仕事、私生活の中で欠かせない存在とも言えるのがパソコンやスマホです。
知りたいことをすぐに表示してくれる・健康管理ができる・音楽などを視聴できるなど様々な便利な機能があります。しかし、メリットばかりではありません。
パソコンやスマホを使い続けていると、眼精疲労などの悪影響があります。目が疲れやすくなる原因は、「ブルーライト」です。
ブルーライトに対してしっかりとした対策をとらないと、生活にも支障がでる可能性が高くなります。そこで今回は、ブルーライトについて焦点を当てて解説していきます。
目次
そもそもブルーライトとはなにか
そもそもブルーライトとは一体何なのか?と疑問を持っている人も少なくありません。この章では、ブルーライトとはそもそもどんなものかを説明します。
1つ注意する点として、ブルーライトと言う名称なので誤解されがちですが青く見える光=ブルーライトになるわけではありません。白色光と呼ばれる太陽や蛍光灯の光にも含まれているものとなります。
ブルーライトは、簡単に言うと紫外線に限りなく近く波長がとても短いです。また、紫外線に近い性質を持っているため、エネルギーが非常に強い光となっています。
波長が短い光は、波長が長い光に比べて粒子にぶつかりやすいので周りに拡散しやすいです。特にスマホ・パソコンは至近距離で画面を見ることが多いため、紫外線に近い強い光を間近で浴び続けます。
ですから、長時間スマホやパソコンなどをしていると必然的に身体に負担がかかると言うことです。
ブルーライトの悪影響
ブルーライトが及ぼす影響について紹介します。よく言われているのが、目の疲れと睡眠障害です。
スマホやパソコンを寝る前にすると眠れなくなったり目が疲れやすくなったりするなど、悪影響があります。
ブルーライトは目の疲れを起こす
ブルーライトは、他の色の光と比較すると波長が短く散乱しやすいです。
パソコン、スマホを長時間使っていると目がちかちかしたり視界がぼやけたりすることがありますが、その原因はブルーライトの強い光と言えます。
また、紫外線に近い性質を持つ強い光なので他の色の光に比べて、網膜がダメージを受けやすい・瞳孔を収縮するために目の筋肉が酷使されるなどの影響が出やすくなっています。
それに伴い、眼精疲労・首や肩の凝りが症状として現れることもあります。
他にも涙を減らす作用があるため、ブルーライトを浴び続けているとドライアイにもなりがちです。つまり、目に大きな負担があると言うことになります。
ですから、スマホやパソコンを長時間し続けない・定期的に目を休める・瞬きを意識的にすることが大切です。
ブルーライトは睡眠を阻害する
睡眠は、疲れをしっかり取るために欠かせません。しかし、ブルーライトの影響で睡眠障害が出る場合があります。ブルーライトは、太陽の光=紫外線に限りなく近い性質です。
波長が似ているから、夜に浴びてしまうことで脳が朝と勘違いをしてしまい睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を抑制します。
朝日を浴びると目が覚めることがありますが、夜に目が覚めてしまうと疲れを次の日に持ち越してしまう可能性が高いです。通常、メラトニンは就寝の3~6時間前から増えるため自然と眠気を誘います。
ただし寝る直前までスマホを使い続けると、朝の起床時でもメラトニンが分泌され続けるので疲れが取れていない感覚に襲われやすいです。
また、ブルーライトは体内の生活リズムに悪影響を及ぼしてしまうことが1980年代の研究でも証明されています。
規則正しい生活をするためには、寝る直前はスマホなどを使わないと決めておかないと体内時計の乱れが起きてしまい身体に不調が出てしまうと言うことです。
ブルーライト対策の方法
ブルーライトの影響を少しでも軽くしたい!と言う人に、ブルーライトの対策を紹介します。
ブルーライトの対策としては、主に「PC用眼鏡(ブルーライト対策眼鏡)を使う」「ブルーライト対策用フィルムを貼る」「スマホ・パソコンの明るさを下げる」があります。
対策①:PC用眼鏡を使う
PC用眼鏡を使うことにより、ブルーライトをカットする効果が期待できます。また、仕事などで長時間パソコンを使う人は目が疲れにくくなるなどのメリットもあるためおすすめです。
使うだけでブルーライトが簡単にカットできます。
対策②:ブルーライト対策用フィルムを貼る
眼鏡を使い慣れている人は、PC用眼鏡を長時間かけていても違和感は少ないですが中には普段は裸眼だから違和感が大きい…という人もいます。
そんな人には、ブルーライト対策用フィルムがおすすめです。
スマホやパソコンに貼るだけでブルーライトをカットできるので、眼鏡に慣れていない人もすぐにブルーライト対策ができます。この方法も簡単なので、長時間スマホなどを使う人ほど効果が出やすいです。
ブルーライトとはなにか ブルーライトカットのついたモデルを解説
対策③:スマホ・パソコンの明るさを下げる
PC用眼鏡もブルーライト対策用のフィルムも持っていない人でも簡単にブルーライトをカットする方法があります。それは、スマホとパソコンの明るさを下げることです。
ブルーライト対策用フィルムやPC用眼鏡ほど大きな効果はありませんが、目の負担を軽くすることができます。
他にも、疲れ目になってしまった場合の対処として「目を閉じた後、目の周囲に42℃のシャワーを当てる」と言う方法も存在しています。
ブルーライトの対策をしていても疲れ目になることはありますので、42℃のシャワーを目の周囲に当てると解消されると言われています。
ブルーライトについてのまとめ
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- ブルーライトとは、最も紫外線に近い光で波長が短く散乱しやすい性質を持っているエネルギーが強い光です。
- 紫外線に近い光を至近距離で浴び続けることにより、眼精疲労や体内時計が乱れるなどの悪影響が出やすくなります。
- ブルーライト対策として有効だと言われているのが、「PC用眼鏡を使う」「ブルーライト対策用フィルムを貼る」「スマホやパソコンの明るさを下げるように調整する」ことです。
- ブルーライトによって疲れ目になった場合は、「目を閉じた後、目の周りに42℃のシャワーを当てて温める」ことで疲れ目を解消させる方法として効果的だと言われています。