加筆修正箇所
・おすすめのプリンターを2020年5月29日の情報に更新いたしました。
・エコタンクプリンターとはなにかの項目を追記いたしました。
・エコタンクプリンターのおすすめの項目を追記いたしました。
ここでは、プリンターのランニングコストについて解説していきます。
仕事やプライベートなどで、写真や文書を印刷したいときに活躍するのがプリンターです。
家電量販店には、色んなメーカーのプリンターが並んでいます。
プリンターを購入する際に、機能面や価格を確認する人は多いですが、意外と見落としがちなのがランニングコストです。
安いプリンターを購入したのに、インク代が高くて結果的に損をしてしまったという人は少なくありません。
便利なプリンターを上手に活用するためには、ランニングコストをしっかり確認することが大切です。
この記事を読むことで、プリンターの維持費を踏まえて自分に合ったプリンター購入の検討ができます。
目次
古いプリンター購入の際はインクの種類に注意点
プリンターを購入する際に、本体の価格が真っ先に目に付くという人は少なくありません。
プリンターにこだわりがない人は、本体の安さが魅力的に映るでしょう。
しかし、安いプリンターは本体モデルが古いことも珍しくありません。
本体モデルが古いものは、最新モデルと比べるとインク交換の際のコストが高めの物が多いため注意が必要です。
ランニングコストの大半はインク代であるため、インク交換代にいくらかかるかはしっかり見ておく必要があります。
めったにプリンターを使わない人以外は、ランニングコストを考えて、なるべく古いプリンターは避ける事が大切です。
プリンターの種類とランニングコストの関係
以下では、プリンターの種類と共に、ランニングコストを解説します。
プリンターのランニングコストを考えるうえで、プリンターの種類も知っておくと、購入する際に自分に合ったものを選びやすくなります。
インクジェットプリンターは使用頻度が低いなら安い
インクジェットプリンターは、用紙にインクを付着させ、絵や文字を描く方式のプリンターです。
発色が良いため、イラストや写真など、一般的な文書よりも色が多いものを印刷する際に力を発揮します。
小型で使いやすいものが多数あるため、家庭では一般的なプリンターの一つでしょう。
本体価格が安いため、購入しやすいのもメリットです。
しかし、インクジェットプリンターはインク代がかかりやすく、印刷時間もかかるため、高い頻度で使う場合はおすすめできません。
インクジェットプリンターを使った一般的な1枚の印刷コストは、約6円ほどです。
印刷コストを踏まえて購入する際は、本体とインクカートリッジ代を必ずチェックすることが大切です。
レーザープリンターは使う頻度が高いと安い
レーザープリンターは、樹脂の粉(トナーパウダー)を熱で溶かして紙に印刷を行う方式のプリンターです。
本体価格が高く、オフィスなどでよく使用されていましたが、最近では家庭用のモデルもたくさん販売されています。
インクジェットプリンターより大量印刷が可能で、1枚あたりの印刷コストは約3円程で済みます。
本体価格はお高めですが、大量印刷をすることで、長期的に使うほどランニングコストも安く抑えることが可能です。
また、レーザープリンターにはトナーと呼ばれるインクカートリッジがあります。
トナーは、他のプリンターインクに比べて高価ですが、1つあれば大量に印刷することが可能です。
しかし、トナーを紙に写すための消耗品である「ドラム」の交換が必要になるため、ドラムの交換費用もしっかり確認する必要があります。
また、レーザープリンターには、モノクロレーザーとカラーレーザーがあるため、用途に合わせて購入するとよいでしょう。
解像度は、基本的にインクジェットプリンターに劣りますが、長期的・大量に印刷する場合は、レーザープリンターの方がランニングコストは安いです。
使用頻度が低い場合、インクは性質上、ずっと使わないままだと乾燥して固まってしまうこともあるため、定期的に使用する必要がある事に注意が必要です。
ヘッド一体型の印刷はインクコストに難がある
ヘッド一体型のカートリッジは、3色または4色のカラーが1つになっているカートリッジと、黒1色のカートリッジの2つを組み合わせてプリンターにセットするタイプです。
ヘッド一体型は基本的に価格が安いプリンターに採用されやすく、機械が苦手な人でも簡単に交換ができるという特徴があります。
デメリットには、カラーカートリッジの中の一色がなくなると他の色が残ったままでも使用不可になる事があげられます。
一色なくなっただけで全てを交換する必要があるため、本体価格以上にお金がかかることもあるでしょう。
大量に印刷する人や、同系色の色の印刷をする機会が多い人は、一体型のカートリッジだとコスパが悪いため注意が必須です。
インクカートリッジ独立型はランニングコストがよい
