自爪を傷つけてしまう可能性がある事に注意が必要です。
自爪の健康面を考えると、ネイルサロンで行うのがおすすめです。
施術の流れ
ジェルネイルの施術の簡単な流れは以下の通りです。
ネイルサロンでも、セルフでも大きな違いはありません。
1.甘皮などの前処理を行い、爪を好みの形・長さに整えます。
2.ジェルネイルの装着を良くする為に、爪の表面を少しざらつく程度にサンディングします。
3.ベースジェルを施し、UVライトを照射してジェルを硬化させます。
4.カラージェルやラインなどの柄、ストーンを加えてトップジェルでコーティングします。
5.未効果ジェルをふき取り、キューティクル保護の為オイルを塗布して完成です。
施術の時間
ジェルネイルの施術時間はデザインよって変わります。ネイルサロンで行う場合、一般的なものは1時間、少し凝ったデザインであれば3時間ほどが目安です。
セルフの場合は個人差があり、初心者だと5~6時間かかってしまう場合もあります。特に利き手と反対の手で作業するのに時間がかかります。
オフの流れ
ジェルネイルのオフの流れは以下の通りです。
1.ジェルの表面をある程度まで削ります。
2.アセトンをしみ込ませたコットンを爪につけ、アルミホイルで巻いてしばらく時間をおきます。
3.アルミホイルとコットンを外し、浮いてきたジェルを除去して表面を柔らかめのファイルで軽く整えます。
4.甘皮を処理し、爪の形を整えたら保湿とキューティクルケアをして完了です。
ジェルネイルについてのまとめ
- ジェルネイルは、ゲル状の樹脂をUVライトやLEDライトの光で硬化して完成させるネイルです。仕上がりが美しく、長持ちするのが最大の特徴です。
- しかし、自爪に負担をかける場合があり、オフにも時間がかかるため注意が必要になります。
- ジェルネイルの種類は、大きく分けるとハードとソフトの2つがあります。ハードジェルは耐久力がありますが、オフの時は爪を削る必要です。ソフトジェルはオフの際、専用溶剤を使用する事で自爪への負担は軽くなります。
- ジェルネイルはセルフでも出来ますが、正しい知識や技術が必要です。自爪へのダメージを考えると、ネイルサロンで行うのがおすすめです。