この記事では浴衣に合わせる扇子について、素材や特徴、おすすめの品を解説します。
扇子は、浴衣スタイルをより際立たせるために効果的なワンポイントアイテムです。
扇子の素材や骨組み、サイズは様々あるため、浴衣のテイストに合わせて選ぶことが大切です。
この記事を読むことで、自身の浴衣スタイルに合う扇子を選ぶことができます。
扇子は浴衣スタイルのワンポイントアイテム
お祭や花火大会などの季節には、浴衣姿だけでも日本の風情を感じるものです。
浴衣だけではなく帯や下駄なども、浴衣姿を印象付けるアイテムでしょう。
中でも扇子は、手に持っているだけで浴衣の印象が変わり、帯に指しても粋に見えます。
扇子で風を送って涼をとるという実用的な部分もありますが、浴衣スタイルをさらに際立たせたい方におすすめのアイテムです。
浴衣におすすめ扇子の選び方
素材で選ぶ
扇子の素材は紙製と布製が一般的で、多くの種類があります。
それぞれには、機能性や見た目の特徴などにも違いがあるため、自身の浴衣とのコーディネートを考慮して選ぶと良いでしょう。
- 紙製
紙製の扇子は、先端まで骨組みがないため、あおぐ時にしなりが生まれて軽い動きでも強い風を起こすことが出来ます。
骨組みが見えないため、裏表どちらから見ても綺麗に見える事も特徴です。
布製に比べて折り目がはっきりしていますが、どちらの見栄えが良いかは好みによるでしょう。
注意点として、紙製であるため耐久性が布に比べると低くなり、保管には気を使う必要があります。
紙製の扇子は普通の紙に印刷された安価なものから、高級な和紙に由緒ある染め方をした高級な扇子など、値段の幅が広いのも魅力です。 - 布製
布製の扇子は、見た目に高級感があり、デザインが豊富にあるため、浴衣に合わせた扇子を選びやすいという特徴があります。
裏面は骨組みが見えてしまう構造のため、使う時には裏表を確認する必要がありますが、その所作が返って粋に見えるという人も少なくありません。
布の素材には、絹や綿、ポリエステルなどが使われています。それぞれで質感が違うため、浴衣の雰囲気と併せて選ぶことが大切です。
骨組みで選ぶ
扇子は骨組みの素材や本数に種類があり、それぞれで特徴や値段が違います。
扇子の骨組みで一般的なのは竹製です。他にステンレスやプラスチック、アクリル製などがあります。
プラスチックやアクリル製は、値段も安価で扱いやすいですが、浴衣に合わせた時の見た目が少し物足りなく感じる場合があります。
竹製は少し値段が上がりますが、見た目の良さや、あおいだ時のしなりなどが良いのが特徴です。
骨組みの色によっても、全体の印象は変わるため、選ぶ時には注意しておくとよいでしょう。
基本的に、骨組みの本数は多くなるほど値段も高くなります。また、扇子を閉じた時の大きさや形にも影響します。
サイズを確認して選ぶ
扇子のサイズを選ぶ時は、女性用で開いた時の高さが「6.5寸」または「7寸」、男性用は「7寸以上」がおすすめです。
6.5寸は、約19.5cmで、7寸は約21.0cmです。
多くの場合、女性用の扇子として販売されているものは6寸半が多く、7寸だと男女兼用である場合が多くなります。
扇子は、使う時も帯にしまう時も、浴衣を着た時のスタイルとのバランスを考慮してサイズを選ぶことが大切です。
浴衣のテイストに合せて柄や色を選ぶ
扇子を選ぶ時には、扇子だけが浮きすぎてしまわないように、浴衣のテイストに合わせて柄や色を選ぶとよいでしょう。
扇子は浴衣スタイルをより際立たせるためのアイテムと考え、扇子だけが目立ってしまわないように浴衣のテイストで選ぶことが大切です。
鮮やかな柄と色を使った舞扇子や仕舞扇などは、日本舞踊や能楽など表現に使われる扇子です。