インクカートリッジ独立型は、カラーカートリッジが一色ずつ分かれている事が特徴です。
カートリッジを交換する際は1つだけで済むため、印刷物が多い人や、同系色の印刷をする事が多い人におすすめです。
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おすすめのプリンターのメーカー
Canonは印刷物が色鮮やかで綺麗
Canonのプリンターは、ハイブリッドインクを採用しているため、印刷物が色鮮やかで綺麗な仕上がりになるのが特徴です。
Canonはデジタルカメラ市場で世界最大のメーカーで、プリンターの分野でも、国内シェア1位の座に輝いている大手企業でもあります。
プリンターのモデルで有名なのはピクサスです。
EPSONはコスパがよい
EPSONは、カラリオのシリーズで有名なメーカーです。
キャノンとともに、プリンターの国内シェアの二大巨頭として君臨しているため知っている人も多いでしょう。
写真に特化しているモデルが多く、印刷コストを抑えることができるエコタンクを搭載したモデルが有名です。
おすすめのプリンター
CANON TR703はコンパクトな単機能インクジェットプリンター
CANON TR703は、コンパクトな単機能インクジェットプリンターです。
インクにはシアン、マゼンダ、イエローの3色を搭載でき、黒のインクには、文字の印刷に適した「顔料インク」と、写真印刷に適した「染料インク」が搭載されています。
黒の2種類は印刷するものに合わせて自動で使い分けてくれるため、自分で設定する必要はありません。
印刷用紙は前面と背面から給紙できるため、よく使う普通紙は前面から、写真・はがきなどの小さな紙は、背面から給紙することができます。
EPSON PX-S06Wはコードレスでも使用可能
EPSON PX-S06Wは、バッテリーが内蔵されているため、コードレスでも使用可能なモバイルプリンターです。
USB充電にも対応しているため、PCやモバイルバッテリーを使って給電する事ができます。
インクには耐水性に優れた4色の顔料インクが搭載されており、濡れてもにじみにくい印刷をすることができます。
また、「カラーユニバーサルプリント機能」を使えば視認性のよい色で印刷できるのもポイントです。
EPSON カラリオプリンター EW-452A
EPSON カラリオプリンター EW-452Aは、使い勝手のよい機能が豊富な、EPSONのエントリーモデルです。
EPSON独自のMSDT(マルチサイズドットテクノロジー)により、印刷データに応じてインクの大・中・小のドットを打ち分け、高速で高画質なプリントを行うことができます。
免許証や保険証をコピーする際は、「IDカードコピー機能」を使えば、両面を1枚の用紙に並べて印刷できるのが便利です。
また、本体はスマホに接続でき、スマホから簡単に撮った写真をプリントできるのは便利でしょう。
エコタンクプリンターとはなにか
エコタンクプリンターとは、コンセプトに「消耗品の交換不要」や「低ランニングコスト」をあげたEPSONのプリンターのことです。
2016年からEPSONが販売を開始し、現在ではCANONやBrotherも同じコンセプトの商品をラインナップしています。
インクは「カートリッジ交換」を必要としていない事が特徴です。
インク用の大容量タンクを搭載しているため交換の頻度が少なく、インクが無くなれば、タンクへインクを流し込むだけで補充できます。
インクはカートリッジ方式と比べて半分程度の価格で購入できるため(EPSON製のインク内比較)、他の種類のプリンターよりも一枚当たりの印刷代を安く済ませることができます。
エコタンクプリンターのおすすめ
EPSON EW-M752Tはインクコストが低い「エコタンク」搭載
EPSON EW-M752Tは、インクコストを低く抑えた「エコタンク」搭載モデルです。
印刷コストは、A4カラー1枚あたり約0.9円、モノクロは約0.4円という低さを実現しています。
大容量のインク用タンクを収めながらも、幅390×奥行き339×高さ166mmというコンパクトなボディを実現しているため、大きな設置スペースを用意する必要はありません。
インクには染料カラーインク3色に顔料・染料の2種類のブラックインクを加えた5色インクを採用しており、写真も文書もキレイに印刷可能です。
プリンターのランニングコストについてのまとめ
- 古いプリンターを購入する際は、インク代に注意が必要です。
- インクジェットプリンターとレーザープリンターなら、レーザープリンターのほうが大量印刷に向いておりランニングコストも安い傾向です。
- ヘッド一体型か、インクカートリッジ独立型かも確認が必要です。また、色数も見ることが大切です。
- おすすめのメーカーは、CanonやEPSONです。