この記事では、ボールチェアの魅力や選び方、おすすめのボールチェアを紹介いたします。
インテリア性の高いボールチェアは、多くの人がお部屋に取り入れてみたいと思っていることでしょう。
同時に、インパクトの強い家具でもあるため、選び方に悩んでしまいます。
ボールチェアは目的やサイズを丁寧にチェックして選ぶことで、長く愛用できる椅子となってくれます。
この記事を通して、理想的なボールチェアで「もうひとつの部屋」として、最高のくつろぎ空間が作れるでしょう。
目次
ボールチェアとは?
まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。
ボールチェアとは、その名の通り「ボール(球体)」の形をした「チェア(椅子)」です。
座る部分をくりぬくようなデザインで、都会的、かつ近未来的な特徴を持っています。
また、ボールチェアは世界的に有名なインテリアデザイナーである、エーロ・アールニオの独立デビュー作としても有名です。
ボールチェアの魅力
世界的な名作家具といわれるボールチェアですが、最大の魅力はデザイン性の高さでしょう。
1966年に発表されたとは思えないほど現代のインテリアにマッチし、廃ることの無い演出性の高さを持っています。
エーロ・アールニオの出身国であるフィンランドでは大統領が愛用し、様々な航空会社でファーストクラスに採用されているほどです。
また、ボールに包み込まれるように座るため、「もうひとつの部屋」として独立した空間を作ることが出来ます。
ボールチェアの選び方
ボールチェアは存在感のある家具です。
そのため「目的」や「サイズ」に合った商品を選ぶことが重要です。
ここでは、ボールチェアの選び方について解説いたします。
目的に合わせて選ぶ
ボールチェアといっても、様々なデザインがあり、商品によって機能性も異なります。
完璧なプライベート空間を作りたい人は、身体がすっぽりと収まるデザインがおすすめです。
庭やベランダに置きたい人は防水機能付きのボールチェアを選ぶとよいでしょう。
また、素材にもこだわれるのがボールチェアです。
くりぬかれた部分のファブリックひとつを取っても、コットンやウールなど、様々な素材が使われています。
外側であるフレームも透明なタイプや強度を高めて造られたタイプなど、使用スタイルに合わせて選ぶことが可能です。
サイズで選ぶ
ボールチェアのほとんどが、高さ100センチ以上の球体です。
また、球体というデザイン性から、まず「搬入経路は確保できるか?」という点をチェックしましょう。
同時に、最終的な設置場所にも余裕あるスペースが必要です。
重量も、10キロ前後から50キロ以上になるボールチェアもあるため、気軽に動かせないデメリットがあります。
ボールチェアを購入する際には、レイアウトをしっかりと考えた上で選ぶことが重要です。
最近では、球体くりぬきでは無く、通常の椅子と同じようなデザインのボールチェアもリプロダクトされています。
配置換えを頻繁に行う人など、手軽さを重視する場合におすすめです。
予算で選ぶ
ボールチェアは「オリジナル(正規品)」か「リプロダクト」で値段が大きく変わるのが特徴です。
オリジナルのボールチェアを販売しているのは「ADELTA(アデルタ)」というメーカーのみで、予算は7~8万円から100万円以上のものまで幅広く取り扱っています。
「リプロダクト」とは意匠権が切れた製品を再生することです。
リプロダクト家具はオリジナルのデザイン、機能性を追究し、さらに最新技術によって製品に新たなメリットを生み出すことも多くあります。
リプロダクトのボールチェアであれば、2~3万円で購入することも可能ですが、相場として10万円前後を予算にしておくとよいでしょう。
10万円前後以上の製品であれば、完成度がより高い製品ばかりのため、安心して購入することができます。
おすすめのボールチェア
※2019年11月時点、オリジナルのボールチェアは在庫切れの状態です。
PREASURE 限定モデル ボールチェア
エーロ・アールニオがデザインした基本の造りはそのままに、アルミフレームを使用した目を引くボールチェアです。
クラシックなデザインと近未来的な質感がバランスよくマッチし、オリジナリティあるボールチェアとして使用できます。
限定モデルで非常に完成度の高い製品です。
アクリル透明バブルチェア
透明アクリルにステンレス銅によるベアリングで、屋外での使用・吊り下げることも可能なボールチェアです。
座る部分のファブリックはPUレザーかフランネルとなっています。
どんなシチュエーションにもマッチするデザインと機能性の高さで、様々な使い方で楽しめるタイプです。
PREASURE スピーカーチェア
身体を包み込むデザインはそのままに、オットマンを付けてより足元の快適さがアップする仕様になっているアイテムです。
小柄な人なども、ゆったりと座ることができます。
また、従来のボールチェアよりもやや小さめに造られているため、スペースに不安のある人にもおすすめです。
Pleasure ボールチェア
奥行が93センチあるボールチェアのため、しっかりと身体を包み込むように座りたい人におすすめです。
また、95%完成状態で届けられ、脚を本体に差し込むだけですぐに使えるのも高ポイントとなっています。
よりオリジナルに近いリプロダクト品を探している人にはぴったりの製品でしょう。
Sessle Eye ボールチェア 48300001
オーバル型で内側がやや狭く造られているボールチェアです。
厚み10センチのファブリックがふんわりと腰回りを包み込み、長時間の使用におすすめとなっています。
また、360度回転できること、フレームの強度が高く設計されていることが特徴です。
ミッドセンチュリー ボールチェア
やさしい色合いだけではなく、遮音性も高く造られているボールチェアです。
また、ファイバーグラスを使用しているため、より近未来観を演出することが出来ます。
個性的、かつプライベート空間をしっかりと確保したい人におすすめです。
MONTAGNE. CH-17 カーボン製 ボールチェア
オーソドックスなくりぬきタイプのボールチェアでは無い、独創的なデザインとなっています。
光沢あるコーティングがされたカーボン素材は強度にも優れているため傷みにくく、長く愛用できる商品です。
通常のボールチェアよりも小さく軽量で、配置換えしやすいのもメリットとなっています。
限定生産でこだわりの椅子となるでしょう。
ボールチェアについてのまとめ
- ボールチェアは1966年、エーロ・アールニオによって発表された独創的なデザインの、世界的に名作と評される椅子です。
- 現在は「ADELTA」というメーカーのみが正規復刻版を造り、その他はすべてリプロダクト品とされています。
- ボールチェアの価格は10万円前後から100万円以上まで幅広く、大きさもある椅子のため、目的や部屋のサイズを調べて選ぶことが重要です。