扇子をメインで考えるというよりも、浴衣のスタイルや雰囲気をより際立たせるという観点で選ぶと良いでしょう。
レディース用でおすすめの扇子
京扇子-朝顔はどんな浴衣にも合わせやすい
京扇子-朝顔は、あさがおの柄が爽やかな印象を与える扇子です。
どのような浴衣にも合わせやすいデザインが魅力でしょう。
布製で、竹の骨組みの扇子であり、サイズは約6.5寸(19.5cm)です。
扇子・喜美は涼しげな透明感が魅力
扇子・喜美は、涼しげな透明感があふれる花柄が、浴衣姿を際立たせる扇子です。
控えめな色とデザインが、さらに浴衣の魅力を引き出してくれます。
麻製で竹の骨組みの扇子です。サイズは約7寸(21cm)ほどです。
会津木綿・扇子は優雅な模様が特徴
会津木綿・扇子は、会津地方で古くから庶民に親しまれていた会津木綿を使った扇子です。
素朴ながらも、優雅な模様が特徴であり、木綿製で竹の骨組みの6.8寸(20.5cm)の扇子です。
くずし涼文様 市松はシックなデザインが魅力
くずし涼文様 市松は、シックなデザインが少し大人な雰囲気を演出してくれる扇子です。
落ち着いた色をしているため、明るめの浴衣に合わせるのもよいでしょう。
綿製で竹の骨組みによって作られており、サイズは約7寸(21cm)の品です。
わがみ小路は柔らかい風合いが魅力
わがみ小路は、和紙の柔らかい風合いと、扇骨の彫り文様が楽しい貼り扇子です。
ポップなデザインであるため、可愛らしい雰囲気を演出したい時によいでしょう。
和紙製で竹の骨組みを使っており、サイズは約7寸(21cm)の品です。
メンズ用のおすすめ扇子の紹介
Cuffsmania ジオメトリック扇子は柄がおしゃれな扇子
メンズ ジオメトリック扇子は、正方形を組み合わせた柄がおしゃれな扇子です。
デザインがシンプルであるため、浴衣を着ているとき以外の普段使いにもおしゃれに使えます。
ポリエステル製で竹の骨組みをしており。サイズは約7.3寸(22cm)の品です。
シルクペンテックス扇子は和柄のデザインが魅力
シルクペンテックス扇子は、竹の骨組みにあしらわれた、和柄のデザインがシックな印象を与える扇子です。
色と柄の入り方が3種類あるため、浴衣やお好み合わせて選ぶと良いでしょう。
シルク製で竹の骨組みを使っています。サイズは約7.3寸(22cm)の品です。
シルク扇子 hotfuguは高級感と透け感が魅力
シルク扇子 hotfuguは、見た目の高級感とシルクのすけ感が落ち着いた印象を与える扇子です。
シンプルな無地のデザインであるため、どのような浴衣にも合わせることが出来ます。
シルク製で竹の骨組みを採用しており、サイズは約7.3寸(22cm)の品です。
長生堂 高級和紙 扇子は和紙の質感が魅力
高級和紙 扇子は、和紙の質感の趣きが男性らしい印象を際立たせてくれる扇子です。
職人が手がけた和紙の仕上がりが、さらに高級感を出してくれます。
和紙製で竹の骨組みを使っており、サイズは約7.3寸(22cm)の品です。
KUUQA和風扇子はどんな浴衣にも合わせやすい
KUUQA和風扇子は、清涼感あふれる、控えめ且つ大胆なデザインが、浴衣に合う扇子です。
シックなデザインであるため、どのような浴衣にも合わせやすいことも魅力でしょう。
麻製で竹の骨組みを使った、約7.3寸(22cm)の扇子です。
浴衣を際立たせる扇子についてのまとめ
- 扇子は、浴衣スタイルをより際立たせるアイテムです。
- 扇子の素材には紙製と布製があります。
- 扇子の骨組みで一般的なのは竹製です。
- 扇子のサイズは女性用で「6寸半」または「7寸」、男性用は「7寸以上」にすると良いでしょう。
- 扇子だけが目立ってしまわないように、浴衣のテイストで柄や色をコーディネートするとよいでしょう。