長かった受験地獄をようやく突破し、大学進学が決まった新入生の皆さんは、新生活に期待と不安を抱きながらも、入学や転居の手続きに慌ただしい日々を過ごしているでしょう。

大学生になりたての時期は、ただでさえ出費が多いだけに、無駄な支出はなるべく避けたいところですが、学業にかかわる必需品を省くわけにはいきません。

ほとんどの大学には共用パソコンもありますが、利用するにあたっては制約も多く、レポート作成や履修登録などには自分用のモバイルパソコンは必需品でしょう。

ここでは大学生のパソコン選びのポイントを解説します。

大学生のノートパソコン選びのポイント

大学生向けのノートパソコンを選ぶポイントには、サイズや重量、バッテリー、パソコンのスペック(性能)などがあげられます。

ここでは上記の4つのポイントを中心に解説します。

大学生のノートパソコン選び方:サイズ

ノートパソコンの外形サイズはモニターとキーボードのサイズに関係します。視認性や使い勝手を考えれば、モニターもキーボードも大きいに超したことはありません。

15インチ以上のクラスになると、キーボードに独立したテンキーがつくため、数値入力が多い理系学部の人におすすめです。

15インチ以上のノートパソコンは売れ筋でもあり価格も手頃ですが、重量は2kgを超えるため、モバイルよりもデスクトップパソコンの代用としての需要が高く、持ち運びには適していません。

使い勝手と重さのバランスは13〜14インチクラスがベストでしょう。

大学生のノートパソコン選び方:重量

ノートパソコンを通学で毎日のように持ち運ぶ場合に、重量は軽いに超したことはありません。

現代では13インチクラスで1kgを切るモデルも増えていますが、超軽量モデルは価格が高く、簡単に買えるものではありません。

なるべくショップで実物を手にとって、ご自分で許容できるサイズと重さを確認してみるのがよいでしょう。

大学生のノートパソコン選び方:バッテリー

ノートパソコンを大学で沢山使いたい方は、バッテリーの駆動時間をチェックすることが大切です。

教室で電源を確保できればバッテリーの心配は不要ですが、ノートパソコンの付属ACアダプターは大きなものもあります。

バッテリーの駆動時間とACアダプターのサイズを合わせてチェックすることがおすすめです。

大学生のノートパソコン選び方:CPU

CPUはパソコンの頭脳です。現代の主流はインテルCoreシリーズのi3、i5、i7で、Coreシリーズは末尾の数字が大きいほど高性能で高価です。

インテルには他にも廉価版のCerelon(セレロン)がありますが、性能はCoreシリーズよりも大きく劣ります。

しかし、動画や音楽の編集といった高負荷のタスクを実行しない場合、Celeronモデルのパフォーマンスでも十分ですが、基本性能は高くないため、ウイルスチェックソフトを併用するだけで処理速度が遅くなることもあります。

インテル以外では、AMDのRyzen(ライゼン) Mobileプロセッサーがコスパの高さで注目されています。

大学生のノートパソコン選び方:メモリー

メモリーの容量は最低でも4GB、できれば8GBはほしい点でしょう。

4GBでも支障はありませんが、インターネットブラウザで多くのタブを開いたり、複数のアプリを同時並行で起動したりすると、動作がやけに重くなったり、一時的に止まってしまうことがあります。

大学生のノートパソコン選び方:HDD

パソコンの記憶中枢といえるHDDですが、最近はノートパソコンでも起動ドライブにSSD(ソリッドステートドライブ)を採用したモデルが増えています。

SSDは動作が高速でノイズがなく、物理的な衝撃に強い、といったメリットがあります。

デメリットは容量が小さいことですが、大型のノートパソコンでは、サブドライブに大容量のHDDを搭載しているモデルも数多くあります。

OSごとの特徴

OSとは「オペレーティングシステム(Operating System)」の略称で、コンピューターの動作全体の制御や管理を行う根幹のソフトウェアです。

パソコン用のOSは事実上、Microsoft社のWindowsと、Apple社のMacOSの二択になります

MacOSはクリエイターにおすすめ

MacOSはApple社が製造するMac(Macintosh)シリーズ専用のOSです。

MacOSはハードとソフトを同一メーカーで開発製造しているため、ハードとソフトの親和性の高さと操作性の良さに定評があります。iPhoneやiPadとの連携も、同一メーカーだけに容易です。

MacOSはパソコンのシェアではWindowsに及びませんが、音楽や映像制作の分野に強く、Unix系のOSであるため、プログラミングのツールとしても適しています。

芸術やプログラミング関係の学部学科では、Apple社のパソコンが指定または推薦される場合があります。

プログラミングに適したノートパソコンの選び方とおすすめ商品!

Windowsは凡庸性が高い

WindowsはMiceosoft社が開発したパソコン用の汎用OSです。MacOSとの最大の違いは、数多くのパソコンメーカーに採用されていることです。

パソコン市場におけるWindowsのシェアはいまや9割に達しています。

普及率が高いために競争優位性が高く、価格はもちろん、対応ソフトやハードの数でもMacOSを圧倒しています。
大学がMac系のパソコンを指定していなければ、Windowsパソコンを選ぶのが良いでしょう。

大学生がノートパソコンに使う料金の相場

大学生が購入するノートパソコンの価格は、大学や学部学科によりけりですが、標準的な相場は10万円前後と考えて良いでしょう。

ノートパソコンのスペックについていえば、セール価格で5万円クラスが、最低限ギリギリ使うことのできるレベルです。

レポートや資料作成程度であれば問題なくこなせますが、複数のアプリを同時並行で使用するのは難しいでしょう。

スペックにもっと余裕があって、学生生活に必要なOfficeソフトが付属しているモデルであれば、10万円程度の支出が必要になります。

10万円を超えると日本製のハイエンドモデルや、超軽量モデルが射程圏に入ってきます。学生サポートセンターや大学生協などのおすすめモデルも、10万円クラスが中心です。

パソコンのトラブルに自力で対処できるスキルのない方は、多少高価でも学生センターで購入すると安心です。

種類別大学生向けのおすすめノートPC

お手頃な価格のハイスペックノートパソコン3選

Lenovo(レノボ) ideapad 330S

LenovoのIdeapad 330sシリーズは数多くのバリエーションをもつWindowsノートパソコンです。

ここで解説するモデルは第8世代のCorei7クッドコアCPUと、視野角が広いIPS液晶を搭載したハイスペックな14インチモデルです。光学ドライブを非搭載とすることで、重さを1.49kgにおさえました。

メモリーは8GB、起動ドライブは256GBのSSD、学生生活に不可欠なMicrosoft Office365Solo(最新 1年版)もついています。

Dell Inspiron 13 5370

Inspiron 13 5370はCPUにcore iシリーズを採用したハイスペックなノートパソコンです。

OSはWindows10、ディスプレイは13.3インチのフルハイビジョンとなっています。CPUやその他の仕様は予算に応じて選択可能です。

Apple MacBook Air

Apple MacBook AirはMacOSとIntel Core i5デュアルコアプロセッサを搭載した13.3インチのハイスペックノートです。
MacOSモデルをご希望の方におすすめです。

外出の際便利な軽量で長時間バッテリーのノートPC3選

富士通 ノートパソコン FMV LIFEBOOK UHシリーズ WU2/C3

LIFEBOOK WU2/C3は Windows 10 Home搭載の13.3型ワイド液晶モデルです。

CPUはCore i5、メインメモリーは8GB、起動ドライブは256GBのSSDという構成で、オフィスソフトはOffice Home とBusiness 2016を添付しています。

NEC LAVIE Note Mobile PC-NM550MAW

PC-NM550MAWは現役大学生の要望を取り入れた学生向けのWindows10ノートパソコンです。

女子大生でも持ち運びやすいように重量を912 gに抑え、ファンレス設計により図書館で気兼ねなく使える静音性を確保しています。

拡張性もプレゼンに必要なHDMIポートやUSB、SDカードスロットと充実しています。CPUはIntelのCore i5、メモリーは8GB。マイクロソフトOfficeも添付しています。

Apple MacBook

Mac派には見逃せないスタイリッシュな超軽量ノートパソコンがMacBookです。薄さわずか13.1mm、重量も920gにおさえられています。

12インチの液晶ディスプレイはiPhoneで定評あるRetinaディスプレイで、解像度は2304×1440の圧倒的な高精細を実現。
CPUは1.2GHzデュアルコアのCore m3を搭載しています。

高い性能を持つ2 in 1 PC3選

「2 in 1 PC」とはキーボードを完全に裏返すか、取り外すことで、タッチパネル式のタブレットパソコンとしても利用できるモバイルパソコンのことです。

ここではキーボードを外せるセパレートタイプを3機種ご紹介します。

Microsoft Surface Pro 6

WindowsでおなじみのMicrosoft・Surfaceシリーズは、カバー兼用のキーボードを装着することでノートパソコンとしても使用できる「2 in 1」タイプのタブレットです。

ディスプレイは12.3インチ、CPUはCore i5を搭載しています。

Microsoft Surface Book 2

サーフェスブック2は「2 in 1」タイプで最もパワフルなノートパソコンです。

ディスプレイは15インチで解像度3240 x 2160のPixelSense液晶ディスプレイ。CPUはCorei7を搭載、メモリーは16GB、ストレージは1TBと余裕があります。ソフトはOffice Premiumを搭載しています。

東芝 dynabook DZ83

dynabookのDZ83シリーズは第8世代のCorei7を搭載したハイスペックな「2 in 1」タイプのコンバーチブルパソコンです。
タブレットとしても最強クラスの性能を誇っています。

大学におすすめのノートパソコンについてのまとめ

  • 大学に入学すると、学生生活のさまざまなシーンでノートパソコンが必要になります。
  • ノートパソコンのOSはWindowsとMacOSに大別できます。
  • 大学センター推薦のノートパソコンは高価ですが、サポート体制は充実しています